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「エネルギー分野では友好的であるべき」5月29日 4時11分
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ロシアは、ウクライナに対して天然ガスの供給停止を警告してきましたが、プーチン大統領は、28日、「エネルギー分野でのウクライナとの関係は友好的であるべきだ」と述べ、譲歩する姿勢を見せました。
ロシアは、ウクライナが天然ガスの代金を滞納しているとして、新たに前払い制度を導入し、今月中に滞納分と来月分の前払い代金が支払われなければ、供給を停止すると警告しています。
こうしたなか、プーチン大統領は、28日の閣議で、ノバクエネルギー相から、EU=ヨーロッパ連合から示された提案について報告を受けました。
この提案は、ウクライナが今月末から来月初めまでの間に25億ドルを段階的に支払う代わりに、ロシアはガス価格の交渉などを継続するという内容です。
報告を受けたプーチン大統領は、「エネルギー分野におけるウクライナとの関係は友好的であるべきだ」と述べ、EUの提案に基づいて支払いが行われれば、前払い制度の取りやめや値下げの交渉に応じるよう指示しました。
ウクライナでは、大統領選挙のあとも東部で親ロシア派の武装集団と軍との間で戦闘が続いており、欧米は、ロシアが介入していると批判を強めています。
プーチン大統領としては、天然ガスを巡るEUの提案に応じ、ウクライナ情勢の安定のために譲歩する姿勢を示すことで、こうした批判を避けるねらいがあるとみられます。
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