バングラデシュ首相:日の丸参考に国旗…親日アピール

毎日新聞 2014年05月27日 19時16分(最終更新 05月27日 21時10分)

早稲田大学で講演したバングラデシュのシェイク・ハシナ首相=2014年5月27日午前11時11分、清水憲司撮影
早稲田大学で講演したバングラデシュのシェイク・ハシナ首相=2014年5月27日午前11時11分、清水憲司撮影

 来日中のバングラデシュのシェイク・ハシナ首相は27日、東京都内の早稲田大学で講演し、父親で初代大統領などを務めたラーマン氏が、独立に伴う1972年の国旗制定時に「日本に魅せられ、日の丸のデザインを取り入れた」と述べて日本への親近感をアピールした。

 バングラデシュ国旗は日の丸とほぼ同じ柄で、豊かな自然を表す緑の地に、独立のために流した血を示す赤い丸が描かれている。ラーマン氏は「農業国だった日本が工業国に発展したように、バングラデシュも将来は工業国になるべきだ」と話していたという。

 日本とのつながりを強調したハシナ氏は「貧困削減や経済発展には教育が不可欠。日本の援助は喜ばしい」と述べ、友好と経済協力を呼びかけた。【清水憲司】

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