白石昌幸
2014年5月28日03時00分
「君死にたまふことなかれ」。この有名な反戦詩を書いた堺出身の歌人・与謝野晶子(1878~1942)を顕彰する「晶子フォーラム2014」が31日、堺市で開催される。詩が書かれて110年を記念し、晶子研究の第一人者らが最新の研究成果を披露するほか、詩の朗読や合唱などもある。
晶子と親交のあった石川啄木を研究する「国際啄木学会2014年堺大会」と同時開催で、与謝野晶子倶楽部(難波利三会長)と国際啄木学会の主催。
晶子は堺の老舗和菓子屋に生まれた。夫・与謝野鉄幹への愛の歌をつづった第1歌集「みだれ髪」(1901年)、日露戦争に従軍した弟を思う反戦詩「君死にたまふこと勿(なか)れ」(1904年)などを相次いで発表するなど、近代日本を代表する歌人の一人だ。
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