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 大阪市議会は27日の本会議で、大阪維新の会から提出された議員定数を86から77に減らす条例改正案を、賛成少数で否決した。野党会派は「維新のパフォーマンスだ」などとして反対に回っていた。

 大阪維新の会は、人口の少ない選挙区が定数を上回る「逆転現象」の是正と、一票の格差の解消を狙い、西成区や大正区などの定数を2~1ずつ減らす改正案を提出。本会議で「議会も身を切るべきだ」と訴えた。これに対し、野党会派は来春の統一地方選まで1年を切った時期での突然の提案に反発していた。(井上裕一)