基準超のトリチウム検出 第1原発の地下水バイパス東京電力は27日、福島第1原発で建屋に流入する前の地下水をくみ上げて海に放出する「地下水バイパス計画」で、12本あるくみ上げ用井戸のうち1本の水から東電が定めた基準(1リットル当たり1500ベクレル)を超える1700ベクレルのトリチウムを検出したと発表した。 くみ上げ井戸でこれまで最高値だった1600ベクレルを上回った。 基準値を超えたのは最も南側にある「12番」の井戸で、水は26日に採取した。東電は27日、12番からのくみ上げを停止した。ほかの11本の濃度は基準値を超えていない。東電は一時貯留タンクで濃度が薄まり、基準値を下回るとみている。 【共同通信】
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