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 前書1章. C言語って何?

 このページは「プログラミングって聞いたことあるけど実際なんなの?」という人を対象にしています。

そんなことは知っている!」という人は次の章へどうぞ。



 ご存じない方はお付き合いください。

まず、「コンピュータが解釈出来る言葉と人間が解釈出来る言葉は違う」ということをご存じでしょうか。

例えばゲームを動かしたいからと、人間に分かる言葉でメモ帳に書くと・・・



あら不思議ゲームが動いた!

・・・なんてことあるわけありませんよね。

機械が解釈出来る言葉は「機械語」と呼ばれています。

最終的には「0と1の信号のみ」になります。実行ファイルをバイナリエディタなどで開くと機械語を見ることが出来ます。



これには「画像を動かせ」とか「音を鳴らせ」とか色んなことが機械語で書かれているわけですが
人間にこんな言葉分かるわけがありません

(仕事をしていると逆アセンブラと言ってまさかの機械語を読まないといけないこともあるのですが・・まぁそれはいいでしょう)

人間は機械語を理解することが出来ないし、機械は人間の言葉を理解することが出来ません。



そこで意思疎通をする為には通訳が必要です。



しかしコンピュータが意思を持つことはありませんから、人間の意志を一方的にコンピュータに伝えれば良いわけです。

つまり人間が理解出来る言葉をコンピュータに翻訳出来ればいいわけです。



「人間に分かる言葉」と言っても例えば

「翻訳して」とか「翻訳してよ」とか「翻訳こんにゃくお味噌味」とか

人によって好き勝手な言い方をしていたら対応にキリがありません。

そこで、一定のルールに従った「人間に分かる言葉」である「プログラム」が必要になります。

例えば「もし〜なら」にあたる文章は「if」と書くことになっていますし、

「定義する」にあたる言葉は「define」と書くことになっているなどある規則に従って自分の意思を書き連ねます。

「プログラム」と呼ばれる翻訳機にかけられるルールに従った人間に分かる言葉を、翻訳機にかけることで、「機械語」に変換することができ、

そうすることで機械が解釈できるようになるので、プログラムが実行できるようになるのです。

この「プログラムを機械語に翻訳すること」を「コンパイル」といい、コンパイルするためのソフトウェアのことを「コンパイラ」と言います。

当サイトではマイクロソフトが提供している VisualC++ というソフトを利用します。

VisualC++ の導入方法はうちのサイトでも紹介しています。

現在 VisualC++ 2010 が公開されていますが、2008の方が軽いので、2008をお勧めします



 さて、ここまで紹介しておいて申し訳ないのですが、当サイトはC言語の基礎中の基礎だけは学んだことがある人を対象にしたゲームプログラム解説サイトです。

ですから、C言語の最低限の基礎は理解していないと読んでも理解出来ないかもしれません。

C言語は大変奥の深い言語ですが、ゲーム制作の初歩に必要な知識は最低限で構いません。

C言語入門サイト
はググると沢山出てくるので、好きなサイトで勉強して下さい。

例えばこちらのサイトで言えば7章まで理解出来ていれば十分です。(6章のポインタは難しいので理解しなくても構いません)

C言語を全く知らなかった人は一旦基礎を勉強して来て下さい。

またこのサイトの次の章でお待ちしています。

→分からないことがあれば掲示板で質問して下さい


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