鈴木です。

日常生活からウェブ解析、ウェブマーケティングの事を書いています

MKノーな上司たちと類似した上司 部下が離れていく状態を自ら作る経営者


今日は会社でやるせない気持ちになった鈴木です。

もっとも最近はいつもやるせない気持ちになる事が多いのですが。

さて、昨日書いたエントリーで、MKノーについて書いています。

 

会社をダメにする上司 「MKノー」の口癖とは?(横山 信弘) - 個人 - Yahoo!ニュース
Yahoo!ニュース MKノー
MKノーとそれに類似した上司・経営者について書いてみたいと思います。

 MKノー

MKノーとは、物凄く簡単に説明をすれば、「見たこともない!聞いたこともない!」と言って提案に対して反対する人の事です。見た「MITA」のM、聞いた「KIITA」のKに対してノーだから、MKノーと言うとの事です。

いわゆる官僚主義で、前例が無い事だと、全てにおいて反対をする人の事ですね。

こういう上司や経営者が多いと企業はイノベーションそのものがおかしいものとして、衰退の一途をたどる事になると思います。

もっとも、こういう事を言う上司や経営者ほど、どこかのセミナーで聞きかじってきたイノベーションとかビッグデータとか、そんな言葉を突然使いたがります。

MKノーと同じようなタイプとして、自分の知らない事を話すと切れる上司・経営者もいます。

自分の知らない事を話すと怒る上司

例えば、Eコマースやメディアサイトを運営している専門の会社があったとします。そこの社長が、親会社より出向で来ていたとします。
来たばかりの頃は畑違いの仕事内容のため、意味が通じない事もあるでしょうし、少しはやむを得ない部分もあると思います。しかし、1年ほど過ぎても、話す事を理解してもらえないとしたら、どうでしょうか?

Eコマースやメディアサイトであれば、アクセス解析ツールを入れるのは当然と言える部分があるでしょう。アクセス解析ツールやPV、UU、コンバージョンの言葉の意味ぐらいは当然1年も経てば理解してくれていると思います。

Eコマースやメディアサイトであれば、PVやUU、コンバージョンというのはその会社の事業の成果を表す言葉と言えます。

その成果を表す数字を取得しているのは、アクセス解析ツールです。
自分の会社の成果を表すツールの大まかな事や、言葉の意味を理解していないとすればどうでしょうか?

いや、知らないだけならまだ良いのですが

「意味がわからん!(怒)、アクセス解析ツールってなんだ!(怒)」

と1年以上経過していても、言い出したらどうでしょうか?

他の例を上げると、レストランの経営者が、魚や肉の歩留まりを知らなかったらどうでしょうか?

「何で、豚1頭100Kgを仕入れて、1Kg平均2000円で提供しているのに、90Kg分の売上しか無いんだ!」

と1年経過しているのに怒りだしたらどうでしょうか?

つまり、その会社の重要指標や重要指標を出すためのツールを1年も過ぎて理解していない上司や経営者というのは、どうか?という事です。

もちろん、細かい事は理解していなくても良いとは思いますが、大まかな事柄は理解していないと、会社の経営は成り立たないと思いませんか?

もしくは、経営だけに集中するのであれば、せめて専務クラスに理解出来る人を配置して、社長は経営だけに集中するという方式でもまだ良いでしょう。

小売業にしても、店長が入店客数という言葉の意味を知らないとしたら、どうでしょうか?

ウェブであれば、セッション数が入店客数にあたりますが、店長が

「入店客数って何だ!(怒)意味がわからん!(怒)」

と言い出したら、周りの部下はどう思うでしょうか?

小売、スーパーや百貨店では入店客数の他にレジ通過客数という言葉もほとんどのところで使用しています。
つまり、レジで支払いをしたお客様の人数ですね。
コマースサイトで言えば、コンバージョン数と言えます。

レジ通過客数を計測しているのはPOSシステムです。

「POSシステムって、何だ!(怒)、解るように説明しろ!(怒)」

こんな事を店長に言われたら、さて、どうしますか?

もちろん、POSシステムの細かい事までは理解していなくても、POSシステムにより、何が何個売れて、何人の人がレジを通過したのかという事が解る、という事は理解していないと、困りますよね。

自分が知らない事を恥じずに、逆ギレをする上司や経営者、これも一種のMKノーと言えると思いませんか?

自分は見た事も聞いた事も、学習した事もない、だから知るか!(怒)

MKGノー ですかね(笑)

せめて、本当に解らないのであれば、例え部下にでも真摯に聞く姿勢を持っていれば、良いのですが。

MKノーな上司が業務を遅らせ、会社を悪化させる

こういう上司・経営者がいると、仕事がはかどりません。
説明をするのに、相当な時間がかかります。ここでまず仕事の効率化がはかれません。

そして、当たりの事を言って怒られる状態が続けば、部下は上司から離れて行きます。

結果、肝心な事の報告が無くなっていきます。そして、業績は悪化の一途をたどっていきます。

社内はギスギスした雰囲気にもなっていき、活性化とはほど遠い状態に。

上司・経営者は最低限、会社の重要指標とそれを取得するツールについては大枠を理解しておこう!

大枠を理解していないのに、その会社の経営が出来る訳がありません。
せめて、上司や経営者は自分の会社の重要指標とそれを取得するツールについての大枠を理解しておきましょう。

知らない事は恥ずかしい事ばかりではありません。しかし、知らない事に対してその業界にいるのなら知っていない事に対して逆ギレするのは非常に恥ずかしい事です。

興味が無くても、上司・経営者になったのなら、ある程度は学習をしましょう。

「バカ上司」その傾向と対策 (集英社新書 436B)

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「できる上司」と「ダメ上司」の習慣

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ダメな上司をうまくかわす8つの方法 (Nanaブックス)

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