昨日書いた「企業から記事削除の電話が掛かってきた」件について、旧ライブドア社（現LINE社）じゃないかという予想をされた方々も多数いるけど、旧ライブドア社の名誉のために書いておくと、ライブドア社ではない。ティーカップ社でもインフォバーン社でもない。そもそも私の職務経歴のページはサマリなので、「省略している企業」が沢山ある。私の転職回数はもっと多い。

旧ライブドア社は私が勤めた企業の中でも割と良い思い出が多かった企業だ。社内ブログがあって、みんながブログを持っていて、自由にブログ記事を書けた。執行役員のブログ記事を公然と批判する記事も書けたし、それにみんなが支持する記事を書いたりして、割と自由な雰囲気だった。社内IRC（チャット）でも私の考えたアイディアについて「こんなこと考えたヤツはアホ」とかmalaさんが激しくDisって来たので応酬したり、自由な議論を尊ぶ雰囲気があった。

 

本題に戻ると、私は転職回数が多くて全部の話題を書くと、すごく長くなるので、在職期間が短かった会社は自己紹介で省略している。ガイドサイトのオールアバウト、OpenPNEの手嶋屋、SEOのフルスピード、歯科サイトの日本メディカルネットコミュニケーションズ、社長が詐欺罪で逮捕されたドロップシッピングのリアル、ソーシャルゲーム会社のSynphonie（現enish）、同じくソーシャルゲーム会社のアプリカ…などは在職期間が短かったので、自己紹介では省略している。

 

他もあったかもしれない。転職回数が多くて、もう会社の数や期間はあんまり正確には憶えていない。派遣で出向した丸紅情報システムズや、フリーランス時代に手伝った会社達など、関わった会社は他にも沢山あるし、民主党事務所での運動員、ファミリーマートでの夜勤のバイトや、学習塾の塾講師のバイト、資格学校の講師のバイト、板橋中央総合病院、伊藤忠機種変更センター、歌舞伎町のホストクラブ「ラストチャンス」への体験入店など、細かな部分まで挙げたらキリがない。そういえばTSPインターナショナルやビッグブラザーズシステムなどもあったなぁ…。

 

（グローハーナビ「履歴書の書き方」）

 

「男の顔は履歴書に書いてある」っていう話はよく聞くけれど、自分の履歴書は細切れでまさに「うわぁ…」って感じなのだ。躁鬱病で一時期、精神障害者手帳も支給されていたなどの病気もあるんだろうけど、性格的な部分もあるんだろうな。私は会社のトップダウンを公然と批判して会社で孤立する経験も多いし、よく休んだり遅刻したりして会社の勤怠秩序に常に挑戦し続けたし、長く根気よく頑張るタイプではなかった。大学も中退したし。

 

社長になった現在は、ベンチャー企業にとって最大のリスクは「事業が続けなくなること」よりも、「事業を続けるコアになる人物が退職すること」の方が確率としてデカいことを身を以て気をつけている。まして、参謀本部は社長の私も含め数人のメンへラーが働いているので、その確率は常に意識しないといけないだろう。だからメンへラーや転職回数多めの人や経歴にキズや空白期間がある人にも優しい会社を目指している。

 

「男の顔は履歴書に書いてある」か…。って、たまに自分の過去を振り返ったりする。