＜ＡＫＢ切りつけ＞襲撃のノコギリ「自宅から持参」…容疑者

警察官とともに盛岡地検を出る梅田悟容疑者＝盛岡市で２０１４年５月２７日午後５時３６分、佐々木順一撮影

　アイドルグループＡＫＢ４８のメンバーら３人が岩手県滝沢市であった「握手会」中に男に切りつけられた事件で、殺人未遂容疑で逮捕された青森県十和田市の無職、梅田悟容疑者（２４）が、襲う際に使った折りたたみ式ノコギリ（刃渡り約２０センチ）は「自宅から手提げ袋に入れて持って行った」と供述していることが２７日、岩手県警への取材で分かった。県警は計画的に事件を起こしたとみて追及する。

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　梅田容疑者の母親によると、梅田容疑者は握手会の前日の２４日に自宅を出たまま戻らず、ノコギリも無くなっているという。

　県警によると、梅田容疑者は握手券を持っていたほか、「（ＡＫＢ４８の）ＣＤを買った」と供述。一方で「ＡＫＢ４８のメンバーなら誰でもよかった。（襲った）相手の名前は知らない」「以前からイライラしていた」とも話している。

　県警盛岡西署は２７日、梅田容疑者を殺人未遂容疑で送検した。【春増翔太】