AKB襲撃事件 「危険な握手会」に警告 「社会に不満持つ若者のはけ口に」
夕刊フジ 5月27日(火)16時56分配信
アイドルの握手会が見直されることになるのか。25日、岩手県滝沢市で行われていたアイドルグループAKB48の握手会会場で暴漢がのこぎりを持って暴れ、メンバーの川栄李奈(19)と入山杏奈(18)がけがを負った事件は芸能界に衝撃を与えた。
AKBグループの握手会は通常2通りある。CDに封入されているイベント参加券があれば参加できる全国握手会と、事前抽選が必要な個別握手会だ。全国握手会は事前登録は不要で、当日参加ができる手軽さから人気が高く、参加者も多い。
アイドルによる握手会は古くからあるが、握手会そのものをイベント化したのがAKBグループ。発売するCDに参加券を同封する形式で、何度も繰り返し握手するため、同じCDを複数枚買うファンも珍しくない。CD販売枚数も伸びるため、全国各地の地方アイドルもこぞってこの形式を取り入れている。
アイドル評論家の西幸男氏によると、「AKBなどは握手会レーンごとに専任スタッフがいたり警備員がいたりとセキュリティーはまだ高い方だが、そこまで売れてないグループはスタッフ2、3人で握手会の流れを仕切っている」と、セキュリティー上、問題があるとみる。
芸能評論家の肥留間正明氏は、「握手会というファンと直接接する機会を自ら作り、レコードを売る商法に警告を送った事件」と警鐘を鳴らす。「ファンとタレントのスキンシップも大切だが、握手会参加はファンクラブ会員だけにする規制などの防御策が必要。持ち物検査ですべて防げるとは思えず、グループならタレントの人数が多い分、危険性も高まる」と話す。
「厳しくなる格差社会で、自分が社会から切り捨てられていると不満を持った若者が多い。そのはけ口をアイドルに求める若者も少なくないことを、芸能事務所は改めて念頭に置くべきだ」と肥留間氏。西氏も「人気メンバーが握手会に不参加になるとCD売り上げやイベント集客に相当な影響が出る。この事件で、タレントを握手会へ強制的に参加させることができなくなるだろうから、ビジネス上では痛手になりそうだ」と話す。
空前のアイドルグループ人気にわく芸能界だが、アイドルグループの活動方法に大きな変化が出そうだ。
最終更新:5月27日(火)17時15分
- 歌手・アーティスト 入山杏奈(イリヤマアンナ)
- 誕生日:1995年 12月03日
- 星座:いて座
- 出身地:千葉
- 血液型:B
- [ 出典:日本タレント名鑑(VIPタイムズ社)(外部リンク) ]
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