AKB握手会に警視庁が異例の指導 「AKS」に警備強化要請
夕刊フジ 5月27日(火)16時56分配信
人気アイドルグループ「AKB48」のメンバーが、岩手県滝沢市のイベント会場でノコギリ状の刃物を持った男に襲撃された事件で、警察が異例の警戒を呼びかけた。グループの運営元に対して警備態勢の強化を要請。アイドルグループの定番イベント「握手会」での悲劇を繰り返さないため、運営元も対策に乗り出した。
「ご心配をおかけしました。もう大丈夫です」
事件から一夜明けた26日、けがの縫合手術を受けたメンバーの川栄李奈(19)と入山杏奈(18)が盛岡市内の病院を退院し、待ち構えた報道陣約80人を前にあいさつした。
2人は、頭部の裂傷を隠すように帽子を目深にかぶり、ギプスをした手に白い毛布をかけて明るく振る舞った。
殺人未遂容疑で逮捕された青森県十和田市の無職、梅田悟容疑者(24)は、岩手県警の調べに「人が集まるところで人を殺そうと思った。殺すのは誰でもよかった」「最近イライラしていた」と供述。AKBに特別な思い入れがあったわけではなく、無差別殺人を図ろうとした可能性がある。
ファンとの交流の場で起きた惨劇の余波は各方面に波及した。
警視庁万世橋署は、AKBを運営する芸能プロダクション「AKS」(東京)に警備を強化するよう要請。同署によると、ステージと客席との距離を広げ、不審物を持ち込めないよう金属探知機を導入するといった安全対策を求めた。AKSは「要請を踏まえて検討する」と応じたという。
運営幹部は「多くのファンはルールを守ってくれている。今後も握手会を続けていきたい」とし、イベント会場や劇場での金属探知機検査の実施に乗り出すことを明らかにした。
26日に行われたAKBの姉妹グループ「SKE48」や「NMB48」の劇場公演では手荷物検査を実施し、公演後のハイタッチ会は中止に。ほかのアイドルグループでも警備態勢を強化する動きが出ており、事件はアイドル関連のイベント全般に影響を与えている。
最終更新:5月27日(火)17時20分
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