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27 May 2014 10:06

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梅田容疑者、AKBに思い入れなし「殺すのは誰でもよかった」…AKB襲撃事件

スポーツ報知 5月27日(火)7時3分配信

 25日に岩手・滝沢市で行われたAKB48の握手会で、川栄李奈(19)と入山杏奈(18)、スタッフをのこぎりで切りつけ逮捕された青森・十和田市の無職・梅田悟容疑者(24)が「(殺すのは)誰でもよかった」と“無差別殺人”を計画していたことが26日、分かった。この日、2人は手術を受けた盛岡市内の病院を退院した。また、ある運営幹部はこの日、「卑劣なテロに屈するわけにはいかない」と断言。6月7日の選抜総選挙(味の素スタジアム)は警備を強化して行う方針だ。

 トップアイドルグループに突如降りかかった事件は、狂信的なファンではなく、無差別殺人をもくろんだ男の仕業だった。岩手県警によると、梅田容疑者は「人の集まるところで人を殺そうと思ってやった。殺すのは誰でもよかった」と供述。特定のメンバーを狙ったものではない可能性が高いとみている。

 事件が起きたテントには、川栄と入山を含め全部で5人のメンバーがいたが、2人が立っていたのは入り口に近い場所。“狙いやすかった”ことが被害に遭った原因の模様。最初に襲われた川栄は右手親指の骨折と裂傷、入山は右手小指の骨折と裂傷、頭部裂傷のけがを負い25日に手術した。

 犯行に使われた折りたたみ式のこぎりの入手ルートは現在のところ不明。関係者は「上着のジャケットの中に隠し持っていた」としているが、同県警では「犯行当時、容疑者は紺色のエコバッグを持っており、どこに凶器を隠し持っていたかは捜査中です」とした。

 現在、梅田容疑者は取り調べで大きな声などを出すこともなく、淡々と受け答えをしているが、負傷したメンバーやスタッフへの謝罪や反省の言葉はなし。過去の犯罪歴などに関して同県警は「プライベートにかかわるため、答えられない」。ただ、供述には意味不明な部分もあり、精神鑑定のため病院等の施設に留置する「鑑定留置」の手続きを取る動きもある。

 梅田容疑者が2012年1月末から勤務していた大阪・吹田市のビル管理会社の担当者は「問題はなかった。あんな事件を起こすようなタイプじゃないのに」。積極的に話す方ではなく、休日の過ごし方などを聞いたことはなかったが「母親思いのところがあるのかな、と思っていた」。梅田容疑者は、母親の体調不良を理由に一度同社を辞めた後に復帰。12年3月末に退職したという。

 AKB48のファンではなかったが、握手会に参加するために必要なCDに封入されている握手券を入手し、犯行に及んだ。注目度の高いAKBを“ターゲット”に選んだ梅田容疑者の犯行は、卑劣としか言いようがない。

 ◆事件のあらまし 25日午後4時55分頃、岩手・滝沢市の岩手産業文化センター「アピオ」で行われていたAKB48の握手会で、メンバーの川栄と入山、20代の男性スタッフの3人が、梅田容疑者に長さ約50センチの折りたたみ式のこぎりで切りつけられた。現場は建物内に設営されたテント。同59分にスタッフが110番通報し、同5時8分に警察官が、梅田容疑者を殺人未遂容疑で現行犯逮捕した。

最終更新:5月27日(火)7時25分

スポーツ報知

 

入山杏奈

歌手・アーティスト 入山杏奈(イリヤマアンナ)
誕生日:1995年 12月03日
星座:いて座
出身地:千葉
血液型:B

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