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公衆無線LAN 災害時に開放へ
5月27日 15時43分

公衆無線LAN 災害時に開放へ
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今は契約者しか使えない携帯電話会社の無線LANを大規模な災害の際には誰でも利用できるようにするとした業界団体のガイドラインがまとまり、来年3月までに実用化される見通しになりました。

ガイドラインはインターネットの無線LANの普及などに取り組んでいる国内の通信事業者などで作る連絡会が初めてまとめました。
それによりますと、大規模な災害で基地局などが被害を受けて携帯電話やスマートフォンが使えなくなった場合、被災地の通信手段を確保するため、発生から72時間以内に自治体や各事業者の無線LANを開放するとしています。
このうち事業者の無線LANについては災害時に「00000JAPAN」という統一の接続先を新たに設け、契約者以外でも無料で接続できるようにするということです。
国内では、無線LANに接続できるアクセスポイントが大手通信事業者だけで90万か所あり、この3年間で70倍に増えたということです。
このうち大半を占める携帯大手3社については来年3月までに統一の接続先に対応できる見通しだということです。
無線LANビジネス推進連絡会の大内良久・運用構築委員長は「ガイドラインができあがったので、今後、各社で技術的な詰めを行い、来年3月、仙台市で開かれる防災の世界会議でお披露目したい」と話しています。

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