おそらくすでに御存知の通り、モンストが5/15-16の約2日間、iPhoneセールスランキングでパズドラを抜いて一位を記録した。

 パズドラ運営は、

「App Store」トップセールスランキング2位に転落してしまい、
なんかすみませんでした!!
お詫びにたまドラをプレゼントいたします!
今後もより一層頑張りますので、よろしくお願いします!!

 というおちゃらけたコメントとともに、たまドラという貴重キャラのプレゼントを行った。

 パズドラのDL数2600万のうちアクティブユーザがどれほどかはわからないが、数百万人以上いるだろう。そしてこういうゲームのアクティブユーザは、プレゼントボックスを必ずチェックすると考えられる。

 さすがに名指しはしていないものの、直接のライバルが、数百万は下らない人数の、一分以内にモンストのDLを始められる100%もれなく潜在ユーザである人たちに「自分より上(たとえ一時であれ)のゲームがあるぞ!」という、見ればお金(相当のもの)をもらえる広告を打ってくれたことになる。

 私はマーケティングには詳しいわけではないが、後に教科書に載るレベルの大失策ではないかと思う。

 以前読んだこの記事の記述を見ると、おそらくミクシィはガンホーに1人あたり1000円でも喜んで払って、同じ内容のダイレクトマーケティングをかけたかったことだろう。

 一夜にしてガンホー社からミクシィ社へ数十億円の無償譲渡が行われたに近いと思っている。(何か間違っていたら教えてほしい。)

 冷静に考えればありえないだろう。いくらなんでも長年トップに君臨しすぎて油断とおごりがあったのではないか。

 これだけの効果かどうかはもちろん永久にわからないが、現在モンストのiPhone無料DLランキングは急上昇し10位前後である。パズドラ抜きニュースの直前は確か20位前後だった。