消費税増税で買い物や外出の時間を減らし、家にいる時間を増やす――。時計大手シチズンホールディングスが実施した意識調査で、こんな傾向が浮かび上がった。同社は「外での出費を抑え、家で過ごす『巣ごもり』の意識がみられる」と分析している。
調査は4月、20歳以上の働く男女で、結婚して子どもがいる400人を対象にインターネットで実施した。
増税に伴い、かける時間が減ると思うものを一つ選ぶ設問では「買い物」が22%を占めてトップ。「家族での外出」(11%)が続いた。
買い物の時間が減る理由を尋ねたところ「極力必要なものだけを買う」(40代女性)、「買い物の回数を減らしたい」(20代女性)と買い控えの心理がうかがえた。一方、「今まで以上に特売などで安いものを探す」(50代女性)などとして買い物の時間が増えると答えた人も8%いた。
時間が増えると思うものでは「在宅」が22%で最も多かった。理由は「外食やレジャーを控える」(40代女性)、「増税でどこへ行くにもお金がかかる」(20代男性)など。次いで「残業」(14%)が多かった。〔共同〕
買い物、シチズンホールディングス