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中国 南シナ海で第2段階の作業
5月27日 12時07分

中国 南シナ海で第2段階の作業
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中国とベトナムが領有権を争う南シナ海の海域で、中国による石油の掘削作業をきっかけに双方の船のにらみ合いが続くなか、中国側は、27日、第2段階の作業を始めたと発表し、作業の中止を求めるベトナム側の反発が強まることが予想されます。

中国国有の大手石油会社、中国海洋石油の子会社は、南シナ海の西沙(パラセル)諸島の海域で行っている石油の掘削作業について、27日「第1段階のボーリング作業は順調に終えた。掘削機を移動させて第2段階の作業を始めた」と発表しました。
そのうえで、「このボーリング作業は、8月中旬に終了する予定だ」としており、ベトナム側の反対にもかかわらず作業は当初の計画どおり、続ける方針を明らかにしました。
この海域では、中国による石油の掘削作業をきっかけに中国・ベトナム双方の海上でのにらみ合いが続き、当局の船以外に漁船も動員されており、ベトナムの国営テレビは、26日ベトナムの漁船が中国の漁船に衝突され、沈没したと伝えるなど、対立が激しくなっています。
こうしたなか、中国側は、今回の発表を通じて作業を続ける方針を鮮明にし、この海域でのみずからの権利を内外に誇示する狙いがあるものと見られますが、ベトナム側の反発が一段と強まることが予想されます。

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