厚木基地騒音訴訟:国が控訴「飛行は国民守るため必要」

毎日新聞 2014年05月26日 22時05分

 厚木基地(神奈川県大和市、綾瀬市)の周辺住民が国を相手取り、米軍機と自衛隊機の夜間・早朝の飛行差し止めや騒音被害の損害賠償などを国に求めた「第4次厚木基地騒音訴訟」で、国は26日、横浜地裁が自衛隊機の夜間・早朝の飛行差し止めなどを命じた行政訴訟の判決を不服として東京高裁に控訴した。総額約70億円の支払いを命じた損害賠償の判決についても、控訴する方針という。

 防衛省は控訴理由について、「自衛隊機の飛行は国民の生命を守るために必要で、判決は受け入れがたい」などと説明している。【斎藤良太】

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