新たな万能細胞とされるSTAP細胞の論文不正問題で、筆頭著者の小保方(おぼかた)晴子・理化学研究所研究ユニットリーダー(30)の代理人の三木秀夫弁護士は26日、大阪市内で記者会見し、理研の懲戒委員会に弁明書を提出したことを明らかにした。理研は今月8日、小保方氏が不正行為を行ったと認定し、懲戒委員会を設置、処分を検討している。
弁明書の要旨によると、小保方氏側は「調査委員会の判断は研究不正の規定の解釈などを誤っており、これを前提に懲戒解雇を行うなら、その処分は違法」などと主張している。【斎藤広子、畠山哲郎】