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米「ファイザー」が買収を断念
5月27日 8時10分

アメリカの大手製薬会社「ファイザー」は、イギリスの大手「アストラゼネカ」に対して日本円で12兆円近くに上る巨額の買収提案を持ちかけていましたが、26日、提案がアストラゼネカに拒否されたことを受けて買収を断念すると発表しました。

これは、「ファイザー」が「アストラゼネカ」に対し日本円でおよそ11兆9000億円に上る巨額の買収提案を持ちかけていたもので、アストラゼネカが先週、企業価値の評価が低すぎるとして提案を拒否したことから、ファイザーの対応が注目されていました。
これについてファイザーは26日、「アストラゼネカに買収を再提案するつもりはない」という声明を発表し、買収を断念する考えを明らかにしました。
大手製薬会社は主力の医薬品の特許が切れて軒並み売り上げが減少傾向にあり、買収や合併によって収益力を高めようという動きが相次いでいます。
特に今回の買収提案を巡っては、実現すれば世界最大の製薬会社が誕生していたことや、ファイザーが課税対象となる拠点を税制上有利なイギリスに移転させる計画を示していたこともあって、大きな注目を集めていました。

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