「ＡＫＢに特別な思い入れない」と供述

5月27日 6時18分

岩手県で行われた人気アイドルグループ、「ＡＫＢ４８」の握手会で、メンバー２人を含む３人が切りつけられてけがをした事件で、逮捕された男は調べに対し、「ＡＫＢに特別な思い入れはない」と供述する一方、ＣＤに特典でついてくる握手券を持っていたことから、警察は握手会を狙ったいきさつを詳しく調べています。

２５日、岩手県滝沢市で行われた「ＡＫＢ４８」の握手会で、メンバーの川栄李奈さん（１９）と入山杏奈さん（１８）など、３人がのこぎりで切りつけられ、けがをしました。
警察は青森県十和田市の無職、梅田悟容疑者（２４）を殺人未遂の疑いで逮捕しました。
これまでの調べに対し、「人が集まるところで人を殺そうと思ってやった。殺すのは誰でもよかった」と供述し、さらに「ＡＫＢに特別な思い入れはない」と話しているということです。
その一方で警察によりますと、梅田容疑者はＡＫＢ４８のＣＤに特典でついてくる、握手会の参加に必要な「握手券」を持って会場を訪れていたということです。
警察は２７日、身柄を検察庁に送るとともに、多くのメンバーが集まるＡＫＢの握手会を狙った理由や握手券を入手したいきさつを詳しく調べています。