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日銀副総裁 政府は成長戦略の推進を
5月26日 20時43分

日銀の岩田副総裁は、東京都内で講演し、2%の物価目標に向けて日銀が進めている大規模な金融緩和策は、効果を発揮しているとしたうえで、日本経済の成長力を高めるため、政府に対し、成長戦略をさらに推進するよう促しました。

講演の中で岩田副総裁は、日銀が進めている大規模な金融緩和策について、「生産が伸びて、有効求人倍率も1倍を超える状況になり、経済成長率は拡大している。このような金融緩和を続けていれば、今後は設備投資や輸出にもよい影響が出てくる」と述べました。
その一方で、岩田副総裁は、緩やかな物価上昇が続く状況下で、政府の成長戦略や民間の取り組みが停滞すれば実質成長率は低くなり、日本経済にとって望ましくない状況に陥るおそれがあると指摘しました。
そのうえで、「政府は、潜在的な成長率を上げることを目指しているが、これは金融政策ではできない。成長率を上げる役目は、政府が持っている」と述べ、政府に対し、日本の成長力を高めるため、成長戦略をさらに推進するよう促しました。

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