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【岐阜】

「のうりん」聖地に長鉄でGO 特製一日乗車券発売へ

1日に発売する一部区間乗り降り自由の一日乗車券「のうりん聖地巡礼切符」=関市の長良川鉄道関駅で

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 美濃加茂市の加茂農林高校や郡上市の長良川鉄道相生駅などを舞台にしたライトノベル「のうりん」の人気にあやかり、長良川鉄道(関市)は六月一日から、一部区間の一日乗車券「のうりん聖地巡礼切符」を販売する。沿線の“聖地”を巡ってもらい、ローカル鉄道の魅力を発信する。

 のうりんは、多治見市出身の白鳥士郎さんが、農業に青春を懸ける高校生を描いた作品。漫画的な表現や誇張もあるが、農業の課題やローカル鉄道の経営の厳しさなど地方の現状も盛り込んだ。

 長良川鉄道は今年、白鳥さんと郡上市相生地区を散策するツアーを二回企画したところ、いずれもキャンセル待ちが出るほどの人気に。そこで、ふだんから気軽に聖地を巡る乗車券を企画した。

 切符は表裏いずれもアニメの登場人物をデザイン。裏には長鉄列車で移動するシーンが描かれている。美濃太田−郡上八幡で二千七百円。美濃太田や関、美濃市、郡上八幡の四駅の窓口で販売する。

 美濃太田駅と相生駅には登場人物の顔出しパネルがあり、長鉄は「主人公たちと同じ目線で旅を満喫してほしい」と呼び掛ける。

 問い合わせは、長良川鉄道=電0575(23)3921=へ。

 (成田嵩憲)

 

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