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ユニチカ 債務超過で銀行に支援要請
5月26日 20時43分

ユニチカ 債務超過で銀行に支援要請
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繊維メーカーの「ユニチカ」は、原材料費の上昇などによる業績の悪化で160億円に上る債務超過に陥る見通しとなったとして、取引先の銀行などにおよそ375億円の金融支援を要請しました。

ユニチカが発表した来年3月期の決算の見通しは370億円の最終赤字となって、およそ160億円の債務超過に陥る見込みとなりました。
これは、円安などによる原材料費の上昇などの影響で主力の繊維事業の不振が続いているうえ、事業の改革を進めるために440億円の特別損失を計上することを決めたためだとしています。
このためユニチカは、取引先の銀行などに総額およそ375億円の第三者割り当て増資を引き受けてもらう金融支援を要請することになりました。
具体的には、三菱東京UFJ銀行やみずほ銀行など取引先の金融機関におよそ275億円、銀行系の事業再生ファンドに100億円となっています。
これに伴って、安江健治社長が責任を取って辞任し、経営陣を刷新するとともに、主力の愛知県の工場の生産を縮小するなど合理化を急ぐとしています。
ユニチカは「収益構造を早急に改善するため、不採算事業の撤退も視野に構造改革を一気にやっていく」としています。

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