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パーフェクトラブオンライン 作者:魔王クン

マスクマンこそもう1人の俺

私は友達に教えてもらいこのMMOマジックザオンラインをやり始めたのですが
友達とは、途中ではぐれてしまい友達を探していたらどこか怖い人が2人こっちに来て思わず逃げて現在森の中を走っていました。

「はあはあ、疲れた」

私は息を整えていました。このMMOは、全力で走るとスタミナゲージが減っていく他のゲームと比べて少し変な所があると思いましたが、それを抜けば友達に教えてもらったのがきっかけでしたが、気付いたら私は、はまりかけていました。

『マジックバーサスオンライン』
このゲームは私が調べたところによると突然現れた天才プログラマ山下一馬ヤマシタカズマが考えた企画でプログラムもその人がほとんど一人で設定していたらしいです。

普通はそんなほとんど1人でやっていたらバグだらけになるところなのですが、その人が天才と呼ばれる理由は大量のプログラムを作ってもエラーが1つもない所が理由だとネットに書いてありました。

その人は他にも『ソードゲーマーズオンライン』『ゴッドザオンライン』などなど数々のゲームを企画してそのどれも爆発的な人気を呼びました。

(そんな事を思い出している暇はなかったんでした!)

私は再び周りを警戒してましたが周りに人のセンサーが引っかからなくて思わず大きな息を吐いた時でした。

「おいおい嬢ちゃん逃げるなんてひどいじゃねえか」
「そうだぜ、俺らは親切にしてあげようとしただけじゃねえか」


私は見たくありませんでしたが
声のする後ろを恐る恐る見ましたらさっきの柄の悪そうな2人がいました。

「な、なんで?センサーに引っかからなかったのに」

「おいおい嬢ちゃんもしかして初心者かよ」

「スキルには『隠密』というスキルがあってセンサーにも引っかからないんだぞ」

私はこの2人からどうやって逃げようか考えていました。
とはいえ初心者ができる魔法と言ってもたかが知れていますけど

(もう、なんでホームタウンじゃないとログアウトできないのよ!)

そう、このゲームはいえ山下一馬が作ったゲームはなぜか
町があるところでしかログアウトできないのだ。今どきのMMOは、
どこでもログアウトできるものだと思うし。

(天才と呼ばれる人がこんな初歩的なことを忘れるなんてあるはずないし、何かあるのかな?)

私は思わず再び現実逃避をしてしまいました。

「えーと返してくれないですかね」

「ああ?返してやるとも、俺たちとの要件が終わったらな」

2人は、私を囲んですこしずつこっちに近づいてきました。

(どうしよう、なにか呪文はないのかな。どうしよう、どうしよう)

「これで捕まえたぜ」
私は頭の中がパニック状態になってつかまりそうな時でした。しまった時でした。

その時でした。
1本の矢が私を掴もうとした男の手に当たりました。

「を!?なんだこの矢は!体が動かねえ」

男はさっきから手が止まっていたので私はすぐに男の手から逃げました。

「何もんだ!俺様に矢を当てた奴は!」

男は周りをにらみつけていました。
その時です。全身を紫に包まれた服を着てさらにマントも紫色で仮面を付けた男がいたのです。

「ふふふ、俺様は、華麗なるプレイヤー『マスクマン』様さ」

ええ~!?なんですかそのネーミングセンスそのままじゃないですか。

「な!?マスクマンだと!」

「やっぱりあれだよな」

男は2人で話し合っていました。

「お前がそうなのか。数々のMMOに最近現れ数々の記録を塗り替えた天才ゲーマーというのは」

(ん?最近?でもプレイヤーネームが別のMMOと同じという事?でも…そっか!)

山下一馬の造ったMMOは確かプレイヤーネームをそのまま別のMMOに継続でできたことを私は思い出しました。

「そうさ!そのマスクマン様さ」

マスクマンと呼ばれる男は格好をつけているそうで自分の額の場所に手を当ててもう片方の手でどこからか「パチン」という音をさせたらどこからか紫のバラを取り出してにおいをかいでいたのです。

(わ、私はどうすればいいのでしょうか)

私が反応に困っていた時です。

柄の悪そうな男は我慢の限界に来たのかマスクマンと呼ばれた男に向かっていったのです。

「あ、危ないです!逃げてください」

私は大声を上げてそのマスクマンと呼ばれた男の人が逃げてくれること願っていました。

(ありがとうございます。助けてくれたことに感謝します)

私は感謝の念を送ったら初心者なのに覚えている範囲の魔法で戦おうとしました。

マスクマンと呼ばれた男が口をゆがませてにやりと笑ったのです。

「ふっお嬢さん、ありがとうでも僕は大丈夫さ」

私は最初マスクマンと呼ばれた男を見た時正直変態だと思いました。
でも、あの笑みを見た時どこか私は心臓の部分が激しい鼓動をなっていることに気づきました。

「女といちゃいちゃしてるんじゃねえ!」
「しねや」

このMMOでは、実際に死にはしませんが死んだらアイテムは殺した人の物になってしまうMMOです。
ですから私はさっきマスクマンと呼ばれる男の人に逃げてもらうことを願ったのです。

(やっぱり無理やりにでも逃げてもらった方がよかったのでしょうか)

私は思わず目を閉じてしまいました。

音がやんで目を開けてみたら

柄の悪そうな男2人は、倒れていました。

「あ、あの殺さなくてよかったのでしょうか?」

マスクマンと呼ばれた男はこっちに視線を送って

「お嬢さんが殺すなんて言葉感心しないなあ」

「す、すいません。それとありがとうございます」

私はお礼を言っただけなのにマスクマンと呼ばれた男はしばらくこっちをジーとみていました。

1分くらい経っても反応しなかったので声をかけました。

「あの!大丈夫ですか?」

「うお!い、いや、あの」

さっきまでの堂々として格好をつけていた人はどこに行ったのかというほど
男は混乱しているようでした。

「私の名前はエイリンと言って現実の名前も言った方がいいでしょうか?」

「だ、大丈夫さ運命が僕たちをを結ぶなら再び会えるさ」

男はたちさろうとして思わず声をかけてしまいました。

「本当にありがとうございました」

男は手だけを振って去っていきました。

(マスクマン変な人でしたがいい人みたいです)

まだ、ドキドキしている心臓に両手を当ててマスクマンが去って行った方をしばらく見ていました。






俺はVRIバーチャルイヤホンVRMバーチャルメモリーをパソコンから取った。

「ふう、心臓どきどきした」


俺の名前は如月雄太キサラギユウタ普通の中学2年生だ。

俺は学校では、成績普通、運動普通、容姿普通というトリプルで普通というまるでモブキャラみたいな存在だが1つだけ特技がある。

それは、MMOをしたらすぐにそのゲームの特徴強くなる職業モンスターの効率の言い倒し方などなどが少しゲームをすればすぐに理解できていつしか俺が使っているプレイヤー『マスクマン』が天才と呼ばれるようになった。

(はぁ、正直MMOは、俺の欲求を満たすのが目的て始めたのであって強くなるのがもくてきじゃないんだけどなあ。それに女の子にしゃべりかけられた)

普通すぎる俺は、クラスでも家でも空気同然の俺が女子と話せるわけがないのだ。

(やっぱりMMOは、すごい!)

俺は感動しながらテレビを付けたら、僕がMMOをする決断をさせた山下一馬が移ってインタビューをしている所だった。

「私はですね。MMOでしかできなことをやりたいと思い企画を立てたのが最初です。誰しもなりたいものがあるでしょ?剣士、魔法、弓使いなどなどさらには、現実で考えたらパイロット、弁護士数えてもきりがありません。それを実現させるのがMMOだと私は考えています」

俺は一言一句逃さないようにインタビューを聞いていた。

(この人のおかげで俺はやっと真剣になれるのが見つけられたんだ。そして本当の自分を出すこともできたんだ)

この人には、感謝してもしきれない恩があったその時だ。

「私はこれを作ったら引退をしようと思っています」

俺は思わず強い力で手を握ってテレビを叩いてしまった。

(まじかよ。もっと、俺に夢を見させてくれよ!)

そういえば、最後だと言っていたのを思い出してテレビに視線を戻した。

「私が作る最後のゲームその名も『パーフェクトラブオンライン』!」

(え?パーフェクトは完全だと分かるがラブ?)

「悪いがこれ以上は黙っておこう」

記者たちの言葉を振り切ってそれで番組は終わった。

(よし!まずは、ベータテストに何としても入ってやる)

力こぶしを作って決心した。





裏切られた勇者の2度目の勇者召喚のためのリハビリ作品です。(ついでに人気がでるMMO系を作ってみたかったのもあります)

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