世界の変化
まず、城の外に出てからの第一声は、「なんだここは!」だった。
あの日、裏切られてからずっと、ここの世界にとっては異世界の山の中で時間を忘れる程暮らしていたせいで、外の世界が一体どうなっているのか分かるはずもなかったのだ。
--それに、なぜか周りから注目されてるし
王や王女、制服4人組がいた部屋を出てから、なぜかメイドや執事さらには貴族の服を着た人から色々な視線を浴びさせられていたのだ。
目の前を見てみると親子で買い物なのか親らしき女の人と小さな男の子が俺の方に指を指して「お母さん!あそこに服を着てないおじさんがいる!」それをお母さんらしき人は「人に指を指してはいけません!あなたはあんな大人になってはいけませんよ」
聞こえないように言ってるみたいだが、山で鍛えた耳で何を言っているのか筒抜けなのだ。
正直聞きたくなかった。それにおじさんって、確かに精神年齢はすごい事になってるかもしれないが、体はまだ高校生くらいのはずなのに...
しばらく歩いてみてもなぜかこっちに注目をしてくる。
早足でしばらく歩いていると、橋より向こう側を見てみるとまるで別の場所みたいに見えた。
橋よりこっち側はきれいな喫茶店やら大きな屋敷などがあったのに逆に橋よりあっち側はまるでごみの巣窟だった。そして橋のこっち側には10人ぐらいの男が厳しい目をしてごみの巣窟の方を見ていた。
--俺の時代でもあそこまでひどい事は、なかったぞ
実は元勇者時代に魔王を倒すために旅をしていた時にこのトブルス王国に来たことがあったのだ。
とりあえず今はごみの巣窟の方に行くことに決めて男たちに見つからないように元勇者時代に鍛えたポテンシャルを使い1人1人の男の死角を見てわずかな死角の中に体を潜り込ませてすばやくあっち側まで行くことに成功した。
こっちに来て分かったことは一言言ってひどいだった。
例えば周りの建物だがほとんど木の素材でいつ壊れてしまうか分からない状態だった。ちなみにあっち側は煉瓦やら確かに木でできている素材もあったが、もうちょっと外から見ても丈夫そうだった。そして何よりもそこら中で倒れている人間達だった。
体は痩せていて何日も水を飲んでいないのか唇もガサガサの人が多かった。
--なぜ、あの王はこいつらを助けないんだ?気づいていない?いやそれはないはず、じゃあどうして・・・もしかしてわざとか?
しばらく考えてもやっぱりそう結論が出てしまった。
なぜならこんなにもある一定から区切られて何よりも10人くらいの男がいると言うのが決定的だった。
とはいえ、俺は、助ける気なんて全くなかった。
--なんで、大っ嫌いな人間のために俺が面倒くさいのに動かねえといかねえんだ?
これからとりあえず、どうするかなと考えていたら、数人の男が周りに来た。
「へへへ有り金をよこしな」
「そうだぜ金があるなら殴るのはやめてやるよ」
ぎゃはははと笑いながら貧相な男たちは俺を囲んできた。
--まあ、ついでにこいつらに事情を聞けばいいか。
と考えて答えを出す前に呪文を唱えた。
「吹き飛してやるよ。風魔法、エアウォール」
周りにすごい風が吹き荒れた。その風を男たちの数だけ分けて1人1人確実に当てた。
「ぐっ」
「なんだこれは」
とか言って周りに別々の場所まで吹き飛ばした。吹き飛ばされた男の1人の首元を持った。
「なぜ、この町は橋で貧富の差が分かれているんだ?」
男はその言葉に驚いて目を少し大きく開けた。
「あんちゃん、ぐっ、知らねえのかよ」
その男が言うにはこの大陸のほとんどの国は身分が高いものと低いものは別の生き物だという事で、身分が高いものはそれに見合うきれいな街並みで低いものはこのようにゴミだらけの場所にいれられてるらしい。
--ふむふむ、これからどうするかな
今思えば城に居て情報を集めてから城を出た方がよかったと考えた。とりあえず、今の話を聞いても全く助ける気なんてなかった。前の勇者時代だったら正義感で助けたかもしれないが。
「それで、あんちゃん、服を着ていないという事は俺らと同じ身分だろ?よかったらこれから反乱の話があるんだが、あんちゃんも参加してくれねえか?」
--てか、こいつ俺を襲ったすぐなのに仲間に入れようとするとか馬鹿だろ。
「遠慮しておくよ」
男の首元を離して先に歩いて行った。
--マジこれからどうするかなあ~
そう考えていたら、女の子が首輪を付けられながら貧相な男に運ばれていた。女の子は耳が生えていてその耳には模様があったそれは、昔戦ったことのある虎の耳みたいで体は幼女みたいな体をしてボロボロの服を着て下を見ながらうつむいていた。
何故かは分からんが、さっきの男たちとは違いこの幼女を助けてあげたいと思い、運ばれている場所まで駆け出した。
ちなみにこの幼女はネロではありません。一応ヒロインとしてネロも出すつもりです。調べてみたんですが、虎ってねこ科の1種なんですね。でも模様があったりと本当にネコ科なのか疑いたくなりますね。(笑)
お気に入りと感想と評価お待ちしてます。
これからは、自分の思うように書いていきたいです。(読者に注意されてしまったので)
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