中田絢子
2014年5月21日20時05分
栃木県を訪問中の天皇、皇后両陛下は21日、足尾銅山からの鉱毒被害拡大を防ぐため設けられた渡良瀬遊水地や、鉱毒被害を告発した田中正造の出身地、佐野市をめぐった。
渡良瀬遊水地は約33平方キロメートルの湿原で、明治期に発生した足尾銅山からの鉱毒被害拡大を防ぐため設けられた。動植物の宝庫で、2012年にラムサール条約湿地に登録された。
両陛下は風雨が強まる中、展望台から貯水池・谷中湖とヨシ原の雄大な風景を眺め、約20分間散策。ヨシ原を水質改善のため活用していることや、野鳥をはじめ貴重な動植物が生息しているとの説明を受け、「この豊かな自然が残ってくれたらいいですね」と話した。
佐野市の郷土博物館では、田中正造の明治天皇に宛てた直訴状や日記を前に、鉱毒被害についての説明に耳を傾け、史実や正造ゆかりの人々について尋ねていた。(中田絢子)
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朝日新聞社会部
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