仕事は母ちゃん

どーってことない脳内と日常の垂れ流しです

子供は変わらない、変わるのは親の子を見る目である

もうちょっとすると小学校はプール開き。恐怖の特別水泳練習も始まります。昔々、紫雲丸事故というのがありましてなあ。今は亡き宇高連絡船に乗船してた修学旅行中だった多くの小中学生が亡くなりまして。それが原因で全国に水泳授業が普及したんですが、香川は特に水泳授業に力を入れるようになりましてな。昔は両手両足におもりをつけて泳がせるなんてスパルタ指導をやってたらしい。私は香川出身じゃないので風聞ですけど。

まあそんなわけで小学校では今でも授業終了後、低学年を除いて全員が水泳練習に励むのが当たり前となっております。四男、あんまり水泳得意じゃないんだよなあ…。三男もだったけど。果たしてついていけるのかどうか不安であります。でも泳げるようになっといて損はないので頑張れよと思うさっこさんですこんにちは。

そんな水泳については頼りない四男ですが、幼い頃はよく「おりこうさん」と褒められることがありました。というのも四男、PTAの会合などに連れて行っても大人しくしてる子で、お絵描きグッズなどを与えておけば1時間でも2時間でも黙って遊ぶことができる子だったんですよね。長男もそんな感じの子で、私が言い聞かせると素直に言うことを聞く子でありました。本当に手がかからなかった。

しかし次男はなんでも自分でやりたがってギャーギャー騒ぐわ、1歳半ぐらいになると「なんで?どうして?」としつこく質問することが増えるわ、ちょっと目を離すとだーっと走っていって興味あるものに近づいたり全く見知らぬ人に話しかけたり…。ほとほと手を焼いてました。正直神経すり減りまくりで次男が寝る頃にはくたくたになってました。本当に手のかかる子でしたよ。

今はどうかと言いますと、長男はとにかく動かない。自分から動こうという気がない。休日になると布団は友達状態です。一方次男はと言いますと、部屋の片付けや掃除、ゴミの分別に至るまで言われなくてもさっさとやってしまいます。大変手のかからない子に成長しました。立場逆転でございます。

しかしよく考えてみると、二人は変わってないんですよね。長男、小さい頃も私が言えば動いたけど自分から友達の輪に入っていったり遊んだりしない子だったじゃない。次男もまだやり方がわからないから自分でやりたがるのに付き合うのが大変だっただけで、自分でやりたがる性格は変わってないじゃない。変わったのは親が子を見る目だけなのであります。

つまりですよ、長所は短所に、短所は長所になり得るという当たり前のことを親である私がわかってなかっただけなんですよね。自分の都合で「手がかからない」だの「手がかかる」だのと思ってただけで。そこに思い至るまで10年以上の歳月を必要とするとか、やっぱり私は親としての資質が欠けてるんだろうな…。こんなダメな親で本当にすまん。もうちょっと早く気づいてたら私も気楽に子供と付き合えていたし、叱ることも少なくなってただろうに。あまり子供を叱らない親御さんってそこら辺きちんとわかってるんだろうなあ。はーなんか凹むわ。