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 26日午前7時ごろ、大阪府池田市旭丘3丁目の住宅街の路上で、散歩をしていた近所の女性(61)が体長50センチほどの野生のアライグマにかまれた。府警によると、女性は左足のひざに深さ2~3ミリのかみ傷を負って軽傷。近くでは、親子連れのアライグマがよく目撃されていたという。

 池田署によると、アライグマは民家の敷地から路上に飛び出し、女性にかみついた後、やぶの中に逃げ込んだ。駆けつけた消防隊員が親アライグマと子ども3匹を見かけ、池田市職員が子ども2匹をつかまえた。市消防本部によると、市内ではアライグマによる被害が年1、2回あるという。

 近所の女性(70)は先月下旬、自宅の庭に置いていた金魚鉢が夜間に荒らされ、10匹ほどいた金魚がゼロになっていた。5年ほど前から近所でアライグマの親子を見かけるようになったといい、「周辺には小さい子どももいるのでかまれないか心配」と話した。