蹴球探訪
英に逸材16歳「夢は日本のフル代表」
サイ・ゴダード(3月18日)
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【大リーグ】Rソックス、泥沼9連敗 先発陣も打線も不振で、連覇大丈夫?2014年5月26日 紙面から ◇レイズ6−5レッドソックスレッドソックスは24日(日本時間25日)、敵地フロリダ州セントピーターズバーグでのレイズ戦に延長15回の末、5−6とサヨナラ負けし、2001年8〜9月以来13年ぶりとなる9連敗を喫した。守護神の上原浩治投手(39)は5−5の9回に4番手で登板し、1イニングを2奪三振の三者凡退にピシャリ。田沢純一投手(27)も8回の1イニングを1安打無失点に抑えたが、白星につながらず、上原は「(一人一人が)やるべきことをやっていない」と険しい表情だった。一方、レイズの3戦連続サヨナラ勝利は球団新記録となった。 どつぼにはまったチームは、こういう負け方をするものなのか−。5−5の延長15回無死一塁の守りで、送りバントを投手と三塁手がお見合いしてオールセーフ。直後の投ゴロに、ミラー投手はベースカバーが入る前の無人の二塁へ送球してしまい、ボールは中堅方向へ転々…。12日間で4つ目のサヨナラ黒星がついたミラーはぼうぜんと二塁方向に目をやり、マウンドで立ち尽くす。5時間16分の激闘はまさに徒労で、9連敗という13年ぶりの不名誉記録で幕を閉じた。 「こういう試合で負ける側に回るのはきつい。選手たちは持てる力を出し切っているんだが…」。ファレル監督が言葉を絞り出した一方で、時事電によれば、上原は「(一人一人が)やるべきことをやっていない」とバッサリ。25日の自身のブログでも「勝ちたい、どうにかしようって気持ちがあるのかな? 何か淡々と試合して、終わったらまた明日って感じやもんね。必死さってのが…」と苦言を呈した。 投打ともに低調だ。先発投手陣の防御率4・45はア・リーグ15球団中11位。救援陣は同1位の防御率2・82と奮闘しているのに、先発投手がこれを生かせない。エース左腕レスターでさえ4勝6敗と黒星が先行し、防御率6・32のバックホルツと同5・12のドゥブロンはともに2勝4敗。この日も、相手エースのプライスから1回に5得点したのに、先発右腕ピービがその貯金を5回までに全て吐き出した。 攻撃陣も前日まで8試合で計16得点、チーム打率2割4分はリーグ13位。大砲コンビのオルティスは右ふくらはぎ痛、ナポリは左手薬指の脱臼を抱え、ビクトリノとボガーツも故障離脱した。 地元メディアの矛先も鋭さを増すばかりだ。「昨年は『どうやって勝つのか』と試合を見ていたが、今は、映画『ゾンビ』で地下室のドアを開ける登場人物のように、『どうやって負けるのか』と恐れつつ目を覆っている。『昨年のワールドシリーズ優勝はまぐれ』と言い張る連中に“口撃材料”を与え続けるばかり」とボストンヘラルド紙(電子版)。また、バレンタイン監督政権下だった「悪夢の12年」でさえ同時期の勝率はメジャー30球団中24位だったのに現在は27位と指摘した。 上原は自身のブログで「止まない雨は無いっていうけれど、いまどしゃ降りですね。しかもなかなか止まない…」(原文まま)と嘆いたが、今は雨降って地固まる未来を信じるしかない。 PR情報
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