ザック日本、背番決定!柿谷「11」継承“カズの呪縛”解く
スポーツ報知
日本代表は25日、5日間の鹿児島・指宿合宿を打ち上げ、都内でブラジルW杯の壮行会に出席。本大会の背番号が発表され、FW柿谷曜一朗(24)=C大阪=は「11」に決まった。代表の11番は98年フランスW杯直前で落選したFW三浦知良(47)=横浜C=の代名詞で、以降は活躍した選手が少ない因縁の番号。柿谷は「カズの呪縛」を解いて真のエース襲名に挑む。
約7000人のサポーターで埋め尽くされた超満員の代々木第一体育館で、ブラジルW杯の「11番」がお披露目された。柿谷は照れ笑いを浮かべながらユニホーム姿でステージに上がった。「番号は何番でも、いい準備をすることに変わりないですから」。背番号に関しては無関心を貫いたが、真のエースになるための戦いが本格的に始まった。
世界中で11番はFWのエース番号として認識されているが、日本代表では因縁がある。98年6月、フランスW杯の直前合宿地であるスイス・ニヨンでカズ、北澤豪、市川大祐が本大会のメンバーから外れた。傷心のカズは帰国し、以降に代表復帰は果たしたもののW杯には縁がないまま。それ以降は11番を長くつけた選手や活躍した選手がほとんどおらず「カズの呪い」として話題になったこともある。
過去のW杯で11番を背負ったのは小野伸二、鈴木隆行、巻誠一郎、玉田圭司の4人。02年日韓大会のベルギー戦でゴールを決めた鈴木以外は全員サブに甘んじている。ザック・ジャパンでは前田遼一、宮市亮、ハーフナー・マイク、原口元気らがつけたが、いずれもW杯メンバーからは落選してしまった。
柿谷自身は鹿児島合宿で連日の厳しいメニューを乗り越え「ハードになることは分かっていたし、充実したキャンプでした。体は痛めつけられたけど、ここからどれだけいい状態にしていくか」と力を込めた。暑さ対策に水を多く飲むことを心がけ、食事面でも気を使っているという。
合宿中はC大阪時代に先輩だったFW大久保と行動をともにするなど“弟子入り”で結束を深めた。「しっかり体を整えて(W杯の)初戦に向けて仕上げていきたいです」。FW大迫との1トップ争いを勝ち抜き、日本に勝利をもたらすゴールを決めたとき「カズの呪い」は幻になる。
◆日本代表の歴代11番のW杯
▽98年フランス大会・MF小野伸二(18)=浦和=。唯一の10代選手として参加。1次リーグ第3戦のジャマイカ戦の後半34分から出場した。
▽02年日韓大会・FW鈴木隆行(26)=鹿島=。1次リーグ初戦のベルギー戦で先発出場。後半14分に、つま先で押し込む同点ゴールで日本のW杯史上初の勝ち点(1)を引き寄せた。
▽06年ドイツ大会・FW巻誠一郎(25)=千葉=。サプライズ選出され注目された。1次リーグ第3戦のブラジル戦で同大会唯一の出場となる先発出場。後半15分までプレーしたが無得点。
▽10年南アフリカ大会・FW玉田圭司(30)=名古屋=。1次リーグ第2戦のオランダ戦の後半32分から途中出場。決勝トーナメント1回戦・パラグアイ戦では延長後半開始から途中出場。2試合とも無得点。
※年齢、所属は当時。