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起床時刻推移グラフ

目標起床時刻:06:00 平均起床時刻:05:48

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12月31日

起床時刻:06時30分

長野でせっかくパソコンから離れても、ドラマ「大地の子」を2日間で見終わる、ってばか! 母と陳さん(夫)につきあって最初から。陳さんは「あ、これ同学だ!」(3人いた)と思わぬところで盛り上がっていた。

中国語のセリフが多いですが、日本語字幕がつくので母は黙って見ていて、夫は「残留孤児で子供の頃から中国で育ったのに、この中国語はあり得ない」「なぜ吹き替えにしない?」「何を言っているのか分からない」といちいちうるさい。日本人俳優の中国語のセリフは、ところどころ私が言い直して教える。「なぜこれが聴き取れるの?」「日本人の発音のクセを知っているからじゃない?」・・人呼んで(人=私だけど)「串だんご」発音ね、中国語は「羊羹」発音。お正月らしく、日本語は「千羽鶴」発音、中国語は「ドラゴン(の蛇腹)」発音、でもいいけど。

長野に来る前に千野栄一さんの外国語学習の本を読み返して、「いい発音を身につけるのと悪い発音を身につけるのと、同じ努力でできるが、悪い発音を矯正するのはほぼ不可能」とあって、深く溜息。私はずっと「時間はかかるけど矯正できる」という立場の教師だったけど、どうも「ムリな人もいる」と時間をかけて諦めたこの1年だった。ま、あきらめがつけば、気は楽だ。

千野さん曰く、神様は発音に関しては不公平で、あまり努力しなくても出来る人もいれば、努力しても出来ない人もいる。その点、語彙と文法は誰でも同じく努力しないとダメで、神様は公平。

そうかな?、と中国語に関しては思う。文法も「きちんとやっていない」「とにかく(薄い)テキストを丸暗記した」、これは論外。「とりあえず発音はカタカナで間に合わせていた」「何となく出来ていると思っていた」と同じレベル。1年で十分終わる初級文法くらい、まずしっかりやる。その上で、中級になって語彙を増やし文法(というより語法)を蓄積していけば、誰でも同じレベルに到達できるのか、そこら辺が課題ですね(数年前からの)、やれやれ。・・同じレベルになんか到達できないでしょうよ、と予想してます。あれまあ!

右耳のヘンな反響は1日でおさまったけど、時々まだ低音の耳鳴りがする。来年はまず体操をやって、身体を大事に。

☆☆☆

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12月27日(火)

起床時刻:06時20分

また右耳の聞こえ方がおかしくなったので耳鼻科へ行ったら、低音が聞こえていないらしい。過労とストレスを抱える「若い」頑張り屋の女性に増えている症状みたいよ。・・他人の音痴の分析なんかしている場合ではなかった。。自爆!

採点ロボット「くるんくるんぱー子さん」になりきって採点を終えたので、今日から長野へ。あっちのほうが家の中は暖かい。小人閑居して不善を為すので、韓国語のテキストを持って。耳は商売道具なので、パソコンから離れて冬休みを過ごします。いつも自由になる時間が多い代わりに24時間営業、盆も正月もないのが我々のギョーカイですけど。

ではでは、皆さま、よいお年を!

☆☆☆

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12月26日(月)

起床時刻:06時17分

必要だけれど単調でつまらない作業をコツコツやっていたら、またアゴが痛くなった。身体の加減が分からず、やりすぎてしまうのが、ボクの悪いクセ! 神さまはこっち方面のギフトはくれなかった。自分で開けたドアにアタマぶつける、渋谷の山の手線ホームで列車との隙間に落ちる(片足だけどね)、も複数回、経験しています。

免許はアメリカ在研時代にヒマだったので取ったけど、こわくて日本の公道は走れません。免許試験場で日本の免許に書き換える時、いろいろ分からずしどろもどろな(?)運転をした挙げ句、最後にクルマを建物入口に寄せて止めようとして、ウィンカーを出す(のかどうかも知らんかったけど)つもりが、ワイパーが「ビヨ~ン、ビヨ~ン…」と動いて終了。アメ車と構造が違うのね!? 「教習所に通ってから出直し!」と言われました。へへっ。写真付きで証明書として都合いいから保持してますけど、もはやブレーキとアクセルの位置も忘れた。。

**
音痴は発音、とくに声調が苦手なのかも知れない、と思う今日この頃な私ですが、音痴って何? どうやら(器質的な要素を除くと)、

①音(伴奏や他の人の声など)をよく聞いていない
②音程を合わせられない
③テンポやリズムを刻めない

ん~、「聴く」「話す」が苦手になるわな、これは。音痴は直せるようですが、「そもそも音に関心がない」は自分でどうにかするしかない。または、「読む」「書く」「翻訳する」に特化すればよろしい。

昨今の「コミュニケーション重視」の外国語教育の弊害かも知れませんよ、やたら「聴く」「話す」ばかり強調するのは。外国語を「読む」「書く」「翻訳する」だって、人生を十分に豊かにしてくれますね。古典(日本含む)だと、相手と直接対話は実現しづらいですし。・・でも実現できたら楽しいだろうなあ、ドラえもんが何とかしてくれないかなあ。

***
朗読(誰?)を聴きながら钱钟书「围城」を読む。(~第32集、終わり)
「野鸭子」を見る。(~第18集、全26集)

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12月25日

起床時刻:07時15分

教学の参考に何人かの中国語学習者のブログを読んでいて、とくに発音で苦労している(努力している)方が多いのですが、「独学だから」「年だから」「音痴だから」という言葉を見るたびに、「必要なことを必要なだけやっていないからでしょ!」と思ってました。

「独学だから」は、私も発音に関してはほぼ独学で、ここを含めて何回か書きましたが、授業では1~2回でピンインの説明終わり、何が何やら分からなかったので、図書館でリンガフォンを借りたら「まず何度も聞け」と書いてあったから、母音+子音(計1分)の音声を繰り返し2時間×2日間=4時間聴きました。それから自分の発音をカセットに録音し、アタマに染みついた発音と違うものについて、出し方の説明を音声学や音韻学の専門書も含めて読み、テレビの中国語講座の先生たちの口元を観察しながら修正。「u」に手こずって、最終的に「全部できた」と思えたのは3ヶ月後でした。その間に授業はどんどん進み、中国語ゼミを見つけて入って先輩たちに混じって魯迅を読み・・、他の学生生活もしながら、ですが。声調はすぐできたので、その話はまた後で。とにかく、

①基本となる発音(母音・子音・声調)の音声を4時間、聴く。
②自分の発音を録音して、聞く。(所用時間5分程度)

これくらい(4時間と5分)やってから「発音がむずかしい」と言えばいいのに、と思ってました。難しい発音は確かにありますね、もともとどういう発音で日本語(第一言語)を話しているかで、何が難しいかは人によって全部ちがいますが。

「外郎売り」もやってみればいいのに。夫(中国人、放送局編輯)は「中国で“標準”な普通話を話すのは100人程度」といい、私の現在の中国語はその100人の周辺にいる「100万人レベル」だそうです。「このまえ私の上に1000万人いる、って言ってなかった?」「進歩した」だそうですよ。「外郎売り」のおかげです。日本語(第一言語)のレベルを中国語(第二言語)が越えるはずないですから、発音に限らず、ですけど。まず日本語を磨く。

「年だから」は、言語学習の臨界期説が正しいとすれば、たいていの中国語学習者は臨界期を過ぎてからのスタートで、「18歳でも38歳でも58歳でも、たいした差ではない」と思ってました。「でも18歳のほうが有利ですよっ!」という48歳(じゃなくてもいいけど)には、「誰かがあなたに中国語やれ、って強制してるんですか? 自分が好きで始めたんでしょ?」としか思いません。うざい。「若い頃に留学経験がないから会話は苦手」と言っている年配の先生に、口には出しませんが「日中国交正常化して何年たったんですか?」と思うのと同じで(笑)。私も博士課程まで留学は止められていて、「中国語は行く前に日本で何とかしとけ」で留学したクチだし。我々のギョーカイでは、語学留学しているほうが珍しいです。

「音痴だから」は、正直わかりません。「音痴と声調」論争に心底うんざりの日(11年4月23日)もありましたね~、遠い目。。先の①②も、私は自分で模範音声との「違い」が分かったけど、「そこから分からない人もいるんですよっ!」なのかな? なんでキレるのか、理解不能。。

音痴というと、つい音楽的な音痴(音程音痴とリズム音痴)を思い浮かべますが、そもそも「子どもの頃から音に関心なかった」という。それはもう、「だからどうしろと?」と教師としてはお手上げ。教室の生徒ならもってこいのお客さんで経営者にとっては都合いい(いつまでも通い続ける)かも知れないけど、教師にとっては最悪、気力が失せます。しかもさんざん教えた後で「それを言うか?」とけっこうイラっとしたコメントつけたこともありました(・・またも遠い目)。

その時も、クセを直すほうがゼロからやるより大変なのに、きちんとやるべきことをやらないまま先を急いで、あちこちアドバイスを求めてあれこれ手を出すから「いつまでもできないんだよ」と実は思ってました。

それは置いといて、音痴は中国語が苦手なのか? 「そんなことない、苦労するかも知れないけど、頑張ればきっと出来る」とずっと励ます教師だったけど、もしかしてある程度関係あるかも知れない、と思う今日この頃。。とくに「リズム音痴」が、ね。ちょっと前(12月15日)に書いた通り。

「私だってやるべき努力はしてるのよ、言い訳はおよしなさい」と思っていたけど、心得違いだった。振りかえれば、保育園オルガン → 中学までピアノを習い、歯並びも矯正してもらい(歯並びのせいで特定の発音が苦手な人がいる)、中学入学前に英語塾に通って発音記号で教わり(中国語も当然、発音記号を見ながら勉強した)、小学校 → 中学校 → 高校まで合唱部で腹式呼吸や発声法をトレーニングし、さらにさらに本を読むのが大好きだった、わたし。

少なくとも「子どもの頃から音に関心ない」「人とのコミュニケーションは苦手」「日本の文化や歴史も分からん」のに「外国語をやろう(しかも趣味で! さらに仕事で!?)」というのは、「苦労して当たり前なのでは?」と思う一方、その苦労を楽しみたい、ある意味「恵まれた人たち」なんだろう、といまは思う。

などとつらつら書いたのは、私はアメリカに在研で行かされた(のよ、当時の学長に!)ついでに洗礼を受けたクリスチャンなので、神さまからいろんなギフトをもらっていて、全ては初めから導かれて「ここにいる」、私もそうとう「恵まれている」、と思うからですよ。とてもそんな謙虚は気持ちで書いている日記とは、読めないでしょうけど(笑)。「神さま、ありがと! ハレルヤ!」がクリスチャン魂なので。

***
朗読(誰?)を聴きながら钱钟书「围城」を読む。(~第31集、全32集)
「野鸭子」を見る。(~第17集、全26集)

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12月24日

起床時刻:04時48分

初級1年間で発音と基本文法を終えると、2年めから中級扱いですが、相原茂さん曰く「初級は文法、中級は語法」、モデルやパターンで説明できる事項は減り、一つ一つの言葉の使い方を覚える「量稽古の時代」になります。ここで「さまよえる中級者」が多かったですが、中国で留学生用に体系的に編纂されているテキストを順番にやって、一気に語彙5000語レベルまで伸ばすのが、「中級の森をさまよわずに抜ける」早道(とここまでは前にも書いた。11年1月7日・8日、7月25日コメント等)。

中級のことを考えたとき、初級でもっと強調されていいものが「副詞」だと思う。中国語は日本語の「てにをは」に相当するものがなく、接続の言葉をあまり使わずに文脈を作っていく。たとえば「下雨了,我不去了。(雨が降ってきたから、行くのや~めた♪)」の「から」は前後で判断できるでしょ、というのが中国語。

中級で複文をやりはじめると、接続詞がどうしても避けられませんが、副詞とセットで使う接続詞もけっこうあるので、初級のうちから副詞に注目すべし。名詞や動詞は、漢語として日本語にけっこう取り込まれたが、副詞は「和語」が多くて、漢語の副詞って少ないですしね、苦手じゃないですか?

新HSK大綱3級巻末の文法で、副詞は次の6つに分類されています。

1、否定・肯定  不/没/别/一定/必须
2、程度  很/太/非常/最/更/越/特别/多么(多)/极/几乎
3、範囲  都/一起/一共/只
4、時間  正在/已经/就/先/才/一直/总是/马上
5、語気  也/还/真/终于/其实/当然
6、頻率  再/又/经常

けっこうあるわ。ちなみに接続詞(連詞)は、

和/因为··所以··/但是/虽然/而且/然后/如果/一边

**
こういうこと(↑)を、私は自分の考えを整理するためにここで書いています。いずれ教材の改訂版で、姿を変えて出てくる予定。改訂版の目玉は、シンプルすぎる文法事項と、漢字付き音節表ですよ♪ 

音節表に旧HSKの甲級乙級漢字を入れたものを作ったのね。たとえば、

ba  ①八巴②拔③把④爸☆吧

①②③④は四声、☆は軽声。これが音節表にびっしり入っている(私が入れた)。漢字を大量に知っているのは、私たち日本人学習者のアドバンテージですので、利用しない手はない。音節表が付いている初級テキストはけっこうあるけど、読み上げているものは少ない。でも、ただ音節表を付けたのでは芸がないでしょ。表を分割しないと上手くページにおさまらないので、ただいま思案中。

***
乍暖还寒 zhà nuǎn huán hán : 暖かくなったばかりでまだ寒さが残っている
盘桓 pánhuán :〈書〉(去りがたくて)ぐずぐずする
朱鹮 zhūhuán :〈鳥〉トキ
云鬟 yúnhuán : (婦人の)黒髪(くろかみ)
浣衣 huànyī : 着物を洗う

浣溪沙 huànxīshā : 唐の教坊曲、のち詞牌の名
豢养 huànyǎng : 家畜を飼育する.〈喩〉(手先を)飼い慣らす
病入膏肓 bìng rù gāo huāng :〈成〉病気が重くて治療ができない
 〈喩〉事態が深刻で救いようがない.病膏肓(こうこう)に入る
遑论 huánglùn :〈書〉論じるにも及ばない.問題外である
修篁 xiūhuáng : 長い竹

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朗読(誰?)を聴きながら钱钟书「围城」を読む。(~第30集、全32集)
「野鸭子」を見る。(~第16集、全26集)

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12月23日(金)

起床時刻:07時02分

70歳をすぎて母が読書(それもけっこう大作!)すると驚いた私ですが、母は母で「あんた家事できるんじゃないの!?」と驚いてました、入退院や通院を繰り返していた今年の秋(笑)。

そりゃ、そーでしょ、子どもの頃からさんざん手伝わされてきたので。問題は「好きじゃない」ってことです(笑)。やってくれる人がいなければ、普通にやってますが、いるなら「お任せ~♪」、とくに料理。人に作ってもらうご飯はどうしてこんなにおいしいのでせう♪ 感謝、感謝。

中国人と結婚した理由の一つが、「中国では料理は男が作るらしい」と映画「人、中年に到る」で学んだからです。うちも例外ではなく、夫はほんの30分で、手際よくご飯とおかず2~3品+スープを作ります、あり合わせの材料で。偉いぞ!(ほめて育てる)

当時は嫌々やってましたが、子どもの頃に手先を使う仕事をするのは、悪いことではないと思います。小学生の時に「ハサミの使い方が上手だ」とか、ヘンなことで先生にほめられてました。「まっすぐ切るわね~」と。夏休みの宿題に手芸作品を出すと、「次からは自分で作りなさいね」と言われてましたし。(ほらほら、また自慢が・・。でも事実なんで)

夫が料理のコツを覚えたのは、文革で下放していた時に、お腹がすくので炊事場をちょこちょこ覗きに行っていたら、「体格がいいから手伝え(大鍋で大人数分作るので)」と炊事班に回されてから。なにごとも糧にするか無駄にするかは、本人次第なのね。

***
瓠瓜 hùguā : [植]ユウガオまたその果実
  とうがんのように大きいうりで,料理に用いる
扈从 hùcóng :〈書〉(帝王や大官の)従者、侍従.随行する
糊弄 hùnong :〈方〉ごまかす.だます.間に合わせる.いいかげんにする
华不注 Huāfūzhù : 山東省にある古山の名.「華山」ともいう
划拳 huáquán : (宴席でのゲームの一種)拳を打つ
【参考】二人がそれぞれ任意の数の指を突き出し,同時に1から10までの数を唱え,両方の指の和を当てたほうが勝ち.負けた方は酒を飲んだり隠し芸をしたりして興を添える

华山 Huàshān : 中国五岳の一.西岳・太華山とも呼ばれる.陝西省にある
白桦 báihuà :〈植〉シラカンバ.シラカバ
徘徊 páihuái :あてもなくぶらぶらする.〈喩〉躊躇する.〈経〉数値が揺れる
踝骨 huáigǔ :〈方〉くるぶし
狗獾 gǒuhuān :〈動〉タヌキ

***
朗読(誰?)を聴きながら钱钟书「围城」を読む。(~第29集、全32集)
「野鸭子」を見る。(~第15集、全26集)

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12月22日(木)

起床時刻:06時58分

昨日の授業で、テキストに載っていなかった「存現文」を説明して、1年初級の文法はすべて終わり。中級以上は、ほぐせば全部このパーツから出来ている、という話。年明けに文章で少し練習し、アスペクトと補語をおさらいして終わる。

何度も黒板に書いた文型のモデル、

S+(赤いグループ)+V+(青いグループ)+O+(文末)。

赤いグループは、時点(いつ)、副詞(進行の「在」も)、介詞句(介詞+目的語)、助動詞

青いグループは、アスペクト助詞(完了の「了」・経験の「过」・持続の「着」)、補語(結果・方向・可能・様態・程度・時量・動量)、時間量(どのくらい)も補語の一種

文末には、助詞(疑問の「~吗?」、はしょりの「~呢?」、変化=気づきの「了」も)

移動できるもの(時点を表す言葉や、一部の補語を使うときの目的語など)は緑色で。

これに対し、内容から名前がついている構文がある。新HSK3級の「大綱」巻末にまとめられている文法事項の「十五、特殊句型」9項目(+使役文)を、私なりに整理すると、

①判断文(「是」構文)  SVO  但し、S=O
  我是日本人。他是我的同学。
②存現文(現象文)    SVO  但し、O=動作主
  下雨了。我家来了一个客人。桌子上放着一本书。
③所有文(「有」を使う文)=存現文
  一年有12个月。
 cf.存在文(「在」を使う文)=ふつうのSVO
    他在那儿。
④「是・・的」      S+是+VO+的。 はさんで強調。
  我是昨天来的。这是在火车站买的。他是坐飞机来的。
⑤連動文   SVO+VO。  動作をする時間順に。Oは省略可。
  我们去涩谷看电影吧。他每天骑自行车上班。
⑥兼語文   S+V+(O=S)+V+O。 SVOが2つドッキング
  我有一个朋友从中国来的。

介詞句を使うもの
⑦比較文    S+「比」~+述語(形容詞)。 変形も。
  今天比昨天冷。我比他大两岁。他不比你差。
  他和我一样高。上海没有北京那么冷。
⑧処置文(「把」構文)  S+「把」~+V。 動詞は(+α)
               「~」が動詞の(もと)目的語
  他把那杯酒喝了。我把今天的工作做完了。你把衣服换一换。
⑨受身文  S+「被」~+V+O。 「~」がVの動作主。
                  「人」も可、省略可。
  我的照相机被哥哥弄坏了。(=哥哥弄坏了我的照相机。)
  他被人打了。我的钱包被偷了。

兼語文になるもの
⑩使役文    S+使役動詞+人(O=S)+V+O。
  我让我妹妹去买票。老师叫我念课文。真令人伤心。
  这话并不使人感到意外。请大家想想办法。

副詞(否定の「不」「没」や禁止の「別)は介詞句の前なので、
  你别把蛋糕吃光了。妈妈不让我去玩儿。

「大綱」では兼語文の例文として使役の「小王叫我去他家玩儿。」が出ていた。「十六、動作的状態(アスペクト)」の分類も分かりにくい。完了の「了」と経験の「过」を一つにまとめていたり。アスペクトについては、以前(11年3月8日)まとめたことがある。「极了」を「十四、感嘆句」に入れ、「結構助詞」の「得」に例文あるが、補語を項目として取り上げていない。・・どうしちゃったんでしょうねえ、新HSK。旧HSKの語彙大綱&語法大綱はよかったけど。

***
夏にここが炎上したとき(笑)、盛んに音声公開を迫っていたのが英語喉グループでした。自分たちの音声をネットで公開し、反論に対しては「だったら音声公開してみろ!」と普段からやりあってたみたい。なのであまり深入りしたくないですが(笑)、英語学習者も発音で苦労しているんだな、と。

私は小学校高学年の時に近所にできた英語塾に行きたい(となぜ思ったのかは不明)、弟と一緒に通った。発音にうるさい先生で、発音記号で勉強したので、カタカナ英語という発想がそもそもなかったけど、カタカナで代用してあとで苦労する人が多いのかな? 

***
闽侯 Mǐnhòu : 福建省にある県名
滹沱河 Hūtuóhé : 河北省にある川の名
囫囵吞枣 hú lún tūn zǎo :〈成〉ナツメを丸呑みにする.
 〈喩〉物事をよく検討せず鵜呑みにする.【補足】多く読書についていう
鹄立 húlì : 〈書〉直立する.まっすぐに立つ
觳觫 húsù :〈書〉恐れおののく

浒湾 Hǔwān : 河南省にある地名
虎不拉 hùbulǎ :〈方〉〈鳥〉モズ
怙恶不悛 hù è bù quān :〈成〉悪いことをし続けて悔い改めようとしない
戽斗 hùdǒu :田へ水を汲み入れる旧式農具
竹笏 zhúhù :笏(しゃく).大臣が朝見のとき右手に持つ細長い板.
 【補足】言上すべき言葉などを裏に書いて備忘とした

***
朗読(誰?)を聴きながら钱钟书「围城」を読む。(~第28集、全32集)
「野鸭子」を見る。(~第14集、全26集)
 

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12月21日(水)

起床時刻:04時18分 05時57分

★ウキッ
> 003ムーの襟巻鳥2号はとっつかまえてネギと一緒に鍋にした
てごわいっ。こうなったらダチョウを
どこでもドアに押し込むか。びっくりするゾ。
さんさん

★エムの追撃
トントン。
「ふぁ~、なんだよー、昼寝してたのに・・ だれじゃっ!」
がちゃ。
「ひぇ~、ダチョウだ。ホントに送り込まれてきたのか。
よしよし、ちょうどよかった、これから福井までゼロゼロ七(なな)を
追いかけるから。えっ? 003ムーの指令? そんなの
クンビクンビ、分かりづらい…、ムシムシ(古典的?)
よっこらしょと。よろけてないでしっかりお立ち!(女王さま~)
さ、いざしゅっぱ~つ、道は知らんけど・・」

かくしてカバハム作りに忙しいエムカンパニーの労働者諸君を
残し、一路エムとダチョウの旅がはじまった。

***
なんだこれは!? 分かる人にだけ分かる。中国の学風じゃ。・・ちょっと二度寝しますわ。

**
こんなもの書いて二度寝したので、広東から杭州行きの列車に乗って「北京に行きたいのに、いったい何時つくのよ?」とぼやいている夢を見た。

今日は今年最後の授業&会議です。大学は27日までだけど、金曜が祝日なので、私は今日でおしまい。今年は水曜と金曜に授業をまとめているの。

***
★あんかけ姫救出作戦(番外編)
てくてくてく、ふー、てくてくてく、は~っ
「・・姫さま、またふと・・、ふくよかになられましたね?」
「バキッ! むしゃむしゃ・・」
「・・? わっ! 何を召し上がっているんで?」
「ワニの串焼きよ。これ食べたら証明書がもらえるの♪」
「そんな重いもの、食べたいなら下りてくだせえ」
「年末の公道を歩きながらワニの串焼きなんか食べられませんよ、行儀悪い」
「ダチョウの背中で齧りついているのも、けっこう目立ってまっせ~」
「ふんっ! 仕方ない。。証明書はあんかけ姫を救出してからにすっか」

早起き村で振られたネタは、早起き村で拾え、っと。
(さて、これから授業ですわ、行ってきま~す!)

***
「野鸭子」を見る。(~第13集、全26集)

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12月20日(火)

起床時刻:06時20分

さいきん自分のを書く前に人の日記を読みに行ったりしている。。これもまた楽し♪

HSKの話をしていた先輩(10歳ほど年上)に、「プーアル茶いいですよ~」と言ったら、「私も最近バイタルジュースを飲んでいて、調子いいのよ~、これで100歳まで生きるわ」とのこと。てっきり私が90歳まで生きて、先生や先輩方をお見送りしてからひっそり追いかけると思っていたので、「見送ってください」と頼んだら、ジュースのレシピが届いた。ひとり分で、

バナナ半本、ほうれん草もしくは小松菜を1株、ピーマン1個、豆乳180cc(もしくはヨーグルト+水少々)

バナナとヨーグルト両方入れると少し甘すぎる感じもします、だそうです。皆さんも長生きしてください。

***
島崎藤村って実生活では金に汚くて他人をとことん利用して、とんでもなくイヤなヤツだったそうだけど、作品はときどき読み返したくなるのね。作品からもすっごく卑屈でずるがしこくて「なんだこいつ?」感がにじみ出てきますが、ときどき刺激が欲しくなって(笑)、ヘンな趣味!

同じ匂いを私は陳凱歌に感じます。あの人の作品に出てくる男はどいつもこいつも卑屈で、女はどれもこれも奇妙でヘンテコリン。よくも人間をああもいじわるく描けるな、といつも感心する。80年代に「黄土地」や「大閲兵」で共産党批判をして「勇気ある中国知識人」と国外では思われたのでしょうが、その後の陳凱歌はよくある「権力好きの権力批判」「権威好きの権威批判」だった、体制批判をしていた若者がころっと体制側になる、見事な転身ぶりを見せてくれた、とくに「無極」のまんじゅう(マントウ)騒動の時に(笑)。「私の紅衛兵時代」も同じ。まるで自分は当事者じゃなかったみたい、ずるい男なんだ。男がずるい、のかも知れないけど。(そんなことないな、やっぱり個人の問題だろう)

そんなことを久しぶりに思い出したのは、北朝鮮の「大閲兵」シーンが昨晩たくさん流れたから。アサリは北朝鮮で大きくなっていて輸出商品の目玉だと聞いて、もう何年も一人アサリ不買運動(別名、一人経済制裁)を続けておりますが、一日も早くすっきりした気分でアサリを買える日が来てほしい。

***
哄抢 hōngqiǎng :(集団で)略奪する.奪い合う
阿訇 āhōng :〈宗〉(イスラム教の)宗教的指導者.聖職者.布教者
薨逝 hōngshì :薨去(こうきょ)する.〈書〉(諸侯や高官が)死ぬ
闳中肆外 hóng zhōng sì wài : 文章の内容が豊富で,筆致が大胆である
雪里蕻 xuělǐhóng :〈植〉セリホン【補足】秋の終わりから冬の初めに
  出る野菜のカラシナの一種で,葉と茎を漬物にする

黉门 hóngmén :〈古〉学校
哄骗 hǒngpiàn : だます.欺く
内讧 nèihòng : 内輪もめ
哄闹 hòngnào : 多くの人が同時にやかましく騒ぐ
齁咸 hōuxián : 非常に塩からい

***
朗読(誰?)を聴きながら钱钟书「围城」を読む。(~第27集、全32集)
「野鸭子」を見る。(~第12集、全26集)

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12月19日(月)

起床時刻:05時25分

HSKの新旧単語つきあわせ作業。「単語も変わっているんですよ、つきあわせしたんですかっ!」と例の傲慢口調で言うので、「その作業、あなたがやってもいいわよね?」と思うけど、あいつにやらせると、通り一遍の機械的作業で結局使えないデータが出てくるので、自分で。

旧HSK8000語を新HSK5000語に減らすために、基本的な語彙もバサバサ削っている模様。例えば、私たちの教材で「語彙大綱」の甲級乙級から拾った初級単語で、新HSKでは落ちている(どの級にも出てこない)ものに、

哎呀  办  半天  杯  本子  笔  别的  病  不错  不用  不要  查  常常  车  大学  电车  法语/法文  饭  饭店  封  付  汉字  好好儿  好久  好看  好听  后年  后天  记  今年  酒  就是  课本  课文  空儿  老家  老爷  旅行  没意思  美元  门口  哪个  那个  那么  那样  你们  怕  汽车  前年  前天  日语/日文  日元  肉  山  上  上课  上学  食堂  事  手  说  他们/她们/它们  天  贴  停  同屋  偷  头  托  外国  外语/外文  晚  晚饭  问好  午饭  下课  小孩儿  研究  一点儿  一块儿  一下  一些  英语/英文  邮票  油  有的  有时候  有意思  雨  雨伞  早  早饭  这个  这么  这样  正

旧HSKのレベル分けのほうが分かりやすかったよね、と先輩と話してますが、日本ではもう新HSKしか実施しないのかな? 中検と同じである種の商売ですが、留学の前提に新HSKでの能力証明が必要だと、学生は受験しますよね~。

***
朗読作品60の発音をチェックする。全60題、終わり!
朗読(誰?)を聴きながら钱钟书「围城」を読む。(~第26集、全32集)
「野鸭子」を見る。(~第11集、全26集)

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12月18日

起床時刻:06時30分

長野の母は、自己免疫性肝炎の疑いで肝臓の生検をしましたが、「何もでて来ないんだよね~、数値も下がってきているし、しばらく様子みようね~」となり、一安心。当地は雪が降り、除雪車も来て、長い雪の季節が始まりました。「もう読むものないから、なんか送ってよ」と言われ、段ボールに本を詰めて送る。面倒くさいのでわざと司馬遼太郎や山崎豊子の長編を送るが、「読み始めると止まらないのよね~」などというので、あきれる。なぜかというと・・

私の両親は新潟の農家の生まれ、母親は豊かなほうの農家(でも分家)の三女、父親は貧しいほうの農家の末っ子で、ちょうど戦争にひっかかる世代でもあり、義務教育を終えると都会へ働きに出た。母親は学校でやる勉強にはあまり興味なかったようで、就職先のサークルでお茶やお花を一通り習い、庭の花をこぎれいに花瓶に生けたり、ミシンを踏んで小さな物を作って楽しむようなタイプ。父親は教室でやる勉強が好きで、村の小さな小学校(二人は同窓生)の優等生だったけど、手先が器用だからと勧められて大工になり、設計もできるように建築士の資格もとったりしましたが肉体労働ですね、タバコのせいか現場の埃(やアスベスト?)のせいか、もう何年も前に兄弟で一番先に亡くなっています。娘が勉強好き(すみませんね)なのが嬉しく、あちこちで自慢する父親でした。

とにかく両親が家で本を読んでいる姿を見たことがありません。私と弟が小学校に上がる前から母親はパートに働きに出ており、小学校にあがると私たちはいわゆるカギっ子。当時はそれでもたいして危ない目にもあわず、近所の大人たちが何かと気にかけてくれてました。夏休みのたびに新潟の伯母さんの家に預けられていたけど、いま思えば母親が昼間面倒見ていられなかったからでしょうね。伯母さんちもよく毎年毎年、預かってくれました。

父親も新聞はよく読んでいたけど、本を読んでいる姿を見たことがない。でも子どもの頃の写真を見ると、アパート(あの頃は6畳1間、トイレ台所共同、フロ無し)の部屋にオルガンと本棚があり、本棚には子ども達の本が並び、オルガンの前で私が座ってカメラの方を振り返り、弟は本棚の前で私のワンピースを着て頭にリボンもつけられて、なぜか「気をつけ」をして笑っている。・・アホだな、あいつ(笑)。

私はあまり物を欲しがらない子どもで、当時は食も細くて身体も小さく、保育園の園長先生に「お母さん、新しいクレヨン買ってあげてください、きれいな色は使い終わって、残った地味な色ばかり使っているから、最近こんな暗い絵ばかり描いています」と言われて、母が銭湯で私に服を着せながら「欲しいものがあったら言っていいのよ」とちょっと涙ぐみながら言ってた記憶があります。別に欲しくなかっただけなので、なんで泣いているのかな、と思った。ま、昭和30年代の庶民の記憶ですな。

小学校に上がってからですね、歯並びがおかしい、いわゆる「受け口」と分かって、水道橋にある歯科大に矯正に通い始めました。2年生から6年生くらいまで。上はワイヤーをはめ(時々締め直すのが慣れないうちは痛い)、下はブリッジ(食事の時ははずす)。給食のときにブリッジを外さないといけないので、小学校のときのあだ名はずっと「入れ歯」でした。ついでに「ばばあ」がついて「入れ歯ばばあ」だったかな?

ラッシュの山の手線で定期的に水道橋まで通う。保険が効かないので治療はうちにとっては高額だったと思うけど、両親は迷わず治療してくれたので、いま友人や同僚が歯並びの悪さを気にしているのを見ると、「治してもらってよかった」と思います。あのころ歯の矯正をしている子どもなんて、あまりいませんでした。

私は小学校にあがると学校の図書室の本を片端から読み、中学校も同じく図書室に通いつめ、高校は合唱部で音楽室に入り浸りだったので図書室の印象があまりありませんが、大学はクラブ活動の時間に中国語の授業で、中国語を選んで合唱団を1ヶ月で退部したので、また図書館、さらに先生の研究室に入り浸り、大学院もとうぜん図書室とその隣の院生控え室に入り浸り、あまり本を買わないので、家の本はたいして増えなかった。

新潟の伯母さんちは理髪店で、漫画が置いてあって、いとこも漫画を持っていて、夏休みになるとそこで漫画は読み(それ以外に買ってまで読んだことはない)、すぐ読み終わってヒマになるので、いとこ(1歳上と2歳上)の宿題をやり(自分のは夏休み入るとすぐやるタイプ)、塾に通っていなかった(当時はそんな子ばかり)けど例題を見ながらやっていた。年下のいとこの子守をさせられるので、字や言葉を教えてました。

外ではそんなことをしていましたが、家では私はいつもゴロゴロ、とにかくだらしのない子どもで、机の上はいろんな物でチョモランマのようになっており、母親がパートから帰る前に宿題はコタツなどでやって終わっているので、母親からすると「勉強しているのを見たことがない!」、なのに「まだ学校行くの?」という娘で、父親はなんだか分からんけど「好きなだけ勉強しな」と大学院進学も留学も、反対の「は」の字も聞いたことがありません。

とにかく今日の話題としては、母親が読書する人だったなんて、ビックリ! 「源氏物語」も瀬戸内寂聴訳を「全部よんだよ~」というので、「もう原文で源氏読んでくれない? 現代語訳より時間つぶせるし、原文のほうが面白いから」って感じ。入院中にベッドサイドに弟が置いていった「カラマーゾフの兄弟」があって、若い主治医が「これ読んでるの? 面白い?」「まあね」だって。ありがたいことだ。

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朗読作品59(全60)の発音をチェックする。

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12月17日

起床時刻:05時38分

友人が歌のボイストレーナーをしていて、「あくびする時のように、上あごを持ち上げて、喉の奥を広げて~♪」などとやる。

私たち教える側は、音声学や生理学の本をある程度読んでいます。口というのは下あごが下がって開くようになっていて、上あごを持ち上げようとしたら頭を後ろに傾けないといけないことは知っています。でもそれだと喉の奥が狭くなってしまうので、「あくびするように」「目は大きく開けて前を見て~」などと言うわけです。

ところが「ボクは医者です」というおじさんがいちいち手を挙げて「それはムリです」「目が関係ありますか?」などという。「そういう気持ちでね~♪」と受け流しつつ、理屈で納得しないと先に進めない人もいるので、簡単に説明する。

「目ん玉の奥から頭のてっぺんに抜けるように、ア~♪」などとやる。「そんなことできませんっ!」とまた手があがる。「そういう気持ちでね~♪」(笑) 「手も一緒につけましょうか~、ア~♪」 ・・こうしたほうが「できる」ようになる人が多いので。

私の分類では、「知っている」で終わってしまうのがオタク。彼らは「○○は~~なんですよ」と断定的な言い方をするのが特徴。「なんで?」とか「だから?」と聞くと、もう答えは返ってこない。会話になりませんが、うちのオタクが「教祖さま」と仰ぐザ・オタクと話す場面を目撃することがあって、互いに知識を「わ~~っ」と一通り披露しあうと、次々に話題が移っていく。あきれて眺めていたら、「ね、すごいでしょ?」と幸せそうにうっとりしていた。・・分からん世界だ。

でも「ついったー」って、そうやって一方的に「つぶやく」ものらしい、誰にともなく。でもフォローしてくれる人がいると「うれしい」、くらいの感情はあっていいらしい。

「先生の使い方は完全に間違ってます、メールじゃないんですから、いちいち返事しなくていいんです」と学生に言われた。「じゃあブログとどう違うの?」「ちっちゃいブログみたいなものです」「ならブログでいいじゃない?」「先生のつぶやきでみんなが動くかも知れない、と思ったら楽しくないですか?」「どういうこと?」「たとえばテストの問題作っているんだけど、云々ってつぶやくと、みんながそこをもっと勉強しとこう、とか」「そんなの教室で、ここが大事よ!、と何度も言っているじゃない?」・・そういうつまらんことで小さな世間が動いても、「ぜんぜん興味ないな・・」で話は終わってしまいました。

なので我々の「つい言ったー」はもしかすると全く新しい使い方で、今日も朝早よから、かなり盛り上がっております。

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弹劾 tánhé : 弾劾する
隔阂 géhé : わだかまり.隔たり.みぞ
涸辙之鲋 hé zhé zhī fù :〈成〉涸れた轍の中にいるフナ.轍鮒(てっぷ).
 〈喩〉困窮にあえいで救いを求める人
上颌 shànghé :〈生理〉上顎
一丘之貉 yī qiū zhī hé :〈成〉同じ穴のムジナ

阖家 héjiā : 一家.一家そろって
恫吓 dònghè : 脅かす.威嚇する.恫喝する
负荷 fùhè :〈書〉負担に耐える.〈電〉負荷.荷重
喝问 hèwèn : 大声で尋ねる
横祸 hènghuò : 思わぬ災い.不慮の災難

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朗読作品58(全60)の発音をチェックする。
朗読(誰?)を聴きながら钱钟书「围城」を読む。(~第25集、全32集)

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12月16日(金)

起床時刻:04時01分

エビチリはエビチリじゃないんですよ、あれは陳建民が発明した日本の中華料理なんですよ、と蘊蓄を傾け始めた。

別にいいじゃん、日本の中華料理でも、声調を聴き取る練習のためのクイズなんだから、と思いながら「エビチリの中国語ってなんだっけ?」と騒いでいる間にほかのスタッフに聞くと、「干焼蝦仁」と答えが返ってきた。

「干焼蝦仁」なら中国にもあったと思うけど、と家に帰ってから調べると、これにケチャップを使うのを陳建民が始めた、ということらしい。だから「干焼蝦仁」の訳語を「エビチリ」にするのはダメだ、と言っていたようだ。

結局、クイズに「干焼蝦仁」は入っていないことが確認され、「あれ~、ボクの勘違いだったかな~?」で終わった。あほくさ。こういう下らないダメ出しばっかり。

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薅草 hāocǎo : 草をむしり取る
嚆矢 hāoshǐ :〈書〉嚆矢(こうし).物事の始まり
号丧 háosāng :〈旧〉葬儀のときに喪主や弔客が大声をあげて泣く(こと)
蚝油 háoyóu :〈料理〉カキ油.オイスターソース
貉子 háozi :〈動〉タヌキ

貉绒 háoróng :(硬い毛を取った)タヌキの毛皮
同好 tónghào : 同好者.趣味を同じくする人
镐京 Hàojīng : 鎬京(こうけい)
【補足】周朝初期の国都の名.現在の陝西省西安の西南にあった
诃子 hēzǐ :〈植〉カリロク
回纥 Huíhé :〈古〉回紇(かいこつ)
【補足】唐代北方のトルコ系部族の名.現在のウイグル族の祖先といわれる

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朗読作品57(全60)の発音をチェックする。

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12月15日(木)

起床時刻:06時16分

中国語の発音で、
1、四声はいつも同じ音高なのではない
2、音節数=拍数ではない

これは教室でも教えることができます。たとえば、
  「公司」(1声+1声)の「公」
  「公园」(1声+2声)の「公」
ふつう「公园」の「公」のほうが高いし、
  「图」1字=音節
  「地图」2字=2音節
  「图书馆」3字=3音節
だけど拍は、1拍 → 1.2拍 → 1.5拍くらいしか伸びないので、「图」の長さも違ってくる。教室で学生が納得できるように教えることはできます。

でも文になってくると、二つの要素が組み合わさる上に、どこが「意味の切れ目が音の切れ目」なのか、全部違う。注意深く模範音声を聞いて、真似して、自分でコツをつかむ以外に、「○○のときは△△になる」ような法則があるのでしょうか? 私はまだ見つけられていません。だから教えられない。

中国語の音節は独立していて、互いに影響し合わない、リエゾンもしない、というのは子音と母音(韻母)についてはそうですが、声調は前後に何がくるかで、かなりダイナミックに変化します。軽声も含めて。

2音節の声調パターンで練習した後に、そういうことを知って勉強していくと、まだ楽かな、とは思いますが、ここで「センスのよさ」とか「音感のよさ」などで差がでるかも知れません。「音痴だから声調は苦手」はウソだ!、は「音程音痴」についてはそうだと思う(だって合唱部の男子で声調が判断できない子がいたから)、でも「リズム音痴」だから苦手、はありそうだな、と思う。日本語は等拍だけど、中国語は違うから。

**
12月6日の一連のコメントからは、私は「おちょくるのもいい加減にしてよ」という印象しか持てませんが、ご本人から「それは違いますよ、という気力もなくなった」とのメールが来ましたので、関係は決裂しました。ネットって難しいですね。知らない人と簡単につながれるし、簡単に切ることもできる。だから気楽だ、という人もいるでしょう。

中国語をものすごい勢いで勉強しているけど発音でものすごく苦労しているらしいので、私としては「はじめて」コメントなるものを付け、請われるままに「はじめて」知らない人にメールアドレスも教え、音声ファイルをやりとりする方法で発音をボランティアで教えました。自分としてはかなり辛抱強く、私ができるところまで=今日書いたことの手前まで、です。

ここから先はかなり長い道のりになることが予想され、一緒に中国語を読みながら本人がコツをつかむまで根気よくつきあって・・、というのは私もやる気がなかったし、ご本人も私とやる気はなさそうだったので、そこでストップしました。その後は読解について、いくつかコメントしたり、最近は映画やドラマの資料をごっそり提供しました。自分で授業に使うかも知れないと思って作ったもの全てを、です。

我々の業界では(林望さんがどこかで書いてましたが)、内弟子と外弟子みたいなものがあって、授業で(料金が発生して)「教える」「学ぶ」という関係は、いわば外弟子。中国語に関しては、私は学部生から院生の一時期、日中学院に通っていた以外は、この手の「教わり方」をしていません。大学(大学院)には在籍していますが、授業以外に先生方が研究会だの読書会だのといってやるのはすべて授業料が発生しないもので、内弟子扱いです。

大学の学生だと、授業料を大学が徴集してそこから給料が出ているから、だから授業外で何か教えても当然でしょ、ということになるかも知れませんが、大学を越えた研究会をよくやっていて、年齢も関係なく、誰が師匠で誰が弟子などという区別もなく、互いに勉強しあうのが普通です。何時でも誰からでも学べるものはある。すごい先生ほど謙虚(学問やら真実やらの前に)なので、その姿勢を見習おう、と若い頃から思えたのは幸せでした。

何がどうできないのだろう?、と私も知りたかったので発音をボランティアで教えるのは別にかまわなかったのですが、親しき仲にも礼儀あり、「甘え」を受容しなきゃいけない義理はないですね。お母さんじゃないんだから。こういうことが分からない人(とくに日本男子)が多いので、学部時代の恩師M先生のように、「私は中国語をタダで教えることはしません」とはっきり言うべきかも知れない。M先生は私には「一緒に仕事しよう」と続き、そこから多くのものを学びましたが。。

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打鼾 dǎhān : いびきをかく
邗江 Hánjiāng : 江蘇省にある県名
罕见 hǎnjiàn : まれに見る.めったにない
扞格不入 hàngébúrù : 互いに相容れない.くい違って一致しない
菡萏 hàndàn :〈書〉ハスの花

颔首 hànshǒu :〈書〉うなずく
夯实 hāngshí : (地固めに使う)たこ.胴突き
巷道 hàngdào :〈鉱〉鉱山の坑道
蒿子 hāozi :〈植〉ヨモギ
茼蒿 tónghāo :〈植〉シュンギク

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朗読作品56(全60)の発音をチェックする。

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12月14日(水)

起床時刻:05時23分

「わちきらみんな~、生きている~♪ 生き~ているから楽しいんだ~♪」「およしっ! コースアウトしてるじゃないの! この前のダチョウレースもこれで失格になったでしょうに」「おっと、またやらかしちまいやした~」「戻るよっ!」「へ~い!」

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失礼、「つい言ったー」ネタでした。ネコがお題をふるので、拾うのが大変じゃ。

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ご本人からメールいただいていますが、それだと「知らん顔を決め込んでいる」ようにしか見えませんよ、と答えておきました。いまのところ「誤解している」(=私が読み間違えている)という前提ですので、謝罪の言葉はまったく心に届きません。「気分を害したなら謝ります」って、よく聞くフレーズだけど。

地雷を踏んじゃいましたが、何が地雷だったかというと、中国語を熱心に勉強して、それを仕事にまでしても、中国人と話していると疲れるだの、中国の歴史や文化には興味ないだの、中国政府のやることは何でも裏があるだの、「中国や中国人を利用しているだけだよね? 中国語を通して。自己実現のために?」という人が私のリアルの周囲にもごまんといて、あなたもそっちに行くのね、という失望と、そういう人に限って他人が地道にやっている努力をハナで嗤うようなところがあって、今回も発音ならともかく「声」なんて、どうにでも言いたい放題できますからね、そういう無責任な批評をするからには覚悟あるんでしょーね、ということですね。

「中国大好き」「中国人べったり」になれという意味ではなく、中国語は近代日本では長いあいだ侵略(領土の、経済の、文化の…)手段として使われてきたので、せっかく勉強してもハスにかまえてイジワルになるなら、別に中国語でなくてもいいじゃん、と思うの。中国語を話している相手も「にんげん」で、嬉しいことも悲しいことも、オケラと同じくらいはあるのよ。ケセラセラ。

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さて、前に書きましたが(9月10日)、言葉を発するためには、いくつか段階があります。

①息を吐く:肺・横隔膜を使って(腹式呼吸は息をコントロールしやすい)
②声立て:咽頭・喉頭・声帯を使って、息を声のもと(原音)にする
③共鳴:口腔・鼻腔・咽頭を使って、ひびく声(母音)にする
④調音:口腔・唇・舌を使って、声を言葉にする(子音を生じさせる)

「外郎売り」で練習しているのは④。日本語でまず自由に話せるように、と思っているわけですが、私が苦手なのは拗音とカ行で、日本語の子音で口腔の奥を調音点とするのがカ行ですね。いまだに中国語の調音点が「前寄り」ですが、そもそも日本語でも「後ろ寄り」の子音が苦手なので。母音も全体的に「前寄り」でしょう。

③の共鳴について、「胸に落とす」のはあきらめました、ノドがおかしくなるので。喘息が持病で、気管支や肺が過敏(喘息とはそういう病気です)、声質がソプラノ(と言われる)だから、調音点はもっと後ろにするよう気をつけた上で、共鳴は鼻から頭蓋骨のてっぺんめがけて音を当てるように(歌のときのように)しよう、と。教室ではこうすると、面白いように声が「飛んで」いきます。頭蓋骨の内側や耳の中が細かくビリビリして、こそばゆいですが。・・テノールバカという言葉がありますが、そのうち中国語バカになるかも。頭蓋骨とそこに収納されている脳みそをビリビリさせすぎて(笑)。本望じゃ!

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これまた炎上しそうな微妙な話題なのですが、あるブログに紹介されていた「英語喉」のビデオを見ました。面白い方法だし、納得する部分もあったのですが、説明が共鳴と調音をごっちゃにしており(従って母音と子音をごっちゃにしており)、音節と拍もごっちゃにしているのが残念でした。喉(鼻腔より下のほう)で「共鳴させる」方法ですね。

「日本語は舌を動かさなくても発音できます、あいうえお・・」とやっていて思わず「母音だからだよっ!」と突っ込んでしまいました。また英語喉を使うと日本語も「こ~んな発音にな~りま~す」みたいなことを何度かやっていて、「拍が伸びてるよ!」と突っ込んでました。喉の奥のほうをもっと使って共鳴させる、それ自体はいいと思うので、説明で損していると思いました。

中国でアナウンサーなどが練習する「気泡音」は、声帯(筋肉)をゆるめて息まじりの「声のもと」(原音?)をポコポコ出すやり方で、きちんとやると喉が開いてリラックスできるそうですが、ムリにおかしなやり方をするとかえって喉を傷めそうです。

シラブルの訳語は音節で、日本語は仮名は1字1音節、母音がつくので1音節=1拍(無声化して短くなる時もあるけど)、中国語は1字=1音節(母音に声調がのって日本語よりのびる)だけど、音節数=拍数にはならないので、音節だけ気をとられて一生懸命やると、ポツポツした「日本人とすぐ分かる」中国語になってしまいます。

私は「もっと伸ばすところをゆったり伸ばして、メリハリつけて」と音読ビデオを見た夫(中国人、放送局編輯)にアドバイスされました。文字を追って読んでいましたが、「イメージを語るように」と。

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12月13日(火)

起床時刻:05時40分

昨晩おそく夫が北京から戻ったので、眠りが短く浅かった気がする。碁盤(一面が将棋、一面が囲碁)を持ってきてちょーだい、最近流行っている小説と有声小説(オーディオブック)も買ってきて、それからプーアル茶わすれないで。(← 注文の多い妻)

冬休みは北京へ行くことが多かったが、最近は自分と長野の母親の体調が悪いし、北京の汚染濃霧がひどすぎるので、長野で年越しすることが増えた。

小説のオーディオブックは「家佳聴書館系列」があるが、「あまり書店に並んでなかったよ」とのこと。ま~、中国人にはあまり必要ないでしょうからね。ネット(書虫)で注文したほうが早いかも。

**
私の文章はともかく「声」から、「自分肯定力」の強さを感じると言われて(12月6日のコメント欄、参照)、正直かなりムッとしているの(笑)。揶揄されている気がしてね。どうぞご勝手に。

今日も朝から「外郎売り」、これが中国語の発音上達にいちばん効果がある気がする。日本語はモゴモゴだが中国語はクリア、・・あり得ない。

1回5分で終わるものを読むのに努力も何もないですが、毎日続けるのはけっこう偉い!(お、これが自己肯定ね♪)

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虾蟆 háma : トノサマガエルやヒキガエル、ガマなどの総称
哈达 hǎdá : チベット族や一部のモンゴル族が祝賀や尊敬のしるしと
  して人に贈る、白・黄・藍などの帯状の絹布
哈巴狗 hǎbagǒu :〈動〉チン.ペキニーズ.〈喩〉飼いならされた手先
哈巴 hàba :〈方〉がに股
哈什蚂 hàshimǎ :〈動〉アカガエル.〈中薬〉哈士蟆(ごうしま)
 【補足】中国東北部に生息するアカガエルの腹内にあるゼラチン状の
     物質で、強壮剤に用いる

骸骨 háigǔ : 人の骨.(多くは)骸骨
骇然 hàirán :〈書〉びっくりして驚くさま
蚶子 hānzi :〈貝〉フネガイ.アカガイ
酣战 hānzhàn : 熱戦,激戦(する)
憨直 hānzhí : 素直で正直である.実直である

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朗読作品54(全60)の発音をチェックする。
朗読(誰?)を聴きながら钱钟书「围城」を読む。(~第24集、全32集)

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12月12日(月)

起床時刻:05時08分

けさは耳がすっかり回復しております、よかった~♪

「幸せってなんだっけ?」論がおこっていますが、あちこちガタがきているけどそこそこ健康な身体に産んでもらえたこと、ちょっと「体調が悪いの」と愚痴ると心配してくれるお友だちがいること、私って幸せ者ね~♪

昨日から西館好子「表裏井上ひさし協奏曲」を溜息まじりに読んでいます。作品のために家庭(家族)の犠牲はやむなし、みたいに作家も編集者も思っていて、作品と作家を尊敬する家族も多少はそう思っていて、でも犠牲に堪えきれない時や人もあるわけで。。

私は職業的な研究者なので、締切は守る、内容を妥協してでも枚数や締切は守って完成原稿を出す、校正は初校しっかり、再校以降はチャックのみで新たにダラダラ書き加えることをしない、など自分に課していることがあり、それは出版社でのアルバイト経験で、書いたものが発表されるまでにどういう人がどういう仕事をしているか知っているからですが、この気の弱さ(?)が一方では私の限界なわけで、さんざん待たされたけど傑作ができました!、というよりは、コンスタントに打率稼ぎます、って感じ。

いや、恩師還暦記念論文の締切が12月末だったはずですが、1月末に延びまして。・・Sがいるからだろ?、と思っています。締切は過ぎて当たり前、校正のたびに真っ赤にして、「印刷所を泣かせてしまって」と大作家気取り。昔は活字ですからね~。院生の頃にまだ活字だった世代なので、「印刷所を泣かせて」なんて、私は恐ろしくてできません。K先生は1字足したい時はどこか1字削って、校正で行やページが変更になることのないように、していました。そういう姿を見ているので。

ワガママで愚図な人がいると、全体の工程が遅れ、さっさと出していた私のタイトルが誤植、なんて目にさんざん遭っており、それでワガママ野郎の論文がそんなにすごいのか?、というと大抵の場合は自分とどんぐり仲間なので、イラつく。・・とまあ、私の日常の不満はほとんどこの類です(笑)。

これぐらいしか不満がない、というのが幸せだな、きっと。

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刽子手 guìzishǒu :〈旧〉首切り役人.死刑執行人.〈喩〉人民を殺害する者
桧柏 guìbǎi : 〈植〉イブキ.ビャクシン
会稽山 Guìjīshān : 紹興市にある山
衮服 gǔnfú :〈古〉天子の礼服
聒噪 guōzào :〈方〉やかましい.騒々しい

虢国 Guóguó :〈史〉虢(かく) 【補足】周代の国名.周と同じ姓の国
馃子 guǒzi : コムギ粉をこねて油で揚げた食品.〈方〉菓子の古い言い方
棺椁 guānguǒ :〈考古〉内棺と外棺.ひつぎ
哈喇 hāla :〈口〉油ものが変質して変な味になること
哈喇子 hālázi :〈方〉よだれ

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朗読作品53(全60)の発音をチェックする。
朗読(誰?)を聴きながら钱钟书「围城」を読む。(~第23集、全32集)

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12月11日

起床時刻:07時25分

昨晩は川柳友の会と皆既月食観測祭りをやっていて遅く寝たので、今朝はゆっくり起きました。

きのう寒いのに我慢して朝勉してたら、右耳が聴覚過敏になり、おかしな聞こえ方をする、今朝も少し。明日もおかしいようなら、耳鼻科に行ってきます。ネットで検索すると、最近の体調不良については、たいてい「更年期障害」の5文字が入ってますので、ムリしないようにっと。

**
最近は目もしょぼしょぼして小さな字を読みたくないので、神保町で「有声小説」(オーディオブック)をいくつか買ってきた。内山書店の奥さんが「あらまだお若いのに~」と笑っていたけど、奥さんこそ相変わらずお若い。私が学生の頃から、お店に座っている姿はあまり変わっていません。

ネットに有声小説はいくつも出ていますが、いかがわしい画面がいちいち出るので、CDやMP3が出ているなら、買ってしまいたい。傾聴シリーズの魯迅と老舎もあったので、「持っているんですけどね~」となぜか買ってしまった。

hanyuさんが紹介してくれた老舎「養花」の朗読も、まあまあ好みなほうですが、傾聴シリーズの二人のほうが、やはり好きですね。

**
hanyuさんが私の「文章と声」にどんな「中国人らしさ」を感じているのかは、これからのお楽しみですが(12月6日のコメント欄、参照)、若い頃から中国の人には、あなたは「毅力」がある、と言われてきました。・・でも「体力」がないんですよ。。

***
鹳雀楼 Guànquèlóu : 別名、鸛鵲楼.山西省の黄河東岸にある
粗犷 cūguǎng :〈書〉粗野である.無骨である.こせこせしない.豪放だ
桄子 guàngzi :(タケや木で作った)糸をかけて巻いておく道具.かせ
皈依 guīyī :〈宗〉帰依する
傀奇 guīqí : 奇怪である

瑰丽 guīlì :〈書〉たいへんきれいである.非常に美しい
玫瑰 méigui :〈植〉マイカイ.(広く)バラ
  ハマナシ(ハマナス)の近縁種.日本語訳では混同して使われることが多い
奸宄 jiānguǐ :〈書〉悪者.くせ者 【補足】“奸”は内通者,“宄”は外部の悪人
庋藏 guǐcáng : 物を保存する
日晷 rìguǐ :〈天〉日時計

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朗読作品52(全60)の発音をチェックする。
朗読(誰?)を聴きながら钱钟书「围城」を読む。(~第22集、全32集)

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12月10日

起床時刻:05時16分

あ”~、右手が冷たくてキーが打ちづらい。机の左側に電気ストーブを置いているから。レイアウトの関係で動かせません、ストーブ。そしてエアコンがありません、私の部屋。

冬は勉強するな、ってことですかっ!(← お天道さまへ)

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老舎「養花」を校正しました。だいぶあちこち違ってました。訂正版です。(夜に朗読音声を聞きながらチェックして、校正の見落としを3カ所直しました)

养花   老舍
  我爱花,所以也爱养花。我可还没成为养花专家,因为没有工夫去作研究与试验。我只把养花当作生活中的一种乐趣,花开得大小好坏都不计较,只要开花,我就高兴。在我的小院中,到夏天,满是花草,小猫儿们只好上房去玩耍,地上没有它们的运动场。
  花虽多,但无奇花异草。珍贵的花草不易养活,看着一棵好花生病欲死是件难过的事。我不愿时时落泪。北京的气候,对养花来说,不算很好。冬天冷,春天多风,夏天不是干旱就是大雨倾盆;秋天最好,可是忽然会闹霜冻。在这种气候里,想把南方的好花养活,我还没有那么大的本事。因此,我只养些好种易活、自己会奋斗的花草。
  不过,尽管花草自己会奋斗,我若置之不理,任其自生自灭,他们多数还是会死了的。我得天天照管它们,像好朋友似的关切它们。一来二去,我摸着一些门道:有的喜阴,就别放在太阳地里;有的喜干,就别多浇水。这是个乐趣,摸住门道,花草养活了,而且三年五载老活着、开花,多么有意思呀!不是乱吹,这就是知识呀!多得些知识,一定不是坏事。
  我不是有腿病吗,不但不利于行,也不利于久坐。我不知道花草们受我的照顾,感谢我不感谢;我可得感谢它们。在我工作的时候,我总是写了几十个字,就到院中去看看,浇浇这棵,搬搬那盆,然后回到屋中再写一点,然后再出去,如此循环,把脑力劳动与体力劳动结合到一起,有益身心,胜于吃药。要是赶上狂风暴雨或天气突变哪,就得全家动员,抢救花草,十分紧张。几百盆花,都要很快地抢到屋里去,使人腰酸腿疼,热汗直流。第二天,天气好转,又得把花儿都搬出去,就又一次腰酸腿疼,热汗直流。可是,这多么有意思呀!不劳动,连棵花儿也养不活,这难道不是真理么?
  送牛奶的同志进门就夸”好香”!这使我们全家都感到骄傲。赶到昙花开放的时候,约几位朋友来看看,更有秉烛夜游的神气——昙花总在夜里放蕊。花儿分根了,一棵分为数棵,就赠给朋友们一些;看着友人拿走自己的劳动果实,心里自然特别喜欢。
  当然,也有伤心的时候,今年夏天就有这么一回。三百株菊秧还在地上(没到移入盆中的时候),下了暴雨。邻居的墙倒了下来,菊秧被砸死者约三十多种,一百多棵!全家都几天没有笑容!
  有喜有忧,有笑有泪,有花有实,有香有色,既须劳动,又长见识,这就是养花的乐趣。
              载一九五六年十月二十一日《文汇报》

***
诖误 guàwù : 連座する.巻き添えを食う
纶巾 guānjīn :〈古〉黒い絹糸のひものついた頭巾
桂冠 guìguān : 月桂冠.ゲッケイジュの葉で作った冠
冠县 Gàunxiàn : 山東省西部の地名
鳏夫 guānfū :〈書〉妻を亡くした男.妻のいない男

东莞 Dōngguǎn : 地名.山東省と広東省の二カ所に同じ地名が漢代からある
毌丘俭 Guànqiū Jiǎn : 三国時代の武将.「毌丘」は復姓
道观 dàoguàn : 道観.道教の寺院
盥洗 guànxǐ : 手や顔を洗う
白鹳 báiguàn :〈鳥〉コウノトリ

***
朗読作品51(全60)の発音をチェックする。
朗読(誰?)を聴きながら钱钟书「围城」を読む。(~第21集、全32集)

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12月09日(金)

起床時刻:05時16分

ビデオを作り、絶賛もされた(笑)、老舎「養花」ですが、読みながら「意味が分からないニャ…」と思う箇所があったので、神保町へ行って老舎の本を買ってきました。老舎のご長男、舒乙氏の編纂による「新編 老舎文集」(商務印書館)4冊。選集で、全作品が入っているわけではありません。「養花」は入っていました。

やはり文字が違っていました。前回は長野でネットから拾った文章だったので。

如此循环,让脑力劳动和体力劳动得到适当的调节,有益身心,用于吃药。

の「用于吃药」が??でしたが、「胜于吃药」でした。また、

摸着门道,花草养活了,而且三年五载老活着,开花,多么有意思呀!多得些知识决不是坏事。

も「ん?」と思いましたが、少し抜けていました。

・・多么有意思呀!不是乱吹,这就是知识呀! 多得些知识,一定不是坏事。

文字も少し違いますね。違う箇所はほかにもありました。

**
いまスタッフで作った教材集の改訂をしようとしていて、老舎「養花」を朗読用に入れようかと思っているので、きちんとした出典に当たらないといけません。図書館に行けば置いてあるはずですが、ついでなので、「養花」(短い)のために文集4冊を買う、という大人買い? 

聞一多の「红烛」もネイティブの同僚に勧められたので、録音があるかな?、と傾聴シリーズの聞一多も注文しました。届いてみないと、「红烛」が収録されているかどうか分かりません。^^

傾聴シリーズはかなり気にいっていて、アナウンサーの朗読(あまりクセがない)なので、外国人でも真似しやすい。朗誦家とよばれる人たちのは、個性が強すぎて、好き嫌いが分かれ、真似しにくいです。総じて、男性はやりすぎ、と感じます。舞台で聞けば「映える」のかも知れないな~、と思いますけど。

***
羖羊 gǔyáng :〈書〉(黒い)雄のヒツジ
鹄的 gǔdì :〈書〉的の真ん中の黒い点.正鵠(せいこく).目的.目標
车毂 chēgǔ : 車のこしき.車輪の中央にあって軸をその中に貫き,
  輻(や)をその周囲にさし込んだ部分
瞽言 gǔyán :〈書〉根拠のない話.理の通らない話(謙遜)
估衣 gùyi :(売り物の)古着;安物の既製服

桎梏 zhìgù :〈書〉桎梏(しっこく).束縛
呱唧 guāji :〔擬声語〕〔拍手の音〕ぱちぱち
拉呱儿 lāguǎr :〈方〉雑談をする
剐刑 guǎxíng : 古代の刑.体をいくつにも切り刻み,なぶり殺しにする
老鸹 lǎoguā :〈方〉カラス

***
朗読作品50(全60)の発音をチェックする。
「野鸭子」を見る。(~第10集、全26集)

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12月08日(木)

起床時刻:04時20分 07時30分

起きたけど・・、眠いかな~? 二度寝しちゃお♪

お~、二度寝したら7時すぎちゃいました。学生が聞いたら笑うでしょう。彼らの二度寝って、「起きたら10時でした」とか「起きたら2時でした」なので。成長期の若者ってすごいですね♪

***
媾和 gòuhé :〈書〉和睦する.講和する
呱呱坠地 gūgū zhuìdì : 赤ん坊が生まれる.呱呱(ここ)は赤ん坊の泣き声
曹大家 Cáo dàgū : 曹班昭、漢代の女性歴史家・文学者.班彪の娘、班個の妹
轱辘 gūlu :〈方〉車輪.転がる
骨朵 gūduo :〈方〉(花の)つぼみ

汩没 gǔmò :〈書〉(才能などが)埋もれている
训诂 xùngǔ : 古書の字句の解釈.訓詁
骨头gǔtou :骨
牯牛 gǔniú : 雄ウシ
商贾 shānggǔ :〈書〉商人(の総称).商賈

***
朗読作品49(全60)の発音をチェックする。
朗読(誰?)を聴きながら钱钟书「围城」を読む。(~第20集、全32集)

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12月07日(水)

起床時刻:05時14分

お~、3時、4時、5時・・とみんな起きてる! わたしは3時半に一度目が覚めましたが、そのまま温かい布団の中で、うつらうつら。さすがに昨日は灯油を買っておきました、まだ使ってないけど。

ここには記録せず、「さんすう17マス学習帳」に記録しているもの、
1、「外郎売り」で口慣らし、5分
2、魯迅「百草園」音読、10分
3、老舎「養花」や朱自清「荷塘月色」など音読
4、「古漢語入門」や傾聴シリーズや「普通話朗読60題」など聴く

このうち1番と2番はほぼ毎日やっておりますが、なかなか17マス学習帳が埋まりません。1ページ約200マスですので、200日=ほぼ半年、かかります。4番なんか、一回聴くのに1~3時間かかるし、通勤途中で聴いている分は最近カウントしていないので、なかなか増えない。

このノート(100円也)が日付でびっしり埋まるころ、私は中国語の達人になっているか、寿命が尽きているか、どちらかでせう。

***
拱手 gǒngshǒu :(旧時の礼法で)右手で左手のこぶしを軽く握り、
  胸元で上下する(丁寧な礼)
句践 Gōujiàn :春秋時代、越国の国王の名.こうせん
高句丽 Gāogōulí :高句麗(こうくり).高麗(こま)
佝偻 gōulóu :〈口〉せむし
枸橘 gōujú :〈植〉カラタチ

篝火 gōuhuǒ : かがり火.たき火
苟安 gǒu'ān :〈書〉一寸逃れをする.目先の安逸をむさぼる
勾当 gòudang :事柄(よくないことをさしていう)
诟骂 gòumà :〈書〉口汚くののしる.罵倒する
彀中 gòuzhōng :〈書〉〈喩〉わな.計略
  力いっぱい弓を引いて、その矢の届く範囲の意から

***
朗読作品48(全60)の発音をチェックする。

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12月06日(火)

起床時刻:04時53分

きょうも「正しい普通話」めざしてお勉強(笑)。めざすけど、そこはかとなく醸し出されるエキゾチズムが許容されるのであって、最初から「通じればいいんだろ」と開き直った態度でいると、いまいち「通じてない」ことも多い。

文学研究も似ていると思う。どんな作品も自分(現代の日本の)に引き寄せて解釈する人もいるけど、私は相手(中国の古代の)に近寄りたい。近寄ろうとしても、どうしても近づけない距離がある。そこに私なりの解釈が出る、くらいでいいと思う。

演技もそう。何をやっても「キムタク」路線もあるけど、役柄によって全然ちがう人に見える、のが役者だと思うわね。それでも、加藤治子さんが市原悦子さんに見えることはないのだから、安心して。・・お二人ともいつまでも可愛らしくて、好きな女優さんです。

***
亘古 gèngǔ : いにしえ(より).永遠(の)
年庚 niángēng : 生まれた年・月・日・時
绠短汲深 gěngduǎnjíshēn :〈成〉短いつるべで深い井戸の水を汲む.
  〈喩〉役目が重すぎてその任ではない(謙譲)
脖颈子 bógěngzi : 首筋.えり首
如鲠在喉 rúgěngzàihóu : 喉に魚の骨が刺さったよう

女红 nǚgōng : 〈書〉女性のやる仕事(裁縫•刺繍などの)
供应 gōngyìng : 提供(する).供給(する).補給(する)
肱骨 gōnggǔ :〈生理〉上腕骨.上膊骨
股肱 gǔgōng :〈書〉股肱(ここう).手足と頼む者
觥筹交错 gōngchóujiāocuò : 酒宴がにぎやかに行われる

***
朗読作品47(全60)の発音をチェックする。
朗読(誰?)を聴きながら钱钟书「围城」を読む。(~第19集、全32集)
「野鸭子」を見る。(~第9集、全26集)

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12月05日(月)

起床時刻:05時40分

友人のやっている文人画研究会のご紹介をしましょう。江戸時代の文人画をご夫婦でコレクションしていて、研究会と展示会と会誌の発行をしているの。HPはこちら(↓)。
http://homepage3.nifty.com/bunjingakenkyukai/

こんど会誌会員も募集するらしいので、宣伝。『読画入門』という本も刊行しています。画がたくさん載っていて、ステキな本です。(きのう買った安野光雅さんの『絵のある自伝』も絵がたくさんあって素敵!)

**
私の朗読ならぬ音読ビデオ(羊頭を狗頭に掛けかえた)の批評がきました。

除志摩「再別康橋」
http://www.youtube.com/watch?v=_yaAsMQHjfQ

細かい発音の間違いは、
①艶影 yan 4声 ying 3声
②軟 ruan 3声 が yuan に聞えていた。
③似 si 4声 が shi に聞えていた。(← 私が shi と読んだと思う)

“『再別康橋』はとても浪漫的な短文ですが、余りゆっくり、丁寧に読み上げると、文章の文脈が切れてしまい、繋がりが悪くなったような気がします。余り良いたとえではないかもしれませんが、今の朗読は正しく歩いていると見えました。しかし、『再別康橋』は踊りです。徐志摩氏の心の踊りです。”

つまり、躍動感がない、ということでしょうね。ゆっくりでもwhyさんの朗読は、躍動感がありました。私のは最初から最後まで同じ調子で、平坦でした。

次は、老舎「養花」
http://www.youtube.com/watch?v=grXPVFrNVfo

“生き生きした朗読を聞いた、僕はつい夢中になりました。この録音はほぼ完璧です。録音を聞く度に、この短文への愛情を感じられます。『再別康橋』の朗読と全然違いますね。その違いは、深い理解があったからではないですか。”

「養花」は100%自力で、自分の解釈で自分の読み方なので、嬉しいです。まー、この子(中学生の頃から知っている)は私のファンなので(笑)、そこを差し引かないとダメですけど。^^

夫(くどいですが中国人)も時々言っておりますが、多少の発音や表現(語彙や文章)のエキゾチズムは、個性だから直さなくていい、と。意図が伝わらないような「間違い」はダメだけど、絵にかいたような「正しい」中国語を目指す必要はないのだ、と。・・ま、この男も私に惚れているので(笑)、差し引いて聞いておりますが、やらなければいけない勉強もそれ以外もいろいろあるので、どこまでやればいいのか、葉っぱを見て枝も木も森も見ない、ことにならないようにしないと、いけませんね。(とくに教える時にね、こだわりすぎはよくない)

**
「心の踊り」について質問したら、さらに詳しいコメントをくれました。

“『再別康橋』を含め、徐志摩氏の短文(散文)は優雅、軽快な特徴があると思います。まさに音楽(バイオリンの演奏)みたいに、独特な流れ、リズムが有ります。一個一個の文字の発音を気にしすぎると、文脈の流れが切れてしまい、リズムが乱れてしまうこともあります。筆者が考えていることを視聴者に伝えられなくなります。発音はもちろん大事です。しかし、言語(美しい文章)は正しい発音の塊ではない、魂があります。読み上げる前に、読者自身は先ず筆者の考えを理解する必要があると思います。”

私は単に音だけ真似しようとして、魂を真似できていませんでした。また、真似する必要もなく、自分で解釈して読めばよい、ということですね。

***
搁不住 gébuzhù : 耐えられない
蛤蜊 gélí :〈貝〉シオフキ(ガイ).ハマグリ
蛤蚧 géjiè :〈動〉オオヤモリ
自个儿 zìgěr :〈方〉自分
诸葛 Zhūgě :〈複姓〉諸葛(しょかつ)・チューコー

虼蚤 gèzao :〈方〉ノミ
膈应 gèying : 〈方〉ぞっとする.気持ち悪い
硌牙 gèyá : (硬いものをかんで)歯にこたえる
逗哏 dòugén : 滑稽だ.面白い
发艮 fāgěn :〈方〉(食物や人の気性、言葉が)固くて歯切れが悪い

***
朗読作品46(全60)の発音をチェックする。
朗読(誰?)を聴きながら钱钟书「围城」を読む。(~第18集、全32集)

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12月04日

起床時刻:04時10分

朝っぱらから(でしょうね、世間の皆さまには日曜の4時台は)、業務用の長いメールを2本書きました。

ここ早起き村で、朝から元気に川柳なんぞひねっていると、世間と隔絶してしまうかも知れませんぞ! 今朝の1句、

  起きている みんな日曜の 朝なのに(誰もかれもユカイ)

**
花はもう あせてしまった なんとなく 私がぼーっと しているうちに

気がつけば 花も私も くすんでる (ってこと?)

**
お友だちのところに遊びに行って刺激を受けたので、短歌をひねってみよう、じめじめと。(笑)

  金網の 向こうに落ちた ギンナンの
    実を拾おうと 枝のばす人(おばさん二人)

金網のこっち側はきれいに拾われて、向こう側だけいっぱい実が落ちていた。フェンス越しにおばさん達が棒きれを差し込んで採ろうとしてましたが、丸い物を棒きれで、って気が長いです。おしゃべりしながら。今日は暖かかったし、のどかでいい感じでした。

  ギンナンを 金網越しに 採る二人(そこにあるから)

アスファルトの上で道行く人に踏みつぶされているのを見ると、そんなに拾って食べるのか分からないけど、つい拾いたくなりますね。あの臭い皮は土の中に埋めておくと取れる、というので埋めたまま忘れて、芽がいっぱい出たことがありました。

***
缟素 gǎosù :〈書〉白い衣服;(特に)喪服
枯槁 kūgǎo :〈書〉(草木が)枯れる.やせ衰える.やつれる
诰命 gàomìng : 皇帝が臣下に対して下す命令.詔.
  〈旧〉皇帝から位を授けられた女性
膏油 gàoyóu : 〈機〉車軸や回転軸にグリース油を塗りつける
仡佬族 Gēlǎozú :(中国の少数民族)コーラオ族

疙疤 gēba :〈方〉かさぶた
疙瘩 gēda :(皮膚の)できもの.球状〔塊状〕のもの.悩み.わだかまり
袼褙 gēbei : ぼろ切れをのりで幾重にも張り固めたもの.布靴の材料などにする
胳肢 gézhi :〈方〉くすぐる
瓜葛 guāgé : ウリやクズが物にからまる.〈喩〉縁故.(広く)かかわり合い

***
朗読作品45(全60)の発音をチェックする。

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12月03日

起床時刻:04時55分

字面(と見た目)で長年食わず嫌いだった「腐乳」ですが、ある時、「腐」は「豆腐」の「腐」だから、と思ったら壁を乗り越え(笑)、口にしてみたらパーッと香りが広がって、おいしい! 

以来、中国では朝のお粥の友になっていますが、こっち(日本)の近所のスーパーには置いてないので、池袋のデパ地下でお買い物。塩分が強いので、食べ過ぎに注意。「空心菜」を炒めて味付けに「腐乳」を使うとおいしい、とネットで紹介されていた。へえ~。

空心菜は最近日本のスーパーでも見かけるようになった。最初に食べたのは、夫(中国人)と開封(かつての北宋の都)に行った時です。あまり物に執着しない男ですが、空心菜炒めを注文して「今日はない」と言われ、「え、ないの? 空心菜ないの?」と食い下がっていたので(笑)、なんだよ、空心菜って、と思った。あのころ(90年代前半)は中国でも北方ではちょっと珍しい野菜だったみたい。

私の「青春の思い出」野菜は、黄ニラなんですが。。 20代の留学中、北京に冬に行くと、定宿にしていた大学の食堂ではこればっかりで、おいしいな、と思って毎日のように食べていた。それと、鴨梨ですね。大きくてジャリジャリしているけど、室内が暖房でガンガンに乾燥しているので、おいしかった。

***
擀毡 gǎnzhān : フェルトを作る.(毛皮などの毛や髪が)もつれる
宵衣旰食 xiāoyīgànshí :〈成〉政務にいそしむさま
  朝は暗いうちに起きて服を着、晩は暗くなってから食事をする
绀青 gànqīng :(色の一種)柴紺.茄子紺
力能扛鼎 lìnénggāngdǐng : 力持ち
天罡 Tiāngāng :(古書でいう)北斗星、その柄

罡风 gāngfēng :(もとは道教用語)高い所を吹く風.
岗尖儿 gàngjiār : 〈方〉充実して立派.見事
钢刀 gàngdāo : 刃物を研ぐ
   gāngdāo : 刀.刃物
睾丸 gāowán :〈生理〉睾丸
杲杲 gǎogǎo :〈書〉(日の光が)明るい

***
朗読作品44(全60)の発音をチェックする。
朗読(誰?)を聴きながら钱钟书「围城」を読む。(~第17集、全32集)
「野鸭子」を見る。(~第8集、全26集)

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12月02日(金)

起床時刻:06時00分

久しぶりに目覚ましで起きました。で、いまグダグダ書いていたことが、全部消えました。。行ってきま~す。

**
午後の授業で何かの話から、最近「つい言ったー」を始めたんだ、と言ったらそれだけで笑われ、「みんなで川柳を作っているんだよ」「どんなの作ったんですか?」というので披露したら、爆笑されました。今朝の一句、

  寝坊して 研究室で 朝ご飯

***
朗読作品43(全60)の発音をチェックする。

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12月01日(木)

起床時刻:04時51分

祝、1周年!

おかげさまで一年間、早起き日記を続けられました。今日から2年目ですよ。毎日少しずつでも勉強してここに記録していると、一年もたてば若干は進歩している気がします。すばらしい!、早起き日記!

さて、きのう2年生と朱自清「匆匆」を読みました。難しかったです、音読も和訳も。次は老舎「小麻雀」で、こっちのほうがやりやすいでしょう。教材を学内の教育支援システムでアップすることができて、学生は履修している科目で教材がアップされると一目で分かるようになっているらしく、プリントして予習してきている学生もいました。「マージャンのもありましたね」って、違います、「スズメ」のお話です。

***
干系 gānxì : (責任を問われたり紛争を引き起こしたりする)かかわり.責任
射干 shègān :〈植〉ヒオウギ.カラスオウギ.ヌバタマ.
  〈中薬〉射干(やかん).解熱・解毒に用いる.
干将 Gānjiāng : 古代の名剣の名
   gànjiàng : 腕利き.やり手.猛者
坩埚 gānguō : るつぼ
糖苷 tánggān :〈化〉グリコンド

矸石 gānshí :(石炭に混入している)廃石.ぼた
泔水 gānshuǐ : 米のとぎ汁.野菜や鍋・碗などを洗って汚れた水
尴尬 gāngà : ばつが悪い.具合が悪い.〈方〉尋常でない.普通でない
杆菌 gǎnjūn :〈生〉桿菌(かんきん).バチルス
杆秤 gǎnchèng : 竿ばかり

***
朗読作品42(全60)の発音をチェックする。
朗読(誰?)を聴きながら钱钟书「围城」を読む。(~第16集、全32集)
「野鸭子」を見る。(~第7集、全26集)

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