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起床時刻の記録
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06月30日(土)
起床時刻:04時26分
長野へ。
前回みんなで外壁を決めたが、いざ貼ってみたら、「東京駅みたい」らしい。・・的確すぎる比喩は人生をしょっぱくするな。
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改訂中の教材集の原稿が、新人スタッフから戻ってきたので、授業3コマ+ボランティア発音矯正30分のあい間(お昼休みから2時まで)に原稿に手を入れて、もう編集担当者に渡せる状態。
最初、7月に原稿を出版社に渡す前にチェックして(前回制作時にいなかったスタッフだから)と言ったら、7月は忙しくてできないような話だったので、私が4月初に耳鳴りキーキーシャーシャーしている中、2日半(計20時間)で原稿化して渡した。途中で留学中のネイティブ先生が一時帰国(検診のため)したので、二人で半日(4時間)でチェックして、訂正箇所をその場で書き込み、また戻した。年長の病人(50歳と60歳)がやっているのにさ~、若者よ!(といってもアラフォー)
約3ヶ月、さっさとやって他のスタッフに回すべきなのに、「自分のところで遅くなってすみません」 やれば1日使う必要もなくできる作業だし、これが「本務」なのに、ほかの何で忙しがっているやら。他のスタッフも似たようなもので、前回、なぜいつも忙しがっているのか、分かった。段取りが下手で、同じ作業を何度もして、なかなか「完成」にせず、いつまでも手元に置いてある。
ま、私は「助長」タイプ(アホが多いという先秦の宋人の※)ですので、他山の石、ですね。農作業のように「待つのが仕事」なものもあります。
※宋人(そうひと):ある時代や国の人たちを、唐人(とうひと)のように言います。宋は春秋時代にあった国で、苗の生長を助けようとして抜いてしまったり、株を守ってウサギを待つ、などアホが多いと言われています(誰が言ったんだ?)。六朝時代にも宋があり、唐のあとにも宋があるので、帝室の姓をとって前者を劉宋、後者を趙宋と呼んで区別したりします。これも人々を言うときは「宋人」になりますね。
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采撷 cǎixié :〈書〉摘む.摘み取る.採集する
血晕 xiěyùn :(打撲などで皮膚に)血がにじんでできるあざ
万俟卨 Mòqí Xiè : 南宋初の奸臣.岳飛らを陥れた.万俟は複姓
头屑 tóuxiè :(頭の)ふけ
猥亵 wěixiè : わいせつである.(女性に)みだらなことをする
解数 xièshù : 手腕.技量.【補足】もとは武術の技の意味
解州 Xièzhōu : 古代の地名.五代に置かれた.いまの山西省解県
獬豸 xièzhì : 獬豸(かいち).【補足】伝説中のウシに似た動物.不正な人物を見分けて角で突く
邂逅 xièhòu :〈書〉偶然に出会う.巡り会う.【補足】親戚や友人に偶然巡り会うことをさす
燮理 xièlǐ : 調和をとって処理する.調和をとる
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体操セット40分。
★60.8㎏
06月29日(金)
起床時刻:04時27分
授業。
今日はテストなので、行きはよいよい、採点は怖い。あ”~、面倒くさっ!(想像しただけでアタマかきむしりたくなった)
でも語学は授業時間内に試験をやればよいので、楽です。講義科目はたいへん。最近は半期15週やれ、と文科省に文句(じゃないだろ!)言われて、オリエンテーションを前倒しにして3月からやる大学もあり、それでも足りずに7月めいっぱい授業、採点は8月にもつれこみ、半期制(セメスター)導入もしぶしぶやって前期の成績も出さなくてはいけない、となるとますます追い込まれる。
完全半期性にしたら4月の忙しさが9月にもきて、年2回になるから反対! というのに9月入学も、なんてことになりそうで、憂鬱。・・事務に人柱が立つんじゃないかな? 優秀な人しか学事に残らないから、これまでなんとかやってきたけど、マンパワーにも限界あるよね。
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骁勇 xiāoyǒng :〈書〉勇猛である.勇ましくて強い
翛然 xiāorán :〈書〉何にも束縛されず自由なさま
混淆 hùnxiáo : 入り混じる.混ぜ合わせる
●(言叟)闻 xiǎowén : 名声が少しばかりある
肖像 xiàoxiàng : 肖像
哮喘 xiàochuǎn :〈医〉喘息
协韵 xiéyùn : 詩文の平仄(ひようそく)をととのえるために,古音で同一韻に属しない文字を,同一の韻として互いに通用させたこと
要挟 yāoxié :(弱みに付け込んで)強迫する.強制する.強要する
偕同 xiétóng : 連れ立つ.いっしょに行く
颉颃 xiéháng :〈書〉鳥が高く低く飛ぶ.拮抗する.互いに優劣がない.甲乙つけがたい
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体操セット40分。
★60.5㎏、36.4%
06月28日(木)
起床時刻:05時23分
耳鼻科のクスリは効いていることが分かった。同時に対症療法、あるいは治るとしても相当ゆ~っくりであろうことも分かった。医者もそう言っていたけど。
そろそろ学期末テストが近づいていて、2年生のクラスが「範囲が広すぎるからもうこの辺でいい」とか「質問日を設けてくれ」とか騒いでおり、冗談かと思ったら昨日ノートを持って質問にきた学生、びっしり書いてあって不明な箇所に付箋が貼ってあり、あら、本当に勉強していて「分からないところがあるのがイヤ」なのね。こういう気質(笑)の子はけっこういます。
ということで、ポイントをまとめたプリントと、質問時間を設けることにした。そのプリントを今日は作らないと。やれやれ。
「初級のレベルと中級のレベルの差がありすぎる」という学生もいた。わざとそうしたので。段階的に進む教材はいくつかあるけど、週3コマから週1コマの2年間で、3年生で専門書が読めるようにするには時間がないし、わざとゴールに近い教材を「精読」する方法にしてみた。
「テキスト貸そうか?」「ん~、他にもやらなきゃいけないことがあるので…。どうしたらいいですか?」「いま辞書で意味を確認して終わりにしているでしょ? 例文を書き取って覚えなさい。とくに接続詞や副詞、助動詞など、長い文の構造を支えているような言葉のね」とアドバイス。中検の2~3級を卒業前に取っておきたいそうなので。
私自身はそういうことはしていませんでした。していたら会話や作文に役立ったかも知れませんけど、短い文をいくつも見るより、長い文章をいくつも読むほうが面白かったので。単語帳や例文集のようなものは、自分で文章を読みながら作ったものなら役に立ちそうだけど、他の人が作ったものを見ても覚えられない。印象に残らない。だから学生にも、「教室でやった文章に出てくる言葉について」辞書を引いたらその例文も、です。
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兵燹 bīngxiǎn :〈書〉戦禍.戦災
苋菜 xiàncài : ヒユナ.バイアム:ヒユ科の一年生草木.蔬菜の一種
见 xiàn : 現れる.現す
庠序 xiángxù : 古代,郷村に設けた学舎
享用 xiǎngyòng : 楽しんで使用する.…を楽しむ.エンジョイする
飨客 xiǎngkè :〈書〉酒食を振る舞う.(広く)人を満足させる
关饷 guānxiǎng :(兵士が)俸給を受け取る.(広く)給料を支払う.【補足】ふざけて用いることが多い
枭雄 xiāoxióng :〈書〉勇猛果敢で野心のある人物.梟雄(きょうゆう)
切削 qiēxiāo :〈機〉(金属材料を)切削する
刀削面 dāoxiāomiàn : 包丁で削っためん.タオシャオメン.【参考】山西料理で,棒状にこねたコムギ粉を三日月形の包丁(“月牙刀”)で削って湯に落とし,ゆであげたもの.肉みそやあん,スープをかけて食べる
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体操セット40分。
★61.4㎏、37.3%
06月27日(水)
起床時刻:04時33分
授業。
あ”~、朝からうるさいわ、耳鳴りが。昨日クスリ丸ごと飲み忘れて、ま、いいか、で寝たからな。もう少し続けろ、ってことね、反省。ネコ社長を叱っている場合ではなかった。いや、ヤツは叱ってでも止めておかないと、代わりはいないので。「もっと自分を大切にしてください」・・これ、ある編集者から言われた言葉ですが。「自分」=「自分の書いたもの」でしたけど。こうして世界はつながっていく。いいえ、つなげていく。
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探したら、捨てずにあったわ、「贫嘴张大民的幸福生活」のVCD版が。VCDというのは、CDにビデオを入れたもので、DVDより容量?が小さく、枚数がかさばるので最近はDVD(しかも廉価な圧縮版)ばかり買ってましたが、映るかしら?
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sen-starさんの続き。ドラマ200時間でひと山越えた感じがあったそうな。ふむふむ。中国のは1集40~45分なので、毎日1集ずつ1年間見れば、っていう感じかな?
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鲜于 Xiānyú :〈複姓〉鮮于(せんう)・シエンユイ
暹罗 Xiānluó : シャム.タイの旧称
动人心弦 dòngrénxīnxián :〈成〉人の心を揺さぶる.心の琴線に触れる
涎水 xiánshuǐ :〈方〉よだれ
舷梯 xiántī :(汽船や飛行機の)タラップ
癫痫 diānxián :〈医〉てんかん
白鹇 báixián :〈鳥〉ハッカン.シラキジ
洗 xiǎn :〈姓〉洗(せん)・シエン
跣足 xiǎnzú : はだし
鲜见 xiǎnjiàn : あまり見かけない.まれである
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体操セット40分。
★62.0㎏、37.0%
06月26日(火)
起床時刻:04時14分
欧陽修の古文運動に関する論文を読んでいるの。だいぶ前にいただいて、ずっと研究室に置きっぱなしでしたが、ついにチャンス到来!
こんなスッキリ晴れた日も~、耳鳴りはしているわね、ちっ! でも脳をリラックスさせるというクスリは昨晩は飲まなかったの。なんか「もう飲みたくないな~」と心の底のほうから声がしたので。ほかのクスリもたまに飲み忘れてますが、そういう時は抜いちゃってます。少しずつですが復調しているのでせう。
ふと小窓から、また私を呼ぶ声が・・。今度は何だって? 中国語ドラマだって! sen-starさんちよ、皆さん!
私は最初は映画から。現代中国映画上映会が月1回ずつやっていた「農奴」「人到中年」「万家灯火」など。テレビの中国語講座では「五朵金花」をやっていた記憶が。
日中国交正常化10周年記念映画「未完の対局」(1982)で伊藤つかさが「真暖和!」とどこかで言ったのだけ、覚えている。検索してみると、石田純一も出ていたらしい。どんな役だったんだ?
陳凱歌「黄色い大地」(1984)や謝晋「芙蓉鎮」(1987)は、知っている先生が字幕をつけていて、その先生たちが「すごい世代が現れた!」と熱く語っていた。張芸謀「赤いコーリャン」も1987年か。でもその辺りが一瞬のピークで、西安で中央を出し抜いて作ったけど、すぐ警戒されてつまらなくなった。監督たちには海外資本がついて「大作」が多くはなったけど。
留学したのが88年秋からですから。大学の宿舎で、中国人学生が「赤いコーリャン」の挿入歌とか、中国初のロックシンガー・崔健の歌を夜に大声で歌っていた(たぶん酔っぱらって)のが、留学生宿舎にも聞こえていた。
先日の黄庭堅の研究会のあと、いつもいく上海料理のお店で、ゆったりしたバラードみたいな調子で「一无所有」がかかっていた。時代は変わったものだ。あの日はタイトルを思い出せなかったけど、おじさんになって映画「我的兄弟姐妹(邦題:再見 また逢う日まで)」にも出ていた。崔健も変わったものだ。「ラストが“金返せ!”みたいな映画でさ~」と言いつつ、中国語版のほかに日本語字幕版も買って持っています。
ドラマは、最初に最後まで見終わったのが「贫嘴张大民的幸福生活」で、いまもたまに第1集ばかり見ていますが、DVDが圧縮版で映りが悪いから。また最後まで見たいのに。
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どじょう総理がぺらっぺら中身のない演説をしとるな、と夕方のニュースを聞きながらテストを作っていたら、難しくなってしまったわ。。
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蔽屣 bìxǐ :〈書〉やぶれた靴.役に立たないものの比喩
阋墙 xìqiáng :兄弟が家の中で相争う.兄弟の不和
呷 xiā :〈方〉すするように飲む
狎昵 xiánì : なれなれしくて不作法である
狡黠 jiǎoxiá :〈書〉ずる賢い.狡猾だ
罅隙 xiàxì :〈書〉すきま.裂け目
纤维 xiānwéi : 繊維
氙灯 xiāndēng : キセノンランプ
籼稻 xiāndào : うるち米の一種で,脱穀前のもの.【補足】淮河以南で栽培される
鲜卑 Xiānbēi :〈史〉鮮卑.【参考】古代の遊牧民族の一つ.現在の東北地方・内蒙古一帯に住み,漢代の末期からしだいに勢いが盛んになり,匈奴に代わってモンゴル高原を支配し,中国に攻め入った.南北朝の時代には北魏・北斉・北周などの国を建てた
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「詩経」意味チェックと音読(~第110篇、全305篇)
「楚辞」意味チェックと音読(「天問」~52頁、全259頁)
「宋詞三百首」意味チェックと音読(~095篇、全300篇)
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体操セット40分。
★61.7㎏、37.7%
06月25日(月)
起床時刻:05時02分
今年の夏休みは、9月に北京に2週間ほど(15日以内ならビザ不要)行くことに。どうも長野の離れが、「じゃ、あとお願い」では済まず、完成前にいろいろ細かい打ち合わせや手続きがありそうなので(当たり前でしょう!)。
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前任校では図書と図書館のことを専門にやる分野の漢籍の研究をしていた(はず)ですが、「本が好きだから」=「本を読むのが好きだから」で入学して「図書館で働きたい」と志望する学生は、けっこう苦労してました。
第一に、図書館司書は本を「読む」のが仕事ではなく、読者のために図書館でさまざまなサービスを提供するのが仕事。
第二に、図書館司書になるためには、まず行政職の試験を通過することが必要で、専門職なのにそこにたどりつく前に総合職用の勉強をして、他学部で司書資格をとった人たちと競り合わなくてはいけない。
第三に、その結果、自分の上司は行政畑を回って館長になりました、3年くらいでまた別のところへ異動します、なんて人が来る場合があり、司書としてのモチベーションを低下させる。
などなど。「ライブラリアン・シップ」というのがありまして、それはたいしたものなんですよ、ふだん使う側にはなかなか分からないでしょうけど。「お探しの本は何ですか? はい、これですね」と楽々やるのに、どれだけの知識と経験が必要か。本なんて束になると重いのを出したり元の場所に戻したり、図書館で本が増えたり減ったりするたびに置き場所もしょっちゅう変更している(だから本がすぐ見つかる)し、なかなか読まれない本はホコリだらけだし。そういう地味な仕事をしながら、利用者が喜ぶ顔をみれば「幸せ」という人たちが、ライブラリアンです。
漢籍(中国語図書)は鬼っ子みたいなところがあって、西洋式の目録法・分類法におさまらない。だからアメリカの図書館ではCJK(中国・日本・韓国)の書籍は別扱いされていることも多かった。これは分量が多いのに、が前提で、少なければ適当にどこかに押し込めます。たぶんタイ語は、フランス語などと一緒に扱われていると思う。
前任校での私の悩みは、漢籍(中国で出版されたもの+日本で出版されたもの)は扱えないからサービスを提供できない、という図書館(全国いたるところにあります)のために整理法を考えるのが研究テーマでしたが、それを突き詰めていくと、「漢籍の中身はさっぱり分かりません。漢文も読めません。でも整理はできます。貸し出しオーケーですよ」という状態になり、司書がやる仕事がどんどん単純で単調なものになるのではないか、というジレンマでした。
図書館学発祥のアメリカに行ってみたら、図書館司書がもともと修士課程で学んでからなるものですが、中国語図書を扱っているのは文学や歴史で博士号もとった人ばかりでした。やっぱりそうでしょう、中身が分からなければ整理もできませんよね、と納得して帰国。でも日本はそういう体制に、教育も行政もなっていない。研究をすればするほど、ブックオフのアルバイトみたいな人でも「漢籍も扱えます」と胸をはるような状況になりそうで。なってもいいのかも知れないけど、私がそれを推し進めるのはちょっと…、と。
うちの図書館は、中国語図書もほかと同じ扱い。一つの整理法で「統一されている」は、図書館にとって誇りみたいなところがありまして、そうしようと頑張ってますが、ある時、「中国語図書が(相対的に安く買えるせいで)増えすぎて、地下の書庫に一部を移したい」と図書館から教員に要請がありました。
「別にいいんじゃないの?」という教員もいましたが、「ぜったい反対!」 開架だったものが閉架(しかも機械で書架を動かす保存書庫ですよ)になるだけで、もう本は死にます。検索してピンポイントで当たるしかなくなる。それは図書館ではなくて、本の倉庫です。アマゾンの倉庫みたいなものよ。分類・配列しなくても本が見つかるシステムになっているそうな。
図書館に談判に行った時に、「だったら古典は四部分類(※)にしてください。いまでも分類・配列が(古典に関しては)めちゃくちゃで、本を探すのに苦労しています」と言ったら、「他のものを移します」ということになった。「本が見つかりません」は、ライブラリアン・シップのある人にとっては、耐えがたいことらしくて。
※四部分類:漢籍の分類法の一つ。経部(儒教の経典や注)・史部(歴史や地理)・子部(諸子百家の思想や自然科学)・集部(文学)、が主な内容。清朝に編纂された「四庫全書」の分類を四部分類の代表として「四庫分類」と呼ばれることもある。
図書館の人は知っていました。中国の古典(辛亥革命以前)は、西洋とは全く異なる世界観を背景にした著作(図書の形態もだいぶ違う)なので、西洋の分類法では不都合が多いこと。かといって、四部分類はふつうの司書には敷居が高いし、四部分類に限らず、いったん分類したものを他の分類にやり直すことがどれほど面倒な作業か、を。
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晤谈 wùtán :〈書〉面談する.会って話す
痦子 wùzi : ほくろ
消息儿 xiāoxir :〈方〉からくり.仕掛け
翕张 xīzhāng :〈書〉開いたり閉じたりする
嘻笑 xīxiào : くすくす笑う
熹微 xīwēi :〈書〉ほのぼのと明るい
檄文 xíwén : 檄文.触れ文
玉玺 yùxǐ : 玉璽.皇帝の印.御璽
畏葸 wèixǐ :〈書〉恐れる.恐れ
迁徙 qiānxǐ : 移動(する).移転(する)
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体操セット40分。
★62.2㎏、37.8% (ん~、やっぱりチョコのせい?)
06月24日(日)
起床時刻:04時43分
昨日は陳さんの誕生日だったけど、研究会のあとはいつも飲み会(食事会)なので、「晩ご飯はないから、そっちで食べてこい」と言われ、遠慮なく(いつものことですが)そうする。今日は本を入れ替えに研究室へ。ついでにそっちで誕生祝いをかねてランチ。
恩師S先生に「いちばん忙しかったのはいつ頃でしたか?」と聞いたら、K大からO大に移った後の40代だって。自分の先生のM先生が唐詩の辞典を編纂などしている途中で亡くなられて、そのあとを引き継いだけど、学生たち(S先生より年長もいたかも)は当時、「全共闘派と代々木系が仲悪くて・・」「は?」、私はよく分からないけどそういう状態で、仲介役をしながら完成まで持っていった。S先生の人柄じゃなきゃ、できないですね。
私がO大の大学院に入った頃は、すでに校務も忙しくて、研究室のドアはつねに開けっ放し、助手室とパタパタ(ふだんサンダル)行ったり来たりしながら、仕事をされていました。NHKや放送大学の原稿を取りに編集者の人が通う。「あと10分くらい」と待たせて書いている(手書き)から、すごいな、と思った。人気作家みたい。実際、人気なんだけど。
あ、私はパタパタ音の方向と、研究室のドアの前に書架があって丸見えではないけど本の隙間から足は見えるので、足の本数を数えて(笑)、質問があったら平気で邪魔してました。修論を書く夏休みは、先生が毎日きて図書室+院生控え室のカギを開けてくれるので、私も毎日そこで勉強しては質問をするので、結果、全作品を一緒に読んでもらいました。「廊下がいちばん風通しがいいぞ!」というので、廊下に机を持ち出したりして。・・どこかで書きましたね。
つい最近出版された本も、毎週編集者が原稿をもらいに通う。通ってくるから書かなきゃ、という感じで、「どうせなら昼においで。食堂からの景色がいいから」と。・・もしかしてキリギリス派なのかも?
いいえ、何より先に学生のための用事をするから、自分の勉強はいつも深夜。それでいて「朝ご飯はボクの担当なんだ」と、家のこともやっているので。
教師ってそんなものかも? 大学の教師も、教師であるには違いない。そして大学の教師にも家庭生活がある。うちはだいぶ世間と違うでしょうけど。
教育学部に入ったくせに、みんな「教師になるのが夢!」とお目々キラキラさせているのを知って、「わ、気色悪い!」と思った。教師を目指すのが、ではなくて、周囲が同じ夢だらけ、という状況が。もしかすると教師志望の理由が「だって子どもが好きだから」という子が多かったせいかも知れないけど。子ども好き=教師でいいのかな? 嫌いよりはマシだけど。
私の場合、気は強いけど身体は弱いので、毎日お勤めするようなハードなのは無理。時間のペースを自分で握りたいタイプなので、事務も編集者も図書館員も無理。筆1本で食っていけるほどの才覚もないので、作家や評論家も無理。丸暗記は苦手なので、いくら中国語にはまっても通訳も目指す気なし。翻訳はやってもいいけど、まだ自分が読みたい年頃。
だから消去法でも今の仕事だ、よかった。ただ○○主任でこんなに引きずるほど身体壊すとは思わなんだ。これは大誤算。「健やかに更年期を乗り切り…」計画がぶち壊し(いまのところ)。
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そうだ、子ども好きじゃなきゃ小学校の先生なんかできない例を思い出した! 長野に古いコタツがあり、たまに今でも話題にされることですが・・
1年生だったのかな、まさか2年生? 2時間目と3時間目の間に中休みがあって、校庭で遊ぶことになっていた。終了の合図があり、行進曲で教室まで戻る。ある日、私は遊ぶのに夢中で、トイレに行きたかったけど、もっと遊んでいたくて、終了の合図で「気を付け!」をしている時に、我慢できずに足下にじわじわ湯気のたつ水たまりが・・。
そしらぬ顔をして行進曲にあわせて教室へ戻り、授業を受けていたら、担任のN先生が「誰かおもらしした人はいませんか? 怒らないから言ってください」と。でも知らん顔して授業を受け続け、途中でイスの座布団が冷たくなったので背中に回して、最後まで黙っていました。子どもなりに羞恥心があったのか?
いつも帰宅すると、(母はパートに出ていたので)アパートのお隣のS君の家でコタツに入っていたらしい。S君んちは上が私と同じクラス、下に弟。「いつも気がつくと二人ともいなくて、春月ちゃんがコタツに入って本を読んでいるんだけど、今日は来なかったわ」と言われて母が自分んちのカギを開けると、私がコタツに。でもコンセントは入れていたけど、途中のスイッチを入れていなかったので、寒いまま。着替える知恵もなく。「あのときは切なくて泣いたわ」と母は言うけど、私はその辺は覚えていなくて、座布団までの記憶しかないんだけど。
私は給食を食べるのが異様に遅くて、食べられない(食べたくない)ものがたくさんあり、N先生はつきっきりで「牛乳をあと1口でいいから飲みなさい」なんてやってた。
忘れ物はしょっちゅうで、S君が毎朝、迎えにきて「春月ちゃん、○○持った?」と言うので、母があわてて図工の材料を探し回ったり。それでも間に合わないことも多く(前日に母に言ってくれればいいのにな)、忘れ物が多すぎて、教室の後ろに立たされ、悲しくて泣いたらハンカチも忘れていたので、スカートで拭いていたら(パンツ丸見え)、「もういいから座りなさい」
授業参観の時は、ハンカチでうさぎ(たまにネズミになる。母の記憶も曖昧)を作って後ろを振り返ってばかり、授業にならないので、「わたし外に出てるわ」と母(これは私自身は覚えていない)。朝礼では校長先生が「キョロキョロ落ち着きのない子がいますね」と言うので、へえ、どこに?、と見回していたら「ほら、また!」「え、わたし?」
こういうことを書くと、「私も子どもの頃はとろかった」という人がいるけど、悪いけど私は集中力と好奇心がありすぎただけですから(ホントか?)。
とにかく先生たちにはお世話になりました。
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忤逆 wǔnì : 親不孝(者)
抵牾 dǐwǔ :〈書〉抵触する.矛盾する
兀术 Wùzhú : 金の完顔宗弼。“乌珠”とも.遼を滅ぼす戦いに参加した
兀立 wùlì : 直立する
乌拉草 wùlacǎo :〈植〉ヌマクロボスゲ.シラカワスゲ.
【参考】藺(い)に似た多年生の細長い草.日に乾かしてから槌(つち)で柔らかくなるまでたたき,よくもんで保温用に“乌拉”という防寒靴の中に敷く
戊戌 wùxū : 中国の紀年法(十干十二支)の一つ.ぼじゅつ.“戊戌变法”は1898年,戊戌の年に康有為などが光緒皇帝を擁して行った政治改革運動.明治維新などをモデルとしたが,約100日で失敗した
好莱坞 Hǎoláiwù :〈地名〉ハリウッド
杌子 wùzi : 小さな腰掛け
可恶 kěwù : 憎らしい.いやらしい.しゃくに障る
孙悟空 sūnwùkōng : 小説西遊記の主人公である猿の名
***
「詩経」意味チェックと音読(~第105篇、全305篇)
「楚辞」意味チェックと音読(「天問」~50頁、全259頁)
「宋詞三百首」意味チェックと音読(~090篇、全300篇)
***
体操セット40分。
★61.9㎏、37.6%
06月23日(土)
起床時刻:03時55分
「風」
風は見えない。
風は見える。
花が揺れるから。
草が揺れるから。
夜になれば、星が揺れるから。
大きい風だと、物干し竿も揺れるから。
揺れて、ゴーゴーうるさいから。
うるさくて眠れないから。
お、風、元気だな、と思う。
あれ?
ネコ社長の真似してみようとしたけど、あっているかな?
**
今日は黄山谷。自分の研究会とネコ社長の研究会の営業を兼ねて参加(笑)。
昨日は気圧に負けていて、とくに午後はダレダレでしたが、○○主任を一緒にやっていた他学部の先生(いまも△△主任をやっている)に会ったので、「あのあと私、難聴になって今も耳鳴りが鳴りっぱなしですよ~、先生も無理しないでね」という話をしていたら、夫人がお医者らしく、「突発性でなくてよかったですね。あれだけは治る治らないは“運”で、本人の体力もなにも関係ないですからね」とのこと。おーこわっ!
「身体が弱いから、早めにダウンして幸いでした」と言うとゲラゲラ笑い、「またまた~!」「だ・か・ら、気は強いけど身体は弱いんですって!」と何度目だ? よほど委員会で発言していたらしいな、わたし。
**
久しぶりの「詩経」でまたアルバ登場。96首め「鶏鳴」、この辺を大学院の演習で読んでいたはず。99「東方之日」とか100「東方未明」とか、懐かしい。
***
倭寇 Wōkòu : 〈史〉倭寇
帷幄 wéiwò :〈書〉陣中の張り幕.作戦計画を立てる陣中
斡旋 wòxuán :〈書〉仲裁する.調停する
龌龊 wòchuò : 汚い.〈喩〉品行が悪い.〈書〉度量が小さい
於乎wūhū : 〔感嘆詞〕〈書〉ああ.〈諧〉死ぬ
毋宁 wúnìng :〔接続詞〕〈書〉むしろ…したほうがよい.
【語法】後続文節の冒頭に用い,よく先行文節の“与其”(…するよりは)と呼応する
吾辈 wúbèi :〈書〉われら.われわれ
违忤 wéiwǔ :〈書〉背く.違反する.逆らう
廊庑 lángwǔ : 廊下
怃然 wǔrán :〈書〉憮然とする.【補足】失望したさま
***
「詩経」意味チェックと音読(~第100篇、全305篇)
「楚辞」意味チェックと音読(「天問」~48頁、全259頁)
「宋詞三百首」意味チェックと音読(~086篇、全300篇)
***
体操セット40分。
★61.4㎏、36.7%
06月22日(金)
起床時刻:04時34分
授業。
神奈川の高校に私そっくりな英語の先生がいるらしい。「先生は双子ですか?」と学生に真顔で聞かれた。「せっかくなので会えるようセッティングして」と言いましたが、世の中には自分そっくりな人が3人いて(自分は含む? 含まない?)、「会うと死ぬ」とか「2人目に会うと死ぬ」とか騒ぐ男子がいたので、ちょっと躊躇する。「そんな経験をする頃にはヨボヨボ、っていう意味じゃないの?」と思うけど。
しかも「キャラも似ているのかしら?」とつぶやいたら、「2人あったらワーッとしゃべりまくって止められないんじゃね?」などと手振りもまじえて言う。「君はセンセイをそーゆー人だと思っていたのか!?」
あ、この「!?」は、最近は「?!」も見るね、と言ったら、「!?」の程度がよりはなはだしくなると「?!」なのだそうな。
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院生の頃、出版社でアルバイトをして、タイプ(英文だったけど)の学校に通わせてもらってブラインドタッチを覚えたりもしたけど、仕事はものすごく辛かった。最初、目の前の作業が何のためにやるものなのか全く分からなくて、次々に単純な(バイトなので当然ですが)作業を言いつけられて。
著者から原稿が来てから印刷所と著者の間を何回か行き来して、最終的に書店まで持っていき、読者から反応が来る(注文やアンケートなどで)までの全体が見えてからは、何のために今これをしているのか分かるので、単調に見える作業も辛くなくなった。
たとえば原稿(当時は手書き)をワープロ(当時)に入力したり、校正(著者だけでなく出版社もする)の時に、「読むな!」と注意されるのだけど、それまでは本といえば「読者」の立場しか知らないのだから、けっこう難しいし、目の前に文章があるのに「読まない」のは辛くもあった。なぜ「読まない」のか? 「読む」と勝手に補いながら読んでしまって、間違いがあっても気づかないから。校正には校正の「読み方」があり、それは論文を出すようになってからけっこう役に立っています。
営業や企画会議は社員の人がするのを見てはいましたが、自分の本を出版してもらった時に、編集者って著者と一緒に、あるいはリードして、本を作り上げていくプロデューサー的な仕事なんだな、と分かった。よく後書きに編集者への謝辞が書いてあるけど、「遅れる原稿をしんぼう強く待っている」だけじゃないのね(笑)。
勉強も、関連が見えてくると面白い。
院生の頃、先輩に頼まれて息子さんに漢文を教えていたことがありました。先輩は語学が専門で。私自身が年号や名前をさっぱり暗記できないタイプなので、つねに年表と地図を横に置いて、大きな時代の流れと雰囲気を説明しながら、作品を読んでいったら、そのうち勝手にその子がいろいろ漢文を読むようになって、あれこれ質問するようになった。漢文なんて、そこまでしっかりやる子は少ないでしょうから、次の学校のテストで学内トップに。あっという間に漢文の成績は上がり、自信もついて他の科目も勉強するようになったので、私のアルバイトもあっという間に終わりました(笑)。
先輩にはすごく感謝されましたが、知識を教えたつもりはなく、「読み方」を教えただけ。訓読のルールとか、そういう「読み方」だけでなく、作品の「読み方」です。
「読む」もいろいろあるね。
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圩田 wéitián : 土手に囲まれた田
违例 wěilì :〈体〉反則.ファウル
唯唯诺诺 wěiwěinuònuò :〈成〉唯々諾々.少しも逆らわず相手の言いなりになるさま
推诿 tuīwěi :(責任を)人になすりつける,転嫁する,人のせいにする
猥琐 wěisuǒ :(容貌や挙動が)卑しい.下品である
回味 huíwèi : 後味.後口.後味を味わう;回想する.追憶する
赠遗 zèngwèi :〈書〉贈る
裂璺 lièwèn : ひび割れる.ひび割れ
蓊郁 wěngyù : 草木の盛んに茂るさま
请君入瓮 qǐngjūnrùwèng :〈成〉自分の案出した方法で自分自身が懲らしめられることを皮肉っていう言葉.
【語源】唐代,則天武后の命を受けた来俊臣が周興を取り調べるにあたって,周興をわざと招いて「罪を認めない犯人をどうすればよいか」と尋ねた.周興が「犯人を炭火であぶった大がめ(“瓮”)に入れればよい」と答えたところ,来俊臣はそれを用意し「どうぞあなたがこの大がめにお入りください」と言い,周興に罪を認めさせたという故事から
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体操セット40分。
★61.8㎏、37.3%
06月21日(木)
起床時刻:04時43分
会議日ですが、耳鳴りが(当然)していますので委任。なぜかクシャミもしている。バカしかひかないという夏風邪? きのう薄着で寝てしまったので。
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受験生って、毎日数時間~十数時間も勉強しているんですか? ま、うちの学生もそんなこと言ってました。「マックスは」とか「浪人中は」とかで、入学するとサークルやアルバイトもあるので、もっと要領よく科目や担当者によってやり方があるようですが。
そろそろ前期のテストが近づいているので、教室であれこれ質問されます。私が好きなのは、後期も終わってテスト期間も過ぎて成績表も出して、でもテキストが終わらなかったから残りやりましょう、朝から晩まで合宿(各自が家に帰って寝る方式。笑)で、と言われて参加するような学生です。今年のテキストがボリュームあって終わるかどうか怪しいんだけど、「前にそうしたら、各クラスで2~3名ですねえ、純粋に中国語を勉強したい学生は」「えっ、そんなにいるんですか?」だと。ま、そんなもんですよ、第二外語のチャイ語ですから。
でも、確実にそういう学生がいるのが、教師を続ける原動力ですね。
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烷烃 wántīng :〈化〉アルカン.メタン系炭化水素
莞尔 wǎn'ěr :〈書〉にっこり(と).にっこりする
瓜蔓儿 guāwàr : 瓜のつる
枉然 wǎngrán : むだである.むだ骨折りである
王 wàng :〈書〉王となる
逶迤 wēiyí :〈書〉(道・山・川などが)くねくねと続いているさま
委蛇 wēiyí :〈書〉“逶迤”と同じ.“虚与委蛇”は表面だけ相手とうまく調子を合わせること
葳蕤 wēiruí :〈書〉草木がよく茂っているさま
韦编三绝 wéibiānsānjué :〈成〉韋編三絶.書物を熟読すること
【語源】“韦编”は革のひも,“三绝”は3度切れること.孔子が“易”(えき)を愛読し,竹簡をとじた革ひもが3度も切れたという故事から
天下为公 tiānxiàwéigōng : 〈成〉天下は公のもの
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体操セット40分。
★60.9㎏、36.8%
06月20日(水)
起床時刻:03時59分
授業。
台風で風の音がうるさくて、寝たんだか寝なかったんだか、よう分からん。各地で被害も出ていそうだなあ、1ケタ(4号)から上陸されたんでは、たまらん。
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うちの大学のうちの学部を見ていると、教育上のさまざまな問題は、ひとえに「学生数が多すぎる」が原因です。それでもライバル校(中国ではうちよりよっぽど有名)とされている大学と比べて、学生数は半数で、教員数は倍(と思っていたら最近いろいろやっていて差がなくなっているらしい)。でも国立に比べると、教員1人当たりの学生数(学生数を教員数で割ったもの)が、あきれるほど多い。学生が優秀だから、何とかやっているようなもので。
教員の意識もだいぶ違う。国立だと、どこかに「国の人材を育てる」意識がある。学生も全国から来るし。前任校は小さな大学でしたが、全国から広く学生が来てました。が、いまの勤務校は前任校よりよほど有名ですが、近隣からの学生の比率が高い。前任校は、アメリカなら大学院から設置される分野の単科大学だったので、事情が特殊だったのかも? ふつうは地元の学生が国立(いまはそう呼ばないのか)も多いのかな? 国というより「地域の人材を育てる」かも知れない。いずれにしても広め。
私立だから「うちの大学の」学生を育てる、でいいのでしょうけど、ところどころで「どうしてこう視野が狭いんだ?」と教員に対して思う時がある。目がキャンパス内に向いている。とくに○○キャンパスの方向に(笑)。外国の文学や政治を研究して外国の言葉を教えている人が多いのに、自分がたまたま勤務する大学やキャンパス内で自己完結しようとする。窮屈だ。この拘束力が伝統のちから?
教育環境はやっぱり国立のほうがいいな、と思う。とくに大学院へ進学して研究者を目指すなら。教員の負担は、国立のほうがとんでもなく多いですけどね(笑)。丁寧に育てられた感じがあります。
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倾吐 qīngtǔ : 心中を吐露する.心の内を打ち明ける
湍急 tuānjí :〈書〉水の勢いが急である
彖辞 tuàncí : 彖辞(たんじ).『易経』の各卦を説明した文章
颓丧 tuísàng : しょげている.元気がない.沈み込んでいる
馄饨 húntun : ワンタン
拓扑学 tuòpūxué :〈数〉位相幾何学.トポロジー
瓦剌 Wǎlà :〈史〉オイラート.【参考】明代,西蒙古人をさしていった.15世紀中ごろ,エセン汗のときに蒙古を統一したが,18世紀に清によって滅ぼされた
瓦刀 wàdāo : 左官の鏝(こて)
崴子 wǎizi :〈方〉山・川・海の曲がったところ.【補足】地名に用いることが多い
海参崴 Hǎishēnwēi : ウラジオストック
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ダンベル体操。
★61.1㎏、36.6%
06月19日(火)
起床時刻:05時07分
東京へ。
授業をやっただけで翌日ぐったり、耳鳴りシャーシャー(とくに居眠りした後。したくないけど帰宅の電車でも寝てしまう)な状態なので、長野との往復は正直きついです。しかも長野では牛馬のごとく使役され(笑)。母がまだ今度は脚がどうの、な状態なのにあれこれやるので、少しでも手伝わにゃしゃーないし、田舎暮らしの楽しみもあるのですけど。
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わあ~、東京ムシムシ、蒸し暑いぞ!
いつも留守中、親切にしてくれているお隣さんにタケノコのビン詰をお土産にあげたら、料理上手な方なのに「これ、どうやって食べるの?」というので、「薩摩揚げなどと一緒に炒め煮にしたり…」「いやそうじゃなくて、フタがどうしても開かなくてね」「わざわざ真空にするために2時間もぐつぐつドラム缶で煮ますからねえ。まずフタに穴を2カ所あけて空気を入れてから、フタの周りをコンコン叩いて・・」「もーどうしても開かなくて、割って食べたのよ」「何をですか?」」「ビンを」「はあ?」
ワイルドだねえ~。ジャムだったらどうするのですか?
「もう危なくって」 そりゃそうですね。「ビンはタケノコ用の長いのを買っているので、次からはまずフタを壊して(笑)、よかったらビンは返してください。またタケノコを詰めて持ってきますから」
面白すぎたので長野の母に電話したら、「あら、水飲み場のお婆ちゃんも、床にほん投げて割っている、って言ってたわ」 んな、アホな。「そのあとどうやって拾って食べるのよっ!?」
陳さんに話したら笑っていたけど、「やっぱり開かないな」と言うので見ると、フタの中央寄りを丸く缶切りで開けていた。ギザギザで、タケノコ取り出すのに手を切りそうじゃないの。器用といえば器用だが。。 そのあとフタのヘリを下から缶切りでもっと広げて、濡れ布巾でギュッと回すと・・「ほら開くでしょ」と私。
みんな、ワイルドが過ぎます。
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★61.3㎏、36.8%
06月18日(月)
起床時刻:04時29分
きのう働きすぎて筋肉がほてり、ずっと寝つけず、空が明るくなったと思ったらまだ4時半で、ネコがベッドの下で母を見張ってました(笑)。5時すぎると起こしに行きます。今日は畑仕事。
増築中の離れは、電気は別口になるらしい。最初は家から引っぱっていく(いまは車庫まで引いている)計画だったが、たま~に電気をつける車庫と違って、もっと電気を使うだろうから別口(家と離れの2口契約)のほうがいい、という。ん~、こうして維持費がかさんでいくわけね。
電気はいいけど、ネットはどうなるのか、今日くる予定の担当者に聞かないと。これも家からLANケーブルを引っぱっていく計画でしたが、本当にできるのか、こっちは最初から疑っていた。ネット環境もどんどん変わるだろうから、離れはしばらくネットにつながらなくても構わない気もする。ハルピンでは1ヶ月くらいネット無し、この前は北京で2週間パソコン無し、でも死ななかったし。
ただ原稿書きは、手書きとパソコン(その前はワープロ)では全然違うので、もう戻れない。卒論は手書き、修論は原稿ワープロ(なのに手書きで清書させられて提出)、博論はワープロ(まだパソコンは漢字が苦手な時代で)。
字を書くのが嫌い(手が痛くなる)ので、清書しながらどんどん短くなった(笑)。それに原稿段階のとき、まさに「切り貼り」しながら構成を考えた。卒論の時はカードなどで、修論のワープロは1文書6ページ時代だったので、プリントしたものを切って、順番を入れ替えてみたり。いまパソコンで画面上でそれができるのが、夢のようです。
ただ、最初からパソコンで、漢字もけっこう出てくる時代しか知らないと、白居易が自分の全集を7部作って(印刷術発明前なので手書き)、別々の寺に預けた(焼失などを避けて後世に作品を残すため)なんて話が、どれくらい大変で執念のこもった行為だったか、想像しづらいかも知れない。
藤堂明保先生は、博士論文をガリ版で切って、提出に必要な部数を印刷したんだっけ? まだコピー機のない時代で。
**
私は受験勉強をあまりしたことがありませんが、高校3年の時に「受験生は予備校ってのに行くらしいよ」と親に言い、夏休みの講習に通ったことがあります。そしたら最初は足?の指のあいだに水疱ができて、「水虫」と言われ、クスリを使ったら、両手両足の全体が「ばあ~~っ!」と水疱だらけになり、かゆくてかゆくて、鉛筆を握っただけで猛烈な痒み。勉強どころではない夏休みに。本当に水虫だったのか、予備校に行く途中で何かにかぶれたのか、分かりませんけど。
でもやっぱり水虫はあったようで、手は1年だけだったけど、足はその後も痒い年があった。クスリは使っていたけど、なかなか治らなかった。ところが二十代の中国留学中、「一次净」(これ一発でスッキリ、みたいなネーミング)の水虫薬を勧められ、「中国の農民用だから倍に薄めて使って」と微妙なアドバイスをもらって、洗面器にそのクスリを入れ、足をしばらく浸けた。それでおしまい。すると、1ヶ月間は足の皮がボロボロ(皮膚の再生サイクルは1ヶ月なので)だったけど、一皮むけ終わったら、ほんとにピタリと治った。すご~い!
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午前は畑。今日は水菜を植えて、豆の土寄せ。ジャガイモは花をつけ始めていた。
午後はトマトの茎を支えの棒にヒモで結び、わき芽を欠く作業。山芋おじさんがタケノコを採りにいってお裾分けをくれたので、畑から新タマネギを抜いてきて、ウドは大木になっているので柔らかい葉先を少し摘んで、今夜は天麩羅に。春に植えたダイコンも薬味に1本。陳さんは面白がってアスパラを摘む。
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★61.0㎏
06月17日(日)
起床時刻:06時30分
おー、ひさしぶりに赤い線を越えて起きました。全身、筋肉痛です。昨日の午後は庭の片づけ。体操とは、使う筋肉が違うようですね。
私が肺炎になった経緯は4月19日の日記に書いていたようですが、
働きすぎ → サウナ → 腎盂炎 → 肺炎
だったと思うけど、医者は「サウナで肺炎って、70歳の年寄りじゃあるまいし」と結核を疑い、なかなか退院させてくれなかった(結核ではなかった)。「喘息なので」といっても「喘息と肺炎は関係ない」と却下。喘息は「常時」喘息なんですが、「発作」のきっかけは、
1、電車が混みすぎていた
2、夕飯を抜くといいと言われて、抜いてみた
など、冗談みたいなものです。多くは「風邪の咳が長びいて」ですけど。「走る」もダメなんですが、滅多に走りません。「信号が変わりそうだ」とか「電車が発車しそうだ」くらいでは走らない。歩きタバコをしている人の煙が風向きでこっちに向かっている時は、小走りに追い越す、くらいはします。
外食をあまりしない理由の最大なものが、「空気が悪いから」だし。タバコを吸わずにいられない人って、「吸ってもいいですか?」と聞くので、「喘息なので遠慮してもらえると嬉しいです」と言うと、ものすご~くイヤそうな顔する(笑)。「吸ってもいいけど吐かないでください」と言うと、冗談だと思って吸うからな~。困ったもんだ。中毒だものね。
陳さんは(前に書いたと思うけど)、「あ、そうなの? じゃこの1箱が終わったら止めるね」と言って、本当にタバコは吸わなくなった。タバコを勧め合うのが、中国ではコミュニケーションをとる手段の一つだったりした(現在もかな?)だったので、引越を手伝ってもらった時なんかは一緒に吸ってたけど。
引越(地方の前任校から東京へ)の時は中国人の友だちがトラックからすべて手配してやってくれたけど、お礼は「カツ丼とタバコだけ」と厳重に言われており、そうしましたが、カツ丼を食べながら「春月もやっぱり日本人だった、俺たちを信用しなかった」とぶつぶつ文句言っていたと、後から陳さんに聞かされた。「ピアノだけは専門業者に、と運ばせなかった。俺たちだって運べるのに…」と。ええ~っ、だってピアノは別でしょーが、と思うけど、「やっぱり日本人だった」って、何だと思ってたんだ?
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午前は薪運びをしました。筋肉痛が吹っ飛びました。
午後は庭いじり。耳鳴りが(多少)吹っ飛びました。
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★60.8㎏
06月16日(土)
起床時刻:05時13分
長野へ。
増築中の離れ、外壁の色とか電気の配線とか、いま決めないといけないことがあるらしい。月曜に担当者が来るので、一緒にいてちょーだい、と呼び出し。なまじ家のそばで建てているので、毎日見られるからあれこれ気になるらしい。行ったからといって、私の意見が通るわけではありませんが(笑)、いちおうスポンサーとして立ち会い。
研究室の本を見渡していて、やっぱり図書館にあるからといって研究室にも置いておきたい本も多く、さしあたって要らない本ばかり長野に移しそうな気がする。夏の行事「論文書き」に必要な資料は、そのつど変わるのでキャリーバックに入れて移動するしかないし。
○○全集の類を置いておいて、長野に行くたびに端から少しずつ読む、がいいかも知れない。・・王国維全集か?
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烯烃 xītīng :〈化〉アルケン
彤云 tóngyún : 夕焼け.朝焼け.厚い雪雲
倥侗 kōngtóng :〈書〉無知蒙昧であるさま
洪洞 Hóngtóng : 山西省にある地名
崆峒 Kōngtóng : 甘粛省にある山の名.山東省にある島の名
悲恸 bēitòng : ひどく悲しい
通红 tōnghóng/tònghóng : 真っ赤である
骰子 tóuzi :〈方〉さいころ.ダイス
荼毒 túdú :〈書〉迫害する.害毒.【補足】“荼”はニガナ,“毒”は毒のある虫・毒ヘビ
於菟 wūtú :〈古〉〈動〉トラ.【補足】楚の国の言葉
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ラジオ体操。
★61.5㎏
06月15日(金)
起床時刻:04時57分
授業。
今日で「難読字」は1500字めです。1日10字ずつやっているので、150日やっていたことになります。「T」まで来ているので、あと少し。
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脳をリラックスさせるクスリを、夜に半錠ずつ飲んでいたはずが、このまえ余ったの。1回1錠になったのかしら?、と思って(半分に割るのも面倒だったし)1錠にしたら、耳鳴りがひどくなった気がする。昨日はまた半錠に。今日は晴れたし、気圧のせいかもしれませんけど、調子いい感じ。
クスリは、多く飲めばいいってもんではないわな。
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嚏喷 tìpen : くしゃみ
恬不知耻 tiánbùzhīchǐ :〈成〉悪事をしても少しも恥じない.恥知らず
忝列 tiánliè :〈書〉〈謙〉かたじけなくも仲間に入れられている
暴殄天物 bàotiǎntiānwù :〈成〉自然のものをやたらむだにする.物をちりあくたのように粗末にする.穀物をむだにする
轻佻 qīngtiāo : 軽はずみである.軽佻(けいちょう)である
迢迢 tiáotiáo :〈書〉道が遠いさま
髫龄 tiáolíng :〈書〉垂れ髪の時代.幼年時代
挑大梁 tiǎo dàliáng :(芝居などで)大役を担う.大黒柱となる.いちばんの働き手である
请帖 qǐngtiě : 招待状.案内状.【注意】実際の招待状の上には書き言葉の“请柬”と書く
字帖 zìtiè : 習字の手本.法帖(ほうじょう).法書
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体操セット40分。
★61.2㎏、37.2%
06月14日(木)
起床時刻:05時10分
喘息の治療法って、子どもの頃とずいぶん違う。いまは発作にならないように予防するのが中心。前任校にいた時に、運よく喘息が専門の内科医に当たってから、風邪をひいた時の対処法がガラッとかわりました。
まず、ふだんは吸入ステロイドで気管支の粘膜を保護する。これだけで、風邪もひきにくいし、ひいても風邪だけで終わることがある。
それでも咳が出始めたら、気管支拡張剤を使い始める。風邪ならほっておいても2~3日で治る。「ふつうはね。あなたの咳は、風邪の咳じゃなくて喘息の咳だから、喘息用のクスリにしないと治りませんよ」と言われた時は、目からウロコが落ちたわ。子どもの頃から「風邪をひくと長い」のが普通だと思っていたけど、違ったのだ。
風邪をひきそう、な段階がいちばん忙しくて(笑)、
1、生姜コーラ(コーラで生姜スライスを煮て飲む)
2、濡れマスクをする(ふつうの棉のマスクを水で濡らして)
3、スポーツ飲料(「だから」を大量に飲んでトイレへ通う)
3番は、白湯だと私は浮腫むので、スポーツ飲料の中では「だから」が合っている気がする。どくだみ茶なんかも排泄作用が強いけど、おいしくないので「大量に飲む」ができない。この段階で「静かに寝ている」と、副交感神経優位になってダメなので、起きていてかまわない。でも熱っぽい時は、
4、「板蓝根」を飲んで、1時間ばかり眠って汗をかく
5、バファリンを飲む(アスピリン喘息の人は飲んではダメ)
喘息のイヤなところは、咳をしていると、そのぶん気管支が傷ついて、どんどん粘膜が「分厚くなり」、気道が「狭くなり」、元には戻らないから。動脈硬化みたいなものですね。傷ついた部分は、修復できないそうです。だから、「咳にならないように」が肝心なの。
冗談みたいなきかっけで喘息になる。山手線が事故って止まったので埼京線に乗ったら混みすぎていたから、とか。そういうのは「さいきん疲れる~」って時ですけどね。会社勤めはぜったい無理だったな~。
**
午前中はちょっと横になったら眠ってしまい、郵便物を出しに行って終わり。長野の観光パンフレットを送ったけど、自分んちの場所を地図に書き込むのを忘れた! グーグル地図でもほとんど情報がないのに。ストリートビューもないわよ。グーグルアースだと真っ白、冬に撮影すんな! その前にあちこち撮影するのはプライバシーの侵害だからやめろ!
午後はがんばって原稿書きをしようとしたら、長野から今週末も来てくれ、と電話があったので、俄然スピードがあがった(笑)。でもあと少しのところで力尽きましたので、続きはまた後で。なんか、眠くて仕方ないっす。
***
号啕 háotáo : 声を張り上げて泣き叫ぶさま
熏陶 xūntáo : 薫陶を受ける.(思想や行いが)よい影響を受ける
梼杌 táowù : 檮杌(とうこつ).古代の伝説上の猛獣.〈喩〉凶悪な人間
熥馒头 tēng mántou : マントーを蒸し返して温める
誊录 ténglù : 書き写す
体己 tīji : 家庭の成員が自分でためた財物.ごく親しい.内輪の
剔除 tīchú : (悪いものを)取り除く
醍醐 tíhú :〈書〉乳酪から精製した最上の飲み物.仏家は最上の正法にたとえる
倜傥 tìtǎng :〈書〉洒脱である.あか抜けている
孝悌 xiàotì : 親に孝行を尽くし,兄によく仕える
***
体操セット40分。
★61.3㎏、37.2%
06月13日(水)
起床時刻:04時40分
授業。
世間の人は風邪をひいても38℃くらいの熱なら出勤するらしい(近所のお医者の話)けど、私は「風邪をひきそう」という理由で休講にします。喘息持ちなので、風邪から咳になると、そのあとず~~っと引きずりますので。喘息になってからの咳は、感染はしません。自分が苦しいだけで。でも咳がひどくて、授業になりませんから。
世間の人(中には医者も)は喘息についてあまり知識がありませんが、気道が炎症のため「常時」狭いのですが、体調が悪くなるとさらに狭くなり、ピークフロー・メーターという器具で測定していると、発作になる前に数値が下がるので「そろそろ危険水域だぞ」と分かります。
ただ・・、この器具は笛みたいな筒で、「思い切り吹く」ことで気道の具合を見ているのですが、この「思い切り吹く」がけっこう辛くて、そんな真似できる時は「気道もまあまあ」な状態。・・ぜったい健康な人が開発しただろ?、という医療器具です。
私の喘息は、無理しなければ日常生活はできる、という程度です。無理=全力で30メートル以上走る、などですね。
**
金曜の授業で使うドラマの件で学事へ寄ったら、うちの事務の人がニコニコしながら「せんせ~」と手をふっている。「なんで朝からハイテンション? 何かトラブルありましたか?」「いいえ~、順調で~す♪」だって。あらそう。
休み時間は学生に、「4年生の○○君って知ってますか?」「○○君?」「サークルが同じなんですけど、先生は絶対オレを覚えている、って言ってました。すっかり忘れてたよ、と言っておきます」「ちょっと待って! え~と、うっすら顔は浮かぶわ・・」「落し物みたいな人です」「落しもの~!?」「違います、お調子者です」(そんな学生だらけだし・・)
とにかく私は不調だ。
**
十個ずつ見ている「難読字」の意味は、チャイニーズライターという中国語ソフトの辞書から適当に拾っていますが、今日の「溏心儿」は、
〔溏心(儿)〕tángxīn(xīer)=〔糖心〕中心が凝結していないこと.半熟.〔~蛋〕〔~鸡蛋〕半熟の卵.〔~松 sōng 花〕中心の卵黄が固まっていないピータン.→〔皮 pí 蛋①〕
となっていました。愛知大「中日大辞典」ですね。小学館「中日辞典(第二版)」は、
tángxīn【溏心】(~儿)半熟の.¶~儿鸡蛋/半熟の卵.¶~儿松花/黄身が半熟状のピータン
愛知大で面白いなと思ったのは、ピンインの表記です。「tángxīn」が「r化」すると、「n」がとれて「i」が残りますが、私が何回か書いているように「広い母音の後にしかr音はつかない」ので、「e」が加わります。その結果、「xīer」という音になりますが、ふつうピンインでは「xīnr」と表記しておくと思うんですけどね。実際の音の「xīer」をカッコ内で入れてるんだ、と気づきました。
***
袒护 tǎnhù : えこひいきする.肩を持つ.かばう
羰基 tāngjī :〈化〉カルボニル基
趟水 tāngshuǐ : 水の中を歩いて渡る
溏心儿 tángxīnr : 中心が凝結していないこと.半熟
公帑 gōngtǎng :〈書〉公金
倘使 tǎngshǐ : 〈書〉もしも.万が一
叨陪 tāopéi :おかげを被る.恩恵を受ける.かたじけなくも……を被る
绦虫 tāochóng :〈動〉サナダムシ
韬晦 tāohuì : 才知学問などを包み隠して人に知らせない
饕餮 tāotiè : 饕餮(とうてつ).伝説中の凶悪な獣.古代,青銅器によくその形を鋳込んで装飾とした.〈喩〉食いしん坊.〈喩〉凶悪で貪欲な人間
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体操セット40分。
★61.5㎏、37.4%
06月12日(火)
起床時刻:04時30分
東京へ。
朝おきて少し採点したわ。いつもは勉強している朝のゴールデンタイムに採点なんぞしていると・・、からくなるな。。
**
「こんな男とは一緒に暮らせない」という基準は人それぞれでしょうが、私はたとえば、
1、夕飯にオムライスを食べる男(笑)
2、女をなぐる男(浮気や不倫・借金の踏み倒し・ひきにげ等も)
3、仕事の邪魔をする男
2番は当然! 1回で即、離婚です。子供のころ、親に「ぶたれた」経験もありませんので。「しつけで子供に手をあげるのは是か非か?」という意見の割れそうなテーマで会話練習をさせる中国語クラスに参加したことがありますが、「仕方ない時もある」とする人たちはたいてい子供の頃に親にぶたれた経験がある人でした。「本当に1回もないの?」と中国人の先生も(笑)、聞いてましたけど、ありませんよ、1回も。それが普通だと思っていたけど。
1回やる人は、何回でもやる。← 私の格言。
で、前に書いた中学の数学教師が生徒に平気で手をあげるヤツで、弟も習ったことがある、という。3年間持ち上がり制の中学だったので、「なんで?」「数学の教師がしょっちゅう休んでいて。やれ病気だ、出産だ、なんだかんだで、休むとその数学教師が代講に来るんだけど、すぐ怒って教室を出て行った」そうな。
その数学教師は、生徒に授業をさせて(教育実習生みたいに)自分はイスに座って「あーだこーだ」言うスタイルも好きで、ただの中学生なので当然うまく教えられるはずないですが、男子には黒板の前でビンタしたりしていました。それで黒板にアタマぶつけていた男子が、数年後の同窓会で「厳しいけどいい先生だった」と言っていたので、「ええ~っ、あれはただ胃痛だっただけだよ?」と私。「あなた、教師にはならないでね」とその男子に言ったかな?
それで、1番と2番をクリアする男はけっこういますが、3番で極端に選択肢が少なくなるのだ。
**
採点してたら、陳さんが邪魔しに来た!(笑) 私が「あ~寒い、ストーブつけようっと」と電気ストーブを引っぱりだしたので、偵察に? 「古琴を弾け」というので、弾いてあげた。「ふ~ん、これが『関山月』?」なんて言っていたけど、05年度に北京で最初に習った「仙翁操」を弾いたら、進歩(カタツムリより遅いけど)を実感したようで、戻っていった。
さて、採点は何とか終わったので、明日の予習だ。
***
拓片 tàpiàn :(1枚の)石ずり.単葉の拓本
疲沓 píta : だれている.だらだらしている.気が抜けている
鞭挞 biāntà :〈書〉むち打つ.〈喩〉酷評する.攻撃する.さいなむ
漯河 Tàhé : 山東省にある川の名
天台 Tiāntāi : 浙江省にある県
青苔 qīngtái :〈植〉コケ
昙花一现 tánhuāyīxiàn :〈成〉(ウドンゲの花は咲くとすぐにしぼむことから)物事や人物が一時的に現れてすぐに消えてしまう.槿花(きんか)一日の栄
覃思 tánsī : 深く思う
澹台 Tántái :〈複姓〉澹台・タンタイ
忐忑 tǎntè : 気がもめる.気が気でない
※ずっと「昙花一现」は「月下美人」だと思っていたけど、辞書では「優曇華(うどんげ)」、3000年に1度咲くという伝説の花。バショウの花や、他の物に産み付けられた昆虫クサカゲロウの卵塊をいう、なんて説明も・・。老舎「養花」に出てきたのは、サボテンの「月下美人」でしょーねえ? 「昙花」を引くと、「月下美人」と「優曇華」の二つの意味が出てました。
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体操セット40分。
★61.5㎏、37.4%
06月11日(月)
起床時刻:04時31分
今日は晴れたので、午前中は植木屋さんがきて大島桜と椿の移植をし、午後に畑がかわいたら雑草取り、だそうです。私は・・午前のうちに少し採点をするべきでしょうな。(できるかしら?)
大島桜はいま増築中の車庫のそばにあって、雪が落ちてムリだから、というのに弟が惜しがってそのままにしてありましたが、すでに枝が傷み始めているので、あきらめて移すことに。椿はとなりの木が大きすぎて日当たりが悪いのか、花が咲かないので別の場所に。
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凝りずに「婦人公論」を新幹線の駅の売店で買ったのは(笑)、熊川哲也の記事があったからですが(ダイエット特集で噂の南雲せんせいの記事もあったけど)、団員に「友人のJポップアーティストと観客の動員数がまったく違う、なぜだろう?」と聞かれて、「彼はポップカルチャーの人だから」と、切ないながら答えた、そうです。
「ポップカルチャーがあるからこそ、大人の社交場としてのハイカルチャーの存在意義が明確になる。人はいずれ大人になり、ポップカルチャーを卒業する時期がくる。日常の喧噪を忘れ、心を豊かにする文化が必要になる。それがオペラ、バレエ、クラシックコンサートなどのハイカルチャーだ。ハイカルチャーがもっと力をつけなければいけない。」
でもねえ、AKB48の総選挙なんてことにいい歳した大人が(まさか本気で?)騒いでいる日本ですからね。ハイカルチャーって結局、一部の人たちを相手にするしかない。昔からそうだったはず。教育が普及して、市民層が拡大しても、やっぱり文化を担い「継承する」層はそんなには増えない。民間の通俗な文化を吸収して新しいジャンルとして成長・洗練させながら発展してきたのが、中国文学の歴史ではありますけど。
王維の時代に、専業画家として有名だったのは呉道子で、寺院の壁画などをよく描いていた。西洋もそうだけど、壁(寺院や墓の。天井なども含む)に画を描いて、そこに「行って」眺める。それが、もっと小さな持ち運べるサイズの物に描いて、「自宅の部屋で」眺める、そういう鑑賞スタイルに変わっていくのは、「市民」層が現れる「近世」から。「おかかえ」ではなく「フリー」の画家が出現するのも、その頃でしょう。ものすごくおおざっぱに見ると。画を描くに耐える素材(紙や布)の普及とも、とうぜん関係あるだろう。
屏風は、中国では衝立のようなものだったので、壁とあまり違わない。動かせるけど、そんなにしょっちゅう動かすものでもないだろう。うちの東京の家は、2階をふすま障子とすだれ障子を季節で入れ替えるようにしてある(最近調整してまたできるようになった)が、ふすま障子は1セットで、同じ画です。それが軸になると、季節によって、場によって、掛け替える、ということになりますね。それが成立するためには、表装の技術も必要ですね。表装の歴史って、どうだったのかな?
という具合に、知らないことだらけなので、どんどん勉強する範囲が広がって行くじゃないか!
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甘かった。植木屋さんが来たら、母が庭の草むしりを始めたので、私たちも。あ~疲れた。汗だくです。でも部屋に戻ると、涼しい風。青空に白い雲、緑の木々。
午後はどうなるか分かりませんが、ジャガイモの土寄せだけはしてもらわないと、だそう。はいはい。
今どきの給食メニューの話題がありましたが、食べ物もどこかで子供用から大人用に変わるはずだけど、変わらないまま普段の食生活も子供用な人がメニュー作りをするようになっているのでしょうか? 家の食事はもっとヘン、という環境で育っている子供も多そうな気がする。
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★60.1㎏(← 長野はアナログ体重計なので目分量だけど)
06月10日(日)
起床時刻:04時01分
弟はタケノコ採りに行きました。雨後の竹の子で、あっという間に伸びてしまうから、ポイント探しがけっこう大変らしい。
一昨日の少人数セミナーの授業で、大学入試(中国は7月)前にバカ高い栄養補助食品が出回り、よく売れるけど、たいして効果はない、というありがちな話題でしたが、そこで「ツバメの巣」をじいちゃんに食べさせられた、すっごくまずかった、という学生がいました。
そこから例の「かくや姫」の話になり、あれはもともと中国系の物語「斑竹姑娘」、ツバメの巣(崖の上にある)を採って来いという求婚者への課題もそうだけど、孟宗竹(中国原産)じゃなきゃ、ちっちゃな女の子が中に入っていた、なんて発端もあり得ないし、と。
検索してみると、種名は冬に母のために寒中筍を掘り採った三国時代の人物、孟宗に因む。日本には、801年に京都は寂照院の開山・道雄上人が唐から持ち帰った、また1228年に曹洞宗の開祖・道元禅師が宋から持ち帰った、など諸説あるが、全国へ広まったのは薩摩藩が琉球王国経由で清から移入して以後と考えられている。「竹取物語」の成立は、『源氏物語』「絵合」巻に「物語の出で来はじめの祖なる竹取の翁」とあることから、遅くとも10世紀半ばと考えられている、そうな。
弟が山へ採りに行っているのは、根曲がり竹というササみたいに細い竹の、タケノコです。地元では畑に植えている人も多くて、うちも2~3株こいできて、庭のすみに植えたら、今年はまだ細すぎるけど来年からそろそろ採れるだろう、とのこと。ほっておくとどこまで伸びるか分からないので、30センチほどの波板を埋めて「根切り」をします。
手入れが行き届かなくて、孟宗竹だらけ、という里山もありますね。ニュースで見たことがあります。
「母のために寒中の筍掘り」かあ。中国留学中に、「春筍」より「冬筍」のほうが採るのが難しい(足の裏の感覚で土中にある筍を掘り当てる)ので、高いけど柔らかくておいしいんだよ、という話を先生としましたっけ。
で、唐の王維の竹里館の「たけ」は、孟宗竹(江南原産)でいいのかな? 「斑竹姑娘」はチベットの物語が長安で成長したので、太い竹でいいのかしら? 江南趣味で自宅の庭造りを白居易がしたのは洛陽だったけど。こういう時に画があると、分かるんだよね。現地(西安)にも、久しぶりに行ってみたい、来年度(笑)、気候のいい時に。
西安(唐代は長安)というのは、なんでこんな広々と街づくりをデザインしたんかいな、と前に旅行した時は思った。名所がてんでに遠い。唐詩を読んでいると、貴公子がよく「馬で」遊び回っていますが、まだ文武の両方で統治していた時代、という感じで、馬で夕方ちょいとそこの丘まで駆けていって「夕陽がきれいだね、たた黄昏がすぐ迫っているけんど」なんてつぶやく(李商隠ですよ)世界なんですね。
宋代の都の開封は、街の中心はもっとこじんまりした感じ。馬を全速力で走らせて、息がきれたところまでを都の大きさに決めた、といいますが。敵が一気に駆け抜けられない広さ、ということです。滅亡する時はもっとあっさり、侵入されちゃったんですけどね。ここもぜひ再訪したい、来年度の気候のいい時に(笑)。
蘇軾が描いた竹は・・、孟宗竹には見えませんな。
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まだタケノコ処理は最終段階中。瓶詰めしたものを、2時間ほど外のドラム缶でぐつぐつ煮て空気を抜き、途中でビンのフタを締め直す作業。これを丁寧にやっておくと、ずっと保存ができます。
大ビン15本、小ビン2本、できました。
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★60.1㎏
06月09日(土)
起床時刻:03時42分
長野へ。
昨日のテストを採点してから出発しよう、なんて考えたら、まー朝から辛いこと! やっぱり持っていって、ダラダラ少しずつやろう。
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記憶力が悪いから、とずっと思っていたけど、何かを必死で記憶しようとした経験が、そういえばなかった。記憶術なんかも全然興味なくて。
整理術には興味があり、いくつか読みました。たいてい「なぜあの人たちは片づかないのか?」納得するためですが(笑)、自分用には「みわたす表」というのを作っています。
もとは「みわたす手帳」だったと思う。1日・1週間・1ヶ月・1年・12年・120年に分けて、周期で計画を立てる、というもの。手帳は大学生以来、生協で1年ずつ買っており(大学の住所や電話番号が載っていて便利なの)、そこに1日・1週間・1ヶ月・1年まで書けますので、それを日記代わりに全部とってあります。
もうずっと前に、A4×2枚=B4サイズになるように自分の「年譜」を作ってみたことがあって、1年を1行にし、70歳までやってみたら、左ページはずっと「入学」「卒業(修了)」の繰り返し。就職したのが29歳の時でしたから。ほとんど真っ白じゃん! これから右ページを埋めるのだ、と思ったけど、1行ずつではちょっと窮屈でした。そこへ「みわたす手帳」、応用してどう作っているかというと、
エクセルで、1年1行(セル)、西暦と年齢を書いておく。行ごとに月に分けて「やったこと」を記入。将来の「予定」も書くが、この予定はしょっちゅう変更されている。しかたない。おおまかな目安、テーマを書いておく。
「みわたして」見ると、20代からぼちぼち翻訳をやっていましたね。30代は就職して、けっこう勉強しました。40代は校務で忙しかった上に、さらに勉強もしたので、たいへんでした。
プライベート(病気も)、仕事(研究業績と校務)、などで色を変えられるので、エクセルって便利ね。セルの幅を変えられるので、同じ1年1行でも書きたいだけ書ける。随時変更ができるのも、デジタルのいいところ。枠内はメモ程度ですが、「みわたす」ためにはゴチャゴチャ書いてはダメなので。
50代は校務をできるだけさぼり(笑)、やっぱり勉強しなくちゃ。
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鹰隼 yīngsǔn :〈書〉タカとハヤブサ.〈喩〉凶暴な人;勇猛な人
莎草 suōcǎo :〈植〉ハマスゲ
踏莎行 tàsuōxíng : 詞牌の名.曲牌の名
婆娑 pósuō :〈書〉円を描いて舞うさま
摩挲 mósuō :(手で)なでる.さする
māsa :(手で軽く)さする.平らにする
蓑笠 suōlì : みのとかさ
羧基 suōjī :〈化〉カルボキシル基
趿拉 tāla :〈方〉(布靴を)かかとを踏みつぶしてはく.つっかける
一塌糊涂 yītāhútu : めちゃくちゃである.収拾がつかないさま
水獭 shuǐtǎ :〈動〉カワウソ
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★60.3㎏
06月08日(金)
起床時刻:04時26分
授業。
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昨日はまじないが効いて少し原稿書きが進み、本も注文しちゃったりしたので、それも読みたいし、またモチベーションあがりました。書き上がるのは先になりそう。だって明日からタケノコ部隊として長野へ。
きのう休みだった弟が山の師匠と採りに行ってしまったので、一部を「病人に」送り(配慮が足りんかった、ごめん)、残りは「病人(母)が」皮むきから煮て瓶詰めまで、もちろん弟と、やったそうな。新潟の叔父さんは田んぼに行っていて、助っ人を頼めなくて。
うちに10時すぎに電話が来たけど、それから駆けつけても間に合わないし、まさか今日の授業を「タケノコの処理があるので休講」にするわけにもいかず。新潟の叔父さんは業務用の冷蔵庫があるので、皮つきのままでもしばらく置いておけるみたいだけど。うちは採ったらその日に処理しないと。
母の弟に当たるので「叔父さん」と書いてますが、上が4人女で、叔父さんが最初の男児なので、実家を継いでいます。家の裏にある納屋や、たしか2階でも、むかしは蚕を飼っていたわ。桑の葉を蚕がむしゃむしゃ食べているのを、夏休みに見ていた記憶がある。繭を煮て糸を繰るのが臭くて大変な作業だ、というのは「ああ野麦峠」の映画か何かで見たのだろう。繭まで育てて、出荷していたのかしら。
裏庭の池で鯉を飼っていて、たまに料理にされていた。私はそこで笹の葉っぱを洗うのにはまっていた年があったそうで、「そろそろいいでしょ?」「あといちま~い♪」というので母が部屋に帰りかけたら、ドボン!と音がしたので振り返ると、私の姿がない。小池にはまって、さあたいへん♪ 慌てて掬い上げたそうな。20センチもない浅い池だけど、洗面器1杯で人間は溺死するらしい。
一昨年かな、にゃん太郎が東京のうちに来て、1階でみんなでTVを見ていたら、ガサガサッ、ドボッ! 音がしたので、「にゃん太が風呂に落ちたんじゃない?(前にも長野でそういうことがあったので)」と私が言い終わらないうちに、母は立ち上がって風呂場へ駆けつけ、ネコを引きずりあげながら「タオルっ!」と叫んでました。「ったく、あんたの世話じゃネコ死んじゃうわ」とブツブツ言いながら。母は強し。
でもデブ猫なので、ちゃんとバスタブの中で立って縁につかまっていたけどね。ビックリしたような顔で(笑)。そのあと弟にドライヤーで入念に乾かされていた。長野ではほっておいたら発熱し、吹雪で前もよく見えない夜、新潟の獣医さんまで連れていったのだ、とか。なんちゅー「猫かわいがり」、長野における序列は私より上だし。
でも可愛いから仕方ないわ~。明日はまた会えるわい。
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渊薮 yuānsǒu :〈書〉事物の寄り集まる所.淵藪
抖擞 dǒusǒu :(元気などを)奮い起こす.奮い立つ
甘肃 Gānsù :〈地名〉甘粛省
嗉子 sùzi :(鳥類の)嗉嚢(そのう).〈方〉酒を入れる器.錫製の徳利状のものをさすことが多い
回溯 huísù :〈書〉回顧する.追憶する
半身不遂 bànshēnbùsuí :〈医〉半身不随(になる)
骨髓 gǔsuǐ :〈生理〉骨髄
作祟 zuòsuì : たたる.災いする
顺遂 shùnsuì :〈書〉順調にうまく運ぶ
毛遂自荐 máosuìzìjiàn :〈成〉自薦する.自ら進んで任務や仕事を引き受ける.自分から名乗り出て一役買って出る.
【語源】戦国時代,趙の平原君の食客・毛遂(もうすい)が自ら進んで楚に赴き,国家の危機を救ったという故事から
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体操セット40分。
★61.6㎏、37.2%
06月07日(木)
起床時刻:04時28分
「今時の季節は耳が不調になる人が多いんですよ」という耳鼻科医の呪い(のろい)のせいで(笑)、ホントに耳鳴りが少しうるさめ。毎年この季節は「疲れた」だの「だるい」だの「早く夏休み来い!」だの、過去のブログにも書いているので、そんなもんだろうね。とそこへ、
よよよーい♪
ネコの祈祷師から呪い(まじない)が届いたので、はーい、今日こそ原稿仕上げないと、週末は長野へ行くので。はあ~。
ここに大筋を書いてしまったせいで、モチベーションが上がらない、って感じ。前にドラ先生がどこかで書いていらしたけど、そういうことがある。「表出する」にはエネルギーを使いますが、小出しにしないほうがいいかも、みたいなこと。
私の場合、文学作品ではなく論文ばかりですが、「書き終わった」と自分で思えた時点で、もう興味ない。だから校正は苦痛な作業です。エネルギーがすっかり他の対象に移っている時に、また戻って「よっこらしょ」という感じでやっています。少し時間を置かないと見えないものがあるから、時間があくのはいいことだけど、「校正で赤だらけにしない」を自分に課しているので、「時間を置いて見直す」は原稿を出す手前でやっている。
なのに、今回ブログに書いたせいで、もう終わった気になって、「ぜんぜん違うこと書こうかな?」なんて。でもせっかくテーマにぴったりの画が届いたので、続きを「今日こそ」書かないとなー。
キリギリス王国の姫ならぬアリ王国の女王の私は、締切に近づけば近づくほど、モチベーションが「下がる」タイプでして。
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数见不鲜 shuòjiànbùxiān :〈成〉たびたび見ているので珍しくない
巳时 sìshí :〈旧〉巳の刻.午前9時から11時
螺蛳 luósī :〈貝〉タニシ.マキガイ
褒姒 Bāosì : 周の幽王の寵妃
俟机 sìjī : 時機を待って行動する
食 sì :〈書〉食べさせる
茅厕 máosi :〈方〉便所.トイレ
怂恿 sǒngyǒng :(あることをするように)そそのかす.たきつける.扇動する
悚惧 sǒngjù :〈書〉恐れる.怖がってすくみ上がる
老叟 lǎosǒu :〈書〉老翁.老人
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体操セット40分。
★61.4㎏、37.2% ポッキー(中国製)食べたもんね。。
06月06日(水)
起床時刻:04時54分
授業。
私やっぱり体調悪いかもなー。お気に入りさんの日記が小窓からみえますが、
>風呂上りに、パンツ一丁で涼んでいたらdragonとsharonに見られて、「うわっ! すごい!……
ワイルドだねえ~、と朝から感心なんぞしてしまったわ。ネコ社長は「よよよーい♪」してるのか、と思ったし。
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骨殖 gǔshi : 骸骨
似的 shìde :(まるで)…のようだ.…らしい.…みたいだ.…しそうだ
狩猎 shòuliè : 猟をする
秫秸 shújiē : コウリャンの藁
黍子 shǔzi :〈植〉キビ
腧穴 shùxué : 針灸のつぼ
刷白 shuàbái :〈方〉青白い
吮吸 shǔnxī : 口で吸い取る.すする.【補足】比喩に用いることが多い
说服 shuōfú : 説得する.説き伏せる
媒妁 méishuò :〈書〉媒酌人.仲人
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体操セット40分。
★60.7㎏、36.7%
06月05日(火)
起床時刻:03時38分
9時前に寝て、3時すぎに起きる。こんな生活をしていると、「20歳若返る」らしい。10時から翌2時のあいだに「成長ホルモン」が出まくって。 ・・あの~、10時前に寝て4時すぎに起きても、いいんですよ♪
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今日の「詩経」でついに出ましたよ、「アルバ」の詩。82首め「女曰鶏鳴」は、「鶏が鳴いたわ」「まだ明け方だよ」「明星も出ているわ」「カモも雁も射落としてやる!」「そうしたらお膳にして一緒に食べましょうね。お酒も飲んで、ともに白髪になるまで仲良く♪」「お前に帯玉を持ってくればよかったね、こんどあげるからね♪」
この後にさらに濃厚な愛の詩が・・。90首め「風雨」、「風が吹き雨が降ってきたわ。一番鶏もいっせいに鳴いている。でも貴方に会えて胸のつかえがとれました」「雨と風がひゅうひゅう、二番鶏が乱れ鳴く。でも貴方に会えて恋の病が癒えました」「雨と風でそとは真っ暗、鶏はひっきりなしに鳴いている。でも貴方に会えて、すごく嬉しい」、だって。
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「今日の努力で明日の私を裏切らない」とかカッコつけましたが、気候のせいか最近だるくて、病院へクスリをもらいに行っただけでくたびれて昼寝、ぐずぐず過ごして、やっと明日の授業の準備(例文を集めるために辞書を引いている)と、蘇軾についてちょっとだけ書きました。
「東坡肉(トンポーロ、豚の角煮)」の話も書いたけど、今夜はうちはイシモチの「红烧」になるはず。買い物しながら「点菜(料理の注文)するな!」と陳さんには怒られてますが(笑)、太刀魚が旬なのか大きいのがあって、最初はそれを手にしたら、そばに石持がいた! で、太刀魚を戻す。
太刀魚で思い出すのは、地方暮らしだった時に、中国人留学生がわざわざ上野まで「太刀魚を買いに行く」というので、「なんで太刀魚なの?」とびっくり。中国では信じられないくらい、「日本では太刀魚が安い!」と言っていて。同じく「なんで石持がこんなに安いんだ!?」ということで、高級魚扱いらしいの。
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史乘 shǐshèng:〈書〉歴史書.“乘”は春秋時代の晋国の歴史書の名
炻器 shíqì :炻器(せっき).陶器と磁器の中間の焼き物.土管・水がめなどに用いる
矢口 shǐkǒu : 誓う.誓言する.主張を固く守る
有的放矢 yǒudìfàngshǐ :〈成〉的(まと)があって矢を放つ.
〈喩〉ちゃんとしたねらいがあって発言したり行動したりする(こと)
侍候 shìhou : 世話をする.仕える
繁峙 Fánshì : 山西省にある県の名
舐犊 shìdú : 親牛が小牛をなめる.〈喩〉親が子をかわいがる
谥号 shìhào : (君主・貴族・高官の)死後のおくり名(追号)
嗜好 shìhào : 好み.嗜好.趣味.道楽
螫针 shìzhēn :(ミツバチやスズメバチの)毒針
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「詩経」意味チェックと音読(~第90篇、全305篇)
「楚辞」意味チェックと音読(「天問」~46頁、全259頁)
「宋詞三百首」意味チェックと音読(~080篇、全300篇)
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体操セット40分。
★60.4㎏、37.2%
06月04日(月)
起床時刻:05時00分
ダイエットのことを書いたら、やたらそれっぽい広告がつくのがむかつくけど(笑)、励ましと受け取ってがんばろー! 昨日の寝過ぎ(とくに夕方)で腰が痛いけんど。。
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舍下 shèxià :〈謙〉拙宅
拾级而上 shèjíérshàng :〈書〉一歩一歩(段を)登る
赦免 shèmiǎn : 赦免する.罪を許す
歙县 shèxiàn : 安徽省にある県の名
参商 shēnshāng :〈書〉参星(しんせい)と商星.〈喩〉(参星と商星は同時に空に現れないことから)親しい人が互いに遠く離れて会うことができない.〈喩〉仲が悪い
妊娠 rènshēn :〈生理〉妊娠する.身ごもる.懐妊する
轻哂 qīngshěn :〈書〉微笑する.(皮肉っぽく)笑う
谂知 shěnzhī :〈書〉知る
瘆人 shènrén : ぞっとする
数不胜数 shǔbúshèngshǔ :(非常に多くて数えても)数えきれない.枚挙にいとまがない
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「詩経」意味チェックと音読(~第81篇、全305篇)
「楚辞」意味チェックと音読(「天問」~44頁、全259頁)
「宋詞三百首」意味チェックと音読(~073篇、全300篇)
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体操セット40分。
★60.5㎏、37.2%
06月03日(日)
起床時刻:03時52分
今日は中国美術館の画集を持って研究室へ。
大型の豪華な画集で、最初に折り込みでお目当ての画が小さく載っていて、うまくスキャナーで読めるか分からなかったので、原稿もぜんぜん書いてません。実物を見た陳さんによると、とても拡大には耐えない、劣化が激しいそうで。
画は小さなもので、その後ろに歴代の所有者がつけた序跋の類が長々とあり、それが画集の見開き(左右とも折り込みで計4ページ分の広さ)全体に載っていますが、微妙にゆがんでいる。どういう撮し方をしたのかな、上から読み込むスキャナーかも?
とにかく他の資料では、「竹石」部分しか写っていないものを孫引きでみんな使っているようで、「瀟湘」図なのが分からない。できれば画全体を使いたいの。
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sen-starさんがまたまた頑張っていらっしゃいます。テキストを100回ずつ、って言うのは簡単だけど、なかなか続けられませんよね。それで独学であそこまで行くのですから、「昨日の努力は今日の私を裏切らない」「今日の努力で明日の私を裏切らない」、励まされました、ありがと~♪
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浩浩汤汤 hàohàoshāngshāng : 水勢の盛んなさま
国殇 guóshāng :〈書〉国家のために命を捧げた人
滥觞 lànshāng :〈書〉物事の始まり.起源.起こり.濫觴(らんしょう).
【補足】原義は「大河といえども水源はやっと觴(さかずき)を浮かべる(=滥)ことができるだけの(一説に觴にあふれるほどの)小さな水たまりにすぎない」
绱鞋 shàngxié : (別々に作った)靴の表を靴底に縫い付ける
老少边穷 lǎoshǎobiānqióng :老区(革命根拠地)と少数民族地区と辺境地区と貧困地区
少不更事 shàobùgēngshì :〈成〉年が若くて世慣れていない.若くて経験が足りない.未熟である
召公 Shàogōng : 周の武王の臣下、名は奭
猞猁 shēlì :〈動〉オオヤマネコ.【補足】毛皮が珍重される
折耗 shéhào :(製造や輸送中の)損耗,目減り
佘太君 Shétàijūn : 北宋の名将楊継業の妻.「楊家将演義」に登場する
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「詩経」意味チェックと音読(~第76篇、全305篇)
「楚辞」意味チェックと音読(「天問」~42頁、全259頁)
「宋詞三百首」意味チェックと音読(~070篇、全300篇)
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体操セット40分。「贫嘴张大民的幸福生活」第1集(全20集)を見ながら。
何度みても泣けるわ~、この第1集。
★60.6㎏、37.6%
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朝の7時までにこれだけ(↑)のこと(勉強と体操)をする私もどうかと思うけど、朝から中華料理(炒め物の匂いがする・・)を作る陳さんも、どんなもんよ? ・・ほ~ら、体脂肪率が上がった!(夕寝のせいかな?)
06月02日(土)
起床時刻:05時36分
私が片づけるべきものは、脂肪だっ!(なにをいまさら)
ダイエット用ブログをやっていた時に振り返ってみたことがありますが、若い頃からけっこう体重の変動が激しくて。。だから脳が萎縮したのか~。あの時のダイエットでは、
体重 体脂肪率 (体脂肪量) ウェスト 下腹
開始時 62㎏ 41% 25.5㎏ 81㎝ 102㎝
1年後 55㎏ 32% 17.5㎏ 67㎝ 88㎝
(-7㎏)(-9%) (-8㎏)(-14㎝)(-14㎝)
でした。08年秋から09年秋にかけて。方法は、体操セットと通勤ついでウォーキング。元がこれだけありゃ減りやすい、ってなもんですが、脂肪だけを減らしているのは偉いでしょ?(食事制限していないので)
そのあと○○副主任から「副」がとれたせいで、身体ボロボロ、ストレスとともに脂肪がたまってリバウンド。昨晩は61キロ、37%だった。計算すると体脂肪量は22.5キロ、約3キロのリバウンド。
この37%は完全な肥満なんですが(30%以上が肥満、byタニタ)、いまの勤務校になった頃からこの数字で、減らすと(とくに食事制限で)アタマ悪くなる感じがある。完全な錯覚かも知れませんが(たぶんそうだ!)。
でももうちょっと減らそうっと。減る順番と方法は、前回の経験からいうと、
1、コアリズム(ウォームアップの10分だけ)でウェストがすぐ減る
2、ダンベル体操とウォーキングで体重が階段状に減る(1ヶ月後から)
3、ラジオ体操は五十肩のリハビリになっている
って感じ。目標は52キロ、28%(アメリカに在研で行く前にやったダイエット=ダンベル体操とウォーキングで達成した数字)だけど、あれは30代半ば。年齢が違うからな~、小太りのほうが長生きする、って言うし。などと言い訳して、前回ダイエットでも達成できませんでした。
前回ダイエットの総括で、こんなこと書いてましたな。
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年末に目標達成したら、ずっと続けていけそうなのは通勤「ついで」ウォーキングです。歩く、って全身運動で気持ちいい。片道30~40分ですが、電車を利用しても15分くらいはかかるので、たいして遠回りではありませんし、電車賃が浮くのが小さなご褒美。ちょうど車の少ない歩きやすい通りがありますので、定年まで続けられたらなあ、と思っています。
体操は・・理論からいくとダンベル体操をすべきです。ダンベル体操は、前後にストレッチ10分、ダンベルを握っているのは10分、でもいちおう筋トレ(たぶん無酸素運動)。これで体重や体脂肪率が維持できればいいですね、もう減らす必要がないなら。そしてたまにはヨガも気持ちいいならやる、と。気が向いたらコアリズムも全篇やって、サルサパーティにも参加しちゃう、と。
私が太った原因は、運動不足と加齢による代謝の悪さ。喘息なので、運動は軽いものしかできませんし、そもそも子どもの頃から運動音痴の運動嫌い。そのうえここ数年、仕事を家でやるようにシフトを変えてきたので、ますます運動不足になりました。加えて40歳をすぎたら明らかに体調が少しずつ変わってきています。「へそ上のぽにょ(内臓脂肪)」もつき始めたり、ちょっと楽器のお稽古や勉強を熱心にしただけで腕や肩、腰を痛めたり。
ただ、もともとこの業界ではめずらしく昼型人間(最近はさらに早寝早起き)、昼に研究室で集中的に仕事して夜は家でぼーっと過ごしたいタイプ。でも職場にいくと他人の訳のわからん仕事まで押し付けられるので、在宅にシフト変更してきました。だから太った根本の原因は、ずばり! ストレス!! だったと思います。
・・心のストレスは身体のストレスに転化すべし。
体操中心のダイエットも、一種のストレス解消法でした。ストレス発散&痩身で一石二鳥だったわけですが、ストレスをストレスと感じずに流せれば、それが一番です。研究室にも行きたければ行って、どんどん(何じゃこりゃの)仕事もして、通勤「ついで」にウォーキングで体重管理して、おいしく好きなもの食べて、健やかに更年期を乗り切り、晩年になってもいい仕事したい、それが私の本当の目標です。
20代半ばに中国留学していた時のことです。私は大学院生で先生とマンツーマンの授業だったので、他の多くの20歳前後の中国語を勉強に来ていた留学生とは別のクラスだったし、年齢も高めだったので宿舎で話をするとかたまに一緒にご飯を食べる程度のつきあいでした。ある日、一人の女の子の様子がおかしい、どうしよう、というので部屋に行ってみると、数日前から体調が悪く、風邪と言われて寝ていたけどすでに意識不明状態。劇症肝炎だったんですね。若い留学生はオロオロするばかりで、その時の私は自分で言うのもナンですが、ものすごい能力を発揮しました。
夜中だったけど、救急車を手配し、留学生担当の先生に連絡し、病院(最初は留学生用のふだん高級幹部の療養に使われるような病院)へ運ばれ、そこから伝染病専門病院へ移し、入院させ、日本の家族に連絡、入国がスムーズになるよう領事館へも連絡、看病兼通訳係の分担を決め、亡くなった後は葬儀の手配、などなど。方言のある地方の大学で留学生の受け入れが始まったばかりだったので、これらのことはすべて恐ろしく手間でした。国際電話も日系ホテルでしかかけられない、先生たちは自宅に電話がない、留学生もケイタイなんて持ってない時代。自転車で走り回るから常に2人1組で1人は連絡確認に戻ってくるようにする、など。カタコトの中国語しか話せない留学生がほとんどだし、田舎の中国人はのんびり。中国人を時にはどなりつけ、留学生を叱咤し、医者が病室で「ねえ日本の医者って給料いいんでしょ」などと無神経な世間話を笑いながらするのを、ご家族には「若くて心臓がしっかりしているから頑張ってますよ、と言っています」と通訳し。
私は早い段階から、劇症肝炎では助かる見込みがほとんどない、と医者から聞かされていた。そばの留学生で聞き取れている人は皆無なので、「日本に連絡? そんな必要ありますか?」などと私の手回しの良さに反発もあったみたい。悪く考えすぎだと。私だけが助からないと知っていた。こんなにあっけなく人って死んでしまうのだろうか。ほんの1週間前には宿舎で彼女と私も話をしたのに?
当時の(今も?)中国の病院というのは医療はともかく看護がすごく遅れていて、夜中の伝染病病院、暗い廊下で担架を持たされ(救急車にはおっさん一人しか乗っていなかった)、病室にいた付き添い(伝染病専門の病院なのに家族が付き添いをする。私たちもあとで肝炎予防の注射をされた。針は「一次性がいいの?」「なんですか一次性って?」一回使い捨ての針のこと。当たり前でしょうに!)を起こして廊下に追い出すのを待ち(転院を最初断られたけど、留学生がもし亡くなったら病院は、大学は、国は、責任とれるのか、と脅してベッドを空けさせた)、どこか遠くでポタンポタンと水の垂れる音を聞きながら当直の医師に、「うちの病院で劇症肝炎で救えた人は一人もいない」と言われ、冬だったけどこういう展開になるとは思わなかったから寝巻きで飛び出していて、暖房もない病室で寒さに震えながら若い留学生を励まし、留学生宿舎に電話で指示を出しまくり、冷静に考えをめぐらせながら、でも心もどんどん冷えていった。
中国なんか大嫌いになって帰る留学生も多い(当時は生活も不便だったし)、でもその彼女は中国語の勉強も楽しいって言っていたし、すごく綺麗でやさしい子だった。ちょうど今の夫(中国人)と国際結婚するか迷っていた時期だったけど、彼女の無念を思ったら、後悔なんか後からすればいいことだ、と思った。私はあまりスピリチュアルなことは信じないけど、3交替制で付き添いをやっていて、宿舎で寝ていたとき、夢で彼女が私の部屋に来たから、「だいじょうぶだよ、きっと良くなるよ」と言うと、「うん」とにっこり笑った。でも怖くて怖くて、一生懸命に目を覚ましたら、亡くなったと連絡があった。私も夢を見た、という留学生がほかにもいました。お別れに来てくれたんだね、と。
こうして書いていてもまだ泣けるな。自分を大切にしないと申し訳ないぞ。
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留学から帰国後に、留学中に中国人と結婚した娘のために(しばらく自立できないだろうからと)大工だった父が家を今の家に建て直し、でも父も肺ガンの末期だったことが途中で分かり、自分はほとんど住まずに亡くなりました。私は予想に反して就職が順調に決まって、地方暮らしとなり、いままた縁があって戻って父の形見となった家に住んでいる。手入れをしながら、でも元の雰囲気は変えずに。今日は建具屋さんがドアの戸車の調整に来る予定。
ということで、いろいろな思いを受け止めつつ、私は私にできることをやっていく。
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「詩経」意味チェックと音読(~第68篇、全305篇)
「楚辞」意味チェックと音読(「天問」~40頁、全259頁)
「宋詞三百首」意味チェックと音読(~067篇、全300篇)
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ダンベル体操20分。コアリズム10分。
★60.5㎏、36.7%
06月01日(金)
起床時刻:04時58分
新しい月になりましたか。グラフ画面かわって、気分も一新。
授業。あいまに発音矯正レッスン。他学部の学生だけど、「もっと上手になりたい」というので。はいはい、教えますよ~。
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早起き村のあちこちでいろんなものが壊れていますが、そうね、壊れるね、どうしてもね。だから一部でも伝えておかないとね。そっくりそのまま、はムリだし必要もないだろうけど、できるうちに。とりあえずこれから来る学生に、発音をしっかり教えよう。
芸も学問も一代限り。その人が死んだらおしまい。でも「師承」ってのもあるからな。何かしらは受け継がれていくのだろう。人が生きるのは「橋梁たる」ためである(パクリ)。私の前に道があった、私の後ろにも道ができる(これもパクリ)。何も加えず、ただ「伝える」のみ(これもパクリ、孔子せんせいの)。3000年前からそうだったのだ。
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どうも難読字の配列基準が分からないですね~。「s」と「sh」が混ざるのは、「sh」を1つの子音と見なしているからでしょう。「新華字典」などは、sa sai se などが続いてから、sha shan shou shuo などが続いてまた、si song sou のような配列、つまり「sh」を1つの子音だからまとめて見る、ということをしていません。多くの辞書は新華式だったと思うので、難読字の配列は斬新でした。(・・ごめん、難読字も「sh」が終わったらまた「si」などが出てきました。新華式でした。)
分かりにくいなと思ったのは、2字めが難読字の場合。今日の例でいうと、「封禅 fēngshàn」と「丰赡 fēngshàn」ですね。同じ発音なのに離れるのは、難読字の画数で並べているからでしょうね。封「禅」・「禅」让・「骟」马・「嬗」变・丰「赡」・「赡」养・・、と難読字の漢字を追っていくと、配列の基準が見えてきます。
難読字と言いながら、それを含む「語」として見ていたので、分かりにくいな~、と思っていましたが、納得しました。
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掺手 hǎnshǒu : 手を握る
讪笑 shànxiào :〈書〉せせら笑う
苫布 shànbù :(貨物にかぶせる大型の)防水布
疝气 shànqì :〈医〉ヘルニア.脱腸
封禅 fēngshàn :〈古〉帝王が泰山で天地を祭ること.封禅
禅让 shànràng : 皇帝が位を他人に譲る.禅譲をする
骟马 shànmǎ : ウマを去勢する
嬗变 shànbiàn :〈書〉移り変わる.変遷する.〈物〉(放射性物質の)転化
丰赡 fēngshàn :〈書〉豊富である.十分である
赡养 shànyǎng : 扶養する.養う.【補足】特に子供が親を物質面・生活面で助けることをさす
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