2013年11月 <<先月 | 翌月>>
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起床時刻の記録
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11月30日(土)
起床時刻:06時12分
今日は天安門広場、天安門(上る)、故宮、景山公園あきらめて北海公園、仿膳で宮廷料理、北海はもう凍り始めて船が出ないので歩いて北門へ、そこでタクシー拾って頤和園へ、うさピョン♪合流、あとは流れで、というお上りさんコースです。
そうとう歩くと予想されるので、私と陳さんは故宮はパスして、どっかでお茶飲みながら故宮の後門で待ってますよ♪ ここにぼったくり人力車がいるのかな? もう寒くて観光シーズンではないようで、どこもすいている。
いちおう昨晩は王府井へ行き、羊しゃぶしゃぶした後、夜店も見た。おいしそうに見えた。昼間見ると、たぶんホコリだらけで、「食べるか、こんなもの!」かも知れない。サソリの串刺しを咥えて写真とっている外国人がいた。
初日の鼓楼がライトアップしてなかったのが、残念。あそこ、けっこう風情があるのに、暗くて何も見えなかった。
**
疲れた。。 結局、故宮も入って、宝物館も見た。何年ぶりだろう? 今日は二万歩を超えたって? 久しぶりにたくさん歩きました。
***
「千字文」「蘭亭集序」「帰去来兮辞」「桃花源記」「五柳先生傳」「春夜宴桃李園序」「雑説」「陋室銘」「補蛇者説」「愛蓮説」「赤壁賦」「記承天夜遊」「回郷偶書」「登鹳雀楼」「春暁」「芙蓉楼送辛漸」「静夜思」「山行」「夜雨寄北」を聴く。
「千字文」を音読する。54回め。
「師説」を聴く。10回×1回。(累計90回)
11月29日(金)
起床時刻:06時49分
昨日の夕方から夜にかけて、やっぱり軽度汚染になってました。風がとまって、石炭を燃やす臭いがしてたもんね。
今日は微風だけど北風が続く予報で、いまは「良」です。長城はビュービュー吹いているかも知れないけど。
夜は羊のしゃぶしゃぶかジャージャー面を探して食べよう♪
**
昨日から続いている「日本人の中国語(有気音?)はネイティブが聞くと威圧的か?」問題ですが、有気音の息の出し方について言っているなら、有気音(中国語では送気音)というのは「気(息)」を出すか出さないかであって、「声」とごっちゃにしちゃダメです。「気」を「声」と一緒に吐き出したら、勢いつきすぎて威圧的?になるかもね。
声たてしないでも発音できます(ささやき声)し、声を出す=息も出てますのでハスキーボイスもありますが、有気音や送気音というのは、それとは別の出し方です。
有気音はちゃんと出来ているとして、威圧的、高圧的に聞こえる日本人の中国語もあるな、と思います。映画やドラマにでてくる日本兵の話す中国語。中国人俳優が演じるととくにそうだけど、おかしな母音の伸ばしかたをして、やたら「~~的(デ)」とつけて、押しつけがましい感じ。ま、押しつけがましいどころじゃなかったわけですが、やっていたことは。
日本人俳優が演じると兵隊役でなくても、無表情で一本調子で、声調の抑揚がなくてリズム感もなくて、なに考えているのか分からない、不気味な感じ。
なに考えているんだか、は最近のきな臭い日本に対して中国人が持っている感想ですね。もう一戦交えないとおさまらない、とあちこちで聞きますが、どんどんそういう方向に行っているんですか、日本も? 私なんか敵性語を教える非国民教師として、弾圧されちゃうかも。・・長野で大根でも育てながらひっそり暮らそうっと。
ところで、545アニキ、日本語についてネットで言われてますでしょう? どの母音も「声」にするからだと思います。日本語には母音の無声化の現象があって、清音の子音が連続すると1つ置きに無声化するんです。私が大学時代に国語学の先生が出した例は、「ふくすけくつした」でした。「ふくすけ」というメーカーの「くつした」ですが、続けて「ふくすけくつした」と言う時、日本人は無意識のうちに1つ置きに母音を「声」にしないで発音します。
hu ku su ke ku tsu shi ta
私は「ふクすケくツしタ」(ひらがなは無声、カタカナは有声)ですね。これは8音節ですが、もっと短い「~です」なども、最後の「す」は無声化します。「~でした」は、「し」が無声化して、最後の「た」は「ア」をちゃんと声にしますね。中国語みたいに母音が伸びないで一瞬で終わるから、分かりにくいですけど。
日本人にとって声調は、1音節や2音節なら練習して出来るようになるけど、長い句や文になると、意味によって無数のバリエーションになって、もうどう勉強したらいいのか分からない、センスのある人が羨ましい、というものですが、外国人にとっての母音の無声化も(あとアクセントもかな?)、難しいだろうと思います。
アクセントは、「雨」は「あ(高い)め(低い)」のアタマ高型なのに、「雨模様」は「あ(低い)め(高い)もよう」のアタマ低型になってしまいます。こういう例は山ほどあるので、難しいだろうなあ、と思います。
促音「っ」と長音「ー」も、なかなか出来るようにならない人が多いですね、中国語話者は。
聞けば、外国人だな、とか、中国人でしょう、とか、分かりますよね。それを「絶望的」だの「高圧的」だの言って、自分の教室に通わないのはバカだ、みたいなことを公言するのは如何なものか、ということをしつこく書いちゃいましたが。
では545アニキは発音の模範を示すことにして、もう1人の日本語が専門の人(でも普通話の専門ではないですよね?)の人が講義すれば、ってそれはムチャクチャな話ですので、気にしないでください。講義の内容は545老師のものなんですから、それを他人が語っていいはずがありません。盗作と同じことになってしまいます。他の人の組み立てた理論を、自分のもののように語りたい講師も、まあいないでしょう。いても、無視して大丈夫です。
センスがないとあきらめないといけないのかしら、句や文になった時の声調(アクセント)、抑揚のあるリズミカルな美しい中国語は?、という悩める中国語学習者に向けた講義ですね。謝謝♪
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「千字文」「蘭亭集序」「帰去来兮辞」「桃花源記」「五柳先生傳」「春夜宴桃李園序」「雑説」「陋室銘」「補蛇者説」「愛蓮説」「赤壁賦」「記承天夜遊」「回郷偶書」「登鹳雀楼」「春暁」「芙蓉楼送辛漸」「静夜思」「山行」「夜雨寄北」を聴く。
「千字文」を音読する。53回め。
「龍吟天下」唐詩篇を聴く。6回め。
「師説」を聴く。10回×1回。(累計80回)
11月28日(木)
起床時刻:03時13分 06時40分
そわそわして目が覚めちゃった? てへ♪ きょうは夜遅くまで遊びそうだから、二度寝しようっと♪
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おおーっ、けさの北京は「優」で17だよ、湿度か?(笑)
2年ほど前に録音した老舎「養花」などをもう一度聴いてみた。主母音をもっと伸ばさなきゃ等、いろいろ気がつく点があるけど、全体としてはけっこうイケてる♪ ほっほっほ! 声に芯があるわ。これで唇と舌の体操をもっと続けて筋力アップすれば、雑味が減って、さらによくなるぞー♪
自分でトレーニングの方法も必要性も理解して少しやってみると、アナウンサーの声と発音の違いが、よく分かるようになった。アナウンサーになるには、所定の時間内に原稿を読み切るスピードとか、読み間違えない正確さとか、長時間やっていても疲れない体力と精神力とか、いろいろマスターすべき技術があると思うけど、発声と発音だけとっても、訓練のたまもの。そして中国の場合、民間のアナウンス学校はなくて、伝媒大の卒業生しか放送局は採用しないって、普通話は。
だからですかね、例の中国語教室が普通話を敢えて「北京語」と呼んでいるのは。普通話と北京語って、ぜんぜん別のものだけど。北京風の普通話で、かつアナウンサーではなくナレーターになれるレベル(訂正:アナウンサーにはなれないがナレーターになれるレベル)。中国で正式な訓練を経ていなければ、そう標榜するしかないでしょう。数十万つぎこんで、講師のクセを味と称して真似る必要があるのかな、と思います。
みんな、まずは545アニキの講座をしっかり聴きなさい、あっちは本物だし、テキストとCD買っても数千円ですむから。
でも中国語のアクセントの話なので(レベルアップ用だから)、なかなか理解してついていくのが難しいのかも。内容を紹介してくれているブログ主さんが、書いてました。分からなければ、テキスト買って録音だけしておいて、何年かしてからやってみるといい、って。
そのブログ主さんは、発音や朗読の練習も熱心にしていますが、とくに「j」「q」「x」が難しいらしい。この子音が苦手だという人はけっこういるようで、私は「なんで?」と思うので、こういうのを教えるのがかえって出来ないと思う。梅ちゃんに“洋气”があるとか、「x」に雑音がはいる時があるとか、最初は言われていたけど、ちょっと注意すると「わー、いまのは完璧!」となったので、苦労が分からない。
(ニマっと笑う基本の顔で)「j」「q」は「ち」、息が出やすいので、「j」は「ち」に濁点1個だけつけたような感じ、「q」は「あっち」の「っち」、「x」は「し」。これで出ると自分では思っているし、実際に合格点の音が出ているようだけど、そもそも日本語の「ち」「し」が同じ音じゃないかも知れないのだ。・・・たぶん山瀬まみにこう教えても、出来ないと思う。
「j」「q」「x」が苦手な人は、「z」「c」「s」も苦手だったりする。「zi」「ci」は口を横にひいて「つ」、「si」は「す」。「zu」「cu」は口をすぼめて「つ」、「su」は「す」。これで合格点の音に私はなるけど、「つ」と「す」も違うんですか、山瀬まみは?
●私は食い意地はってますが、中国にいても日本食を食べたいとは、あまり思わないんです。お菓子も中国ので大丈夫です。堅焼き醤油煎餅だけはないので、おねだり♪
私は「n」「ng」をあきらめたところがあって、いい加減に出していたので、気を抜くと後ろの音節の子音に引きずられる(日本語のクセが出る)。舌の付け方もゆるく、音がきちんと響かない(鼻音なので鼻腔で響かせる)。
中国語は音節が独立していて、前後の音節の影響をほとんど受けない(ごく一部はリエゾンするし、声調の変調もある)。母音の前には「声門閉鎖」もある。
でも! 母音と母音をつなぐように発音すると、中国語らしくなる。子音がはさまって、その子音に濁音がない=声帯が振動しない、わけだから母音と母音の間には一瞬、切れ目が入るんだけど。ぶちぶち、すいとんちぎって鍋に入れるみたいにしないで、ラー面みたいに母音と母音をつなぐように発音する。
歌うように話す♪ ・・・そして、話すように歌う♪
「つぶやく」じゃダメね、中国語は。やっぱり「歌う♪」だわ。
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「千字文」「蘭亭集序」「帰去来兮辞」「桃花源記」「五柳先生傳」「春夜宴桃李園序」「雑説」「陋室銘」「補蛇者説」「愛蓮説」「赤壁賦」「記承天夜遊」「回郷偶書」「登鹳雀楼」「春暁」「芙蓉楼送辛漸」「静夜思」「山行」「夜雨寄北」を聴く。
「千字文」を音読する。52回め。
「師説」を聴く。10回×1回。(累計70回)
「龍吟天下」唐詩篇を聴く。5回め。
体操セット40分。
11月27日(水)
起床時刻:06時45分
強風。日中は5-6級、お出かけする人は気をつけて。この風はあっという間に千里の路をかけぬけて南方へ下り、明日は武漢の辺りを襲いますよ、気をつけてね。
今日は最「高」気温が零度。一日じゅう零度を上回ることはないでせう。・・ハルピンはとっくにそんな日ばかりだけど。
木曜は3-4級、手頃な風です。ただ残念ながら、そのあとは「風向きの定まらない微風」予報なので、汚染度があがります。その代わり、気温も多少あがります。1-2級の北風が吹いてくれると、ちょうどいいんだけどねえ。
老舎の「月牙儿」、原作と映画は別物だと思ったほうがいいです。映画はちょっと現代的な解釈が濃く、説教くさいですが、でもそうしないと「検閲」を通らない。最近は娯楽オンリーの映画も出てますが、当時はムリですね、映画は思想教育手段ですもんね。・・「教育」かあ、「宣伝」と言いたまえ♪
北京人民芸術劇院の舞台「駱駝祥子」は、レロレロした北京語で、気合いいれないと、聴いていて分からない。「駱駝祥子」の原作は、出版するごとに結末が変わっていて、老舎もがんばって革命中国の仲間入りをしてましたが、でも文革でつるし上げられて、悲惨でした。いやですねー、文学と革命をごっちゃにするなんて。『詩経』以来の伝統的な「教化」なんでしょうけど。
梅ちゃんにダメポイント(私の)を具体的に指摘されているので、唐詩もどの詩はどこに気をつけたらいいか、分かるようになりました。
「芙蓉楼送辛渐」王昌龄
寒雨连江夜入吴, 平明送客楚山孤。洛阳亲友如相问,一片冰心在玉壶。
これなんか、「in」「ing」と「u」ばっかり、絶対に苦手♪
「夜雨寄北」李商隐
君问归期未有期,巴山夜雨涨秋池。何当共剪西窗烛,却话巴山夜雨时。
これは、そり舌音だらけ。
「山行」杜牧
远上寒山石径斜,白云生处有人家。停车坐爱枫林晚,霜叶红于二月花。
これは「an」「ang」や「ing」「eng」、そり舌、「u」「ü」、いろいろ入っていて、けっこう総合的にいいかも、です。「斜」は古典では「xia」に読みます。
Shānxíng Dù Mù
Yuǎn shàng hán shān shí jìng xiá,
bái yún shēng chù yǒu rén jiā.
Tíng chē zuò ài fēng lín wǎn,
shuāng yè hóng yú èr yuè huā.
お手本(アナウンサー)の朗読をたくさん聴いて耳タコにして、あとについて読んで、次に自力で読んだのを録音して聞いて、お手本と違う箇所を修正して、また録音して聞いて・・、を繰り返します。
これはトレーニングなので、やれば「誰でも」出来るようになる。頭脳が良いとか平均より劣っているとか、性格が謙虚とか傲慢とか、関係ないっ♪
お手本をちゃんとアナウンサーにしないとダメだな。きちんと正式な訓練を受けて(普通話でそれやっているのは伝媒大アナウンス学部だけ)、基準をクリアした人じゃないとダメ。そのアナウンサーも、「声」はいろいろで、好みがあるでしょう。
いま夜7時のニュース、男性アナウンサー3人くらいは隣の部屋にいても聞き分けられる。「あ、今日は康輝さんでしょ?」と分かります。前は男声にあまり関心なかったし、ニュースは文学作品の朗読より個性が出ないけど、「声」で分かりますね。康輝さん、表情筋もすごいけど、胸筋もすごそう。それで声にハリがあるんですかねえ?
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「千字文」「蘭亭集序」「帰去来兮辞」「桃花源記」「五柳先生傳」「春夜宴桃李園序」「雑説」「陋室銘」「補蛇者説」「愛蓮説」「赤壁賦」「記承天夜遊」「回郷偶書」「登鹳雀楼」「春暁」「芙蓉楼送辛漸」「静夜思」「山行」「夜雨寄北」を聴く。
「千字文」を音読する。51回め。
「龍吟天下」唐詩篇を聴く。4回め。
「師説」を聴く。10回×1回。(累計60回)
体操セット40分。
11月26日(火)
起床時刻:06時20分
王府井へ行って、北京人民芸術劇院の「経典話劇」のセットを買ってきた。いまどきVCDだけど。このまえネットで拾って観た「雷雨」も入っていた。ほか「茶館」「天下第一楼」などはいっていて、全部ネットにあがっているようだけど、ブツのほうが安心なので。
「雷雨」の誰かに引きつけられることはない私ですが、ストーリーはよく出来ていると思います。伝統的な中国の才子佳人ものがたりと、新しい西洋(ギリシャやシェークスピアの)悲劇と、当時の革命の気風と、いろいろ混ざったような話で、のちのドラマ(百恵ちゃんの赤い疑惑シリーズや韓国ドラマも含む)で繰り返しモチーフに使われることになるようなお話。これを最初に、23歳で書いたわけですね、すごいです。
陳さんとご飯食べながら、「なんで周家の男たちは、そろいもそろって下女が好きなの?」「かわいいからだろ」「でも自分の名前さえ書けないんだよ? 弄ぶなら分かるけど、嫁にしようなんて本気で考えるはずないでしょ?」「そこが『覚悟』があるかどうかだな」「うさピョン♪は蘩漪にひかれるって」「あれを好きな中国人は、男も女もいない」「じゃ誰にいちばん『同情』する?」「そりゃ侍萍だろう」
自分の運命を自分で決められない。逃れたつもりがまた同じところに戻る。しかも自分だけでなく自分の子どもまで・・。というのが庶民の悲劇で、そういう社会を変えなくてはいけない、というのが当時の青年たちがもった覚悟だ、という「回答」でした。
蘩漪だって、自分の運命を自分では決められない。20歳も年上の男との結婚を、自分で決めたわけではないだろう。
運命にあらがうすべがない、というなら、私は老舎の「月牙儿」のほうがリアルだと思うので、これもDVDで出ていたから買ってきて、まずこっちを見始めたら、あまりに悲惨で、半分みたところで昨日はおしまい。きょう続きを見る。これも前にネットで見たんだけど。宋丹丹と斯琴高娃という豪華キャスト♪
しつこく絡みますが、例の中国語教室、個人レッスンは1時間9000円(40回以降は7500円)で、ふつうレベルの頭脳の人で30回、本当は50回以上で「完璧な発音」になり、120回になったら18時間分無料の特典つき。ここまでくると本当のおもしろさに目覚めるので、ぜひここまで来てほしいから、ご褒美として18時間分無料を用意しているので、平均するとレッスン代は1時間6000円台だそうです。・・ヒマなので計算したら、6956円だったけど。。
9000円×40回+7500円×80回+0円×18回=96万円。
96万円÷(40回+80回+18回)=6956円。
別途入学金は18900円、さらに教材費も5万円くらいはかかるらしい。すべて個人レッスンの場合、です。2人、3人で受講することもでき、その場合は人数で頭割り(よりちょっと高め)なので、お得ですが、教育効果はやや下がる可能性もあります。発音は個人レッスンしか受け付けていません。
教室で勉強するのが120時間以上であって、さらに家で自分で勉強しないと、ダメです。それで「ネイティブより美しい」「ナレーターになれる」レベルの広東語(発音だけでなく語彙や文法も)を身につけて、『論語』や『紅楼夢』も広東語で読む。。
なにが悲しくて「紅楼夢」をわざわざ広東語で読まなきゃいけないんだか。というところで、家から歩いていける教室なのに、足が向かない。「残念な人」扱いされるんでしょうけどね。
ここまで極端じゃなくても、中国語を熱心に勉強して、その先に何がしたいのか、何があるのかよく分からない、という状況があるね、という話はうさピョン♪と前にもしましたね。
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「千字文」「蘭亭集序」「帰去来兮辞」「桃花源記」「五柳先生傳」「春夜宴桃李園序」「雑説」「陋室銘」「補蛇者説」「愛蓮説」「赤壁賦」「記承天夜遊」「回郷偶書」「登鹳雀楼」「静夜思」「山行」「夜雨寄北」を聴く。
「千字文」を音読する。50回め。
「龍吟天下」唐詩篇を聴く。3回め。
「師説」を聴く。10回×1回。(累計50回)
「春暁」「芙蓉楼送辛漸」を聴く。100回。
体操セット40分。
11月25日(月)
起床時刻:05時30分
「uang」がダメだと陳さんに言われて、おわんおわん練習。梅ちゃんに「ang」で口あけっぱなしはダメと言われて、早く閉じすぎていたと思う。いま過渡期だから、あっちも大げさに、こっちも大げさに、やっていてぎこちない。でもここを通過しないと、速くてもクリアな発音にならない。がまんがまん。
母音になって、「i」は口は狭いし舌と上顎の距離も近いけど、アゴはゆるんで口の奥は十分広い、と梅ちゃんが言う。なにをムチャクチャな、と思うかも知れませんが、アゴはゆるんでいる。舌と唇だけで音を作る。するとマイクが雑音を拾わない、澄んだクリアな音になる。
唇と舌の体操~♪
筋トレ。意識しながらやる。すると神経回路ができて、脳が覚える。脳が覚えると、その指令で筋肉が勝手に動くようになる。
こういう順番だと思うんだよね。日本人は「日本語が本能で、中国語の音を出すための神経回路も筋肉も使ったことがないため、思うように舌や口や喉が動かせない」んじゃなくて。日本語も唇や舌をいろいろ動かしながら声を出して、それが次第に「あ」や「お」になっていったのであって、生まれた時から日本語を話す「本能」が備わっているわけではないでしょう。
例の中国語教室のHP、あらためて読んでいて、いろいろ腑に落ちないことがあって。・・「謙虚じゃない人」扱いされそうだな。素直で謙虚だとしても、「アタマが特別いいわけではない人」「よほどの天分には恵まれていない人」扱いされるわけだけど。なにしろ講師は天才だから! でも発音レッスンだけで数十万なんて、やっぱりばかげてる。
あそこの料金システムもおかしい。授業の見学はなし、20回分前払いで途中解約できない、返金もなし、1回の授業料は1時間9000円(個人レッスン。2人だと1人4800円)、40回すぎると少し安くなる。・・トラブルにならないのかな、と思ったらなってた。ネットって怖いわね、なんでも検索で引っかかってくるわ。
1時間×20回分=18万を払って通っても、20回では「完璧な発音」は身につかないので、18万ではすまない。
これはですね、発音レッスンを「授業」と思うと、ぼったくり?、に見える。水泳とか楽器とかダイエットとか、トレーニング系のレッスンだと思うと、料金システムも納得がいく。講師ではなく、トレーナーだと思えば。
身につくまで、マンツーマンで教えてくれる。実際に身体を動かすのはレッスンを受ける側で、トレーナーは必要があったら少し見本も見せたり、最初は一緒に同じ動作をしたりするが、慣れてきたら指示だけして、ときどきチェック。上級者は自分でかなり出来るので複数のレッスンでもいいけど、最初は個人レッスンがいいでしょう、みたいな。
水泳や楽器やダイエットと違って、プールや防音室やマシンが要らない、発音レッスンは。教室に通わないとできない部分と、テキストを見ながら自宅でできる部分と、あると思う、発音レッスンは。だから発音レッスン「だけ」で数十回(=数十万)もかかる、というのはやっぱりヘン。上級になるほど、通う回数は減り、でも1回のレッスン代が高くなる、なら分かるけどなー。半年に1回、1年に1回、先生に見てもらって、そのレッスン代は数万円みたいな。
ま、他人のレッスンの経営問題はどうでもいいんですが、きのう一日じゅう録音を聴いていて、ものすごく疲れたので、ちょっとハラ立ちました、その中国語教室に(笑)。
梅ちゃんが「熱心だし成果も出てるっ!」と毎回驚いてますが、だってあなた、たいしてレッスン回数ないと思うから、必死ですわよ。それにそこら辺の18歳の学生さんとは年季も違いますわよ。「学生もこれくらいやってくれたらもっと伸びるはずなのにっ!」「中国人ですもんねー」「中国人だから出来る、というものではないのよっ!」
ええ、私はそこは分かっておりますので、レッスンで教わったことを血を吐くような勢いで自分で練習してます。「次回、同じことは言わせないぞー!」と。でも「まだダメ!」と言われちゃうけど。ある程度の「期間」が必要なのね、筋肉や脳が「覚える」には。それをつきっきりで覚えるまでやっていると、数十万になっちゃうわけだ。
日本人の中国語の発音がいまいちな原因は、唇や舌の筋肉が弱い、ことだったりするので、まずその筋トレを教えて、○○が出来るようになったらまた来なさい、みたいな方法でもいいかもね。庭に早く伸びる樹を植えて、毎日それを100回ずつ飛び越す練習をして、「その樹が2メートルになったらまた訪ねよ、型を教えてしんぜよう」みたいな。
春月せんせいは「先生」なので、血を吐くような努力を自分ではやりますが、教室ではサラリ~♪ 「え、中国語の発音? たいして苦労しなかったけどな~」と学生がバチあたりになるよう教える、のが理想です。
**
「uang」、気をつけて発音してもまだダメ出し。陳さんに「王」は「wan」じゃない、と言われる.知ってるよ! 「wang」って言っているつもりなのに。。
原因が分かった。「王之渙」の「之」が舌をそらせる子音ですが、そのせいで「王」の「ng」が十分に響く前に舌が上がってきて「n」に聞こえるらしい。「黄河」の「黄(huang)」は次が「hu」なので、出来ている、と言われていた。
口をはやく閉じすぎる、というのもあったと思うけど。ふうっ、難しいですねえ。でも1つずつクリア♪
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「千字文」「蘭亭集序」「帰去来兮辞」「桃花源記」「五柳先生傳」「春夜宴桃李園序」「雑説」「陋室銘」「補蛇者説」「愛蓮説」「赤壁賦」「記承天夜遊」「回郷偶書」「登鹳雀楼」「静夜思」「山行」「夜雨寄北」を聴く。
「千字文」を音読する。49回め。
「龍吟天下」唐詩篇を聴く。2回め。
「師説」を聴く。10回×1回。(累計40回)
体操セット40分。
11月24日(日)
起床時刻:06時01分
発音レッスン5回め。梅ちゃんは「千字文」のことを忘れてしまったのか、母音・声調・呼吸法・共鳴など、一通りやることになった。それはそれでありがたい。自分ができればいい、というのではなくて、どう教えたら発音がよくなるかも知りたいので。
1、「u」は克服した。パチパチ♪ 音が暗くなりがちなので、明るい「u」を出すために、ちょっとコツが必要だった。
2、「e」はそり舌の時だけダメ。たぶんそり舌のほうの問題。
3、「ing」はまだダメ。「eng」はいいのに。たぶん口中が狭いから「ng」が響かない。中国人でも苦手な音だって。ちょっと工夫が必要だな。「i」から直接「ng」にいかないで、舌の付け根を少しだけ下げてから「ng」にするとよさそうな気がする。
4、「an」と「ang」がごっちゃ。どちらかというと「ang」がダメ。たぶん唇を横に引きすぎ(出し終わり)。それと、「ng」に早くいきすぎて「a」が響いていない。早口言葉の「哥挎瓜筐」に「an」「ang」がはいっているが、ノーマークだった。。
5、そり舌は「極端にそらせる」練習をもうしばらくやる。舌の付け根の状態は考えなくていい。注意は舌先に向ける。自然と付け根は上顎につっぱることになるだろうが、敢えてやらない。
6、3声はだいぶ気をつけるようになった。でも忘れる時もあるので、注意。
以上、早口言葉4種から。
「八百标兵」
八百标兵奔北坡,炮兵并排北边跑。炮兵怕把标兵碰,标兵怕碰炮兵炮。
「打特盗」
调到敌岛打特盗,特盗太刁投短刀。挡推顶打短刀掉,踏盗得刀盗打到。
「哥挎瓜筐过宽沟」
哥挎瓜筐过宽沟,赶快过沟看怪狗。光看怪狗瓜筐扣,瓜滚筐空哥怪狗。
「学时事」
史老师,讲时事,常学时事长知识。时事学习看报纸,报纸登的是时事,心理装着天下事。
7、単母音をやった。ほとんどできているが、速くなった時にあいまいになりやすい(中国人も)なので、練習が必要。「五柳先生伝」を録音したが、唇や舌がスピードに追いついてない箇所がままあって、気になっていた。
古詩をいくつかやることに。意味を考えて読めている。表現できている。ただ発音練習なので、個々の音をきっちり練習。梅ちゃんが選んだ古詩は、
「提菊花」黄巢
飒飒西风满院栽,蕊寒香冷蝶难来。他年我若为青帝,报与桃花一处开。
※「a」の練習。帰音は「i」。
前半の2句は鬱屈した感じ。後半の2句は高揚した感じ。
「登鹳雀楼」王之涣
白日依山尽,黄河入海流。欲穷千里目,更上一层楼。
※「a」がある。そり舌もある。帰音は「u」。
「遠」「近」「横の広がり」「縦の広がり」に視点が変わる。
これが表現できるか? ・・きわめて難しいっしょ。
「咏鹅」骆宾王
鹅、鹅、鹅,曲项向天歌。白毛浮绿水,红掌拨清波。
※私の苦手な「e」。でも最初に比べると、とても上手♪
「ang」もある。
「静夜思」李白
床前明月光,疑是地上霜。举头望明月,低头思故乡。
※もろ「ang」の練習。
「a」はいろいろな音と組み合わさり、韻母のお腹部分になり、「飽満」でありたい。必ず主母音になる音ですもんね。
「u」「ü」は丸めないと出せない母音で、これもしっかり出さないといけない。たぶん基本の顔が「i」だからだろうけど、「u」「ü」はけっこう難しいって。
私は「uei」などの「u」が「う゛」みたいになることがあり、「唇をうんと丸めるけど澄んだ音で」と注意された。「u」でためすぎなんだな、きっと。
「マリ顔わすれてるっ!」は1回だけ注意された。あとはずっとマリ顔でいけた。体操しているので「丝丝入扣」も唇や舌がよく動く。いま眉も一緒に動いちゃうんだけどね♪
相原茂さんがよく「音節怪獣アクハシ」とテキストに書いてますが、音節は「アタマ(子音)」「クビ(介音)」「ハラ(主母音)」「シッポ(尾音)」で構成されている。ハラがふっくらしていて、アタマとクビとシッポは細い、恐竜みたいな音節怪獣アクハシ。
キリンとか馬みたいな体型です。梅ちゃんはラグビーボールのような、目のような形で説明してました。目でいうと、真ん中がふっくら瞳があって、両端は細い。今回は単母音でふっくら部分の話だったけど、複母音になったら音ははっきり、でもふっくらしていない部分はほっそり。
いまの私は、どれもしっかり発音しようとして、キリンや馬ではなく、カバやワニみたい。いまは仕方ないけど、いずれは、ほっそり部分はほっそりに。
***
「千字文」「蘭亭集序」「帰去来兮辞」「桃花源記」「五柳先生傳」「春夜宴桃李園序」「雑説」「陋室銘」「補蛇者説」「愛蓮説」「赤壁賦」「記承天夜遊」を聴く。
「千字文」を音読する。48回め。
「師説」を聴く。10回×1回。(累計30回)
「龍吟天下」唐詩篇を聴く。1回め。
「回郷偶書」「登鹳雀楼」「静夜思」「山行」「夜雨寄北」を聴く。100回。
体操セット40分。
11月23日(土)
起床時刻:05時50分
発音レッスン♪ お外は430の重度汚染。室内は青ランプ。明日は4-5級の北風が吹いて、また南方へ吹き飛ばす予報。
室内にいれば安心なのかというと、やっぱり喉がゴロゴロ、痰がからむし、目が痒い。けっして高原のロッジではないっ! 高原の空気はこんなんではないし、ロッジでもないっ! でも早めに窓を閉めたので、青ランプなんだけど。
6時観測で、268の中度に下がった。やっぱり1級でも北風なら下がるんだ。東風や南風が吹くと、数値が上がる。
北京ダック、西太后の宮廷料理(しょぼいバージョン、満漢全席ではない)、羊のしゃぶしゃぶ、なんて真似はやめて、いっそ中国のくそまずいものを食べる体験が面白いんじゃないか、とうさピョン♪が提案してます。
それなら私のお勧めは、アメリカ移住華僑のやっているチェーン店のラーメンとか、○○屋の牛丼の味噌汁とお新香とか、セブンイレブンのお寿司(食べたことないけど)とか、中途半端な値段の外国料理(中国料理じゃないという意味)ですねえ。「外国」がはずれたら見向きもされないだろう、というお店。試しに「羊頭」をはずしてご覧なさい、それでも客が来るかどうか。
ふらふらと行ってしまう、心の弱った時がありますけどねえ。余計に傷ついて帰ってくる、という(← おおげさ)。「覚悟が足らんかった、ここは中国だっ!」と決意を新たにするには、いいかも。
旅行で来ると、肉だらけでイヤだ、もっとあっさりしたものが食べたい、お茶漬けサイコー♪、になりがちだって。朝食のお粥がいちばんおいしかった、日本から梅干し持ってきてよかった♪、って。
あ、私がまだ敬遠している食べ物があります。道ばたで売っている新疆人?のお菓子。タライみたいに大きな鏡餅みたいなやつ。切り分けて、売る。固いおこしみたいな、いろんなナッツを練り込んだ甘そうなやつ。冬になると焼き芋屋のそばにいたりするけど、陳さんが「あれがどれだけ不潔に作られているか想像つかないだろ?」と脅すので。
20代の留学中に弟が遊びにきて、故宮で食べさせられた「お弁当」(パックに盛られたぶっかけご飯)がくそまずかった、と今でも言います。私は長城へ「一日遊」で行った時に食べさせられた食堂の得体のしれないメシのほうがよほどひどかったと思うけど、弟はあれがけっこう美味しかった、という。「これがどれだけ不衛生に作られているか知らないんだな」と思いながら姉は見ていたが。
鼓楼のそばにある焼肉屋?(まだあった、あれだと思う)の2階で食べた時は、私は隣の人にきたのを間違って食べ始めたら、隣の人が「いいから食え!」と言ってくれたんだと思っていたけど、「違うよ。隣の人に来たのを、『これ、うちのかしら?』とお前が聞いて、『違うけど、食っていい』と言われてお前が『あらそう、食べていいって』って食い始めたんだろ」だって。ええ~~っ、いくら私でもそこまでずうずうしいかあ?
料理は何を注文していいか、今だって面倒くさいので、陳さんを呼んだら、老舎茶館に連れていってくれたり、弟も大満足だったんだけど、羊のしゃぶしゃぶは豪快に白菜やら春雨やらがテーブルじゅうに飛び散り、中国では当たり前の風景だけど、弟がちょっと引いていて、「あー、この男と結婚するかも知れませんが?」と姉は内心ひやひやだった(笑)。
弟は春節休み中という非常識な時期に来たわりには、天安門広場で解放軍の兵士と並んで写真とってもらったり、前門でチベット人と写真とってもらったり、雍和宮で儀式を見たり、北海公園で氷の上を歩いたり、けっこう運がよかった。
『叢書集成初編』を送れないかな、と日本の宅配便大手の海外引越に連絡したら、いろいろ模索してくれているんだけど、書名リストが欲しいと言われ、「それならあきらめます」とお返事。個別のタイトル? 何百もありそう。それと実物を照合して冊数も正確に、と日本側通関が要求しているのだとしたら、もうなくなってもいい覚悟で郵便局から出しますわ。一部欠けるのがイヤで、一括して送れないかな~、と思ってたんだけど。たいてい無事に日中の郵便局が届けてくれているし。
一部(150冊程度)を売りに出しているページがあった。
http://pmgs.kongfz.com/detail/16_428047/
私は全部(3000冊? 4000冊?)買ったので、本箱2.5箱分ほどあるの。
***
「千字文」「蘭亭集序」「帰去来兮辞」「桃花源記」「五柳先生傳」「春夜宴桃李園序」「陋室銘」「補蛇者説」「愛蓮説」「赤壁賦」「記承天夜遊」を聴く。
「千字文」を音読する。47回め。
「雑説」を聴く。10回×2回。(累計100回)
「師説」を聴く。10回×1回。(累計20回)
11月22日(金)
起床時刻:00時01分 06時33分
そうなのだ、暑いのだ、室内が。ずっとうさピョン♪に遠慮していたが、もう必要なくなったので書くけど、暑いのだ。それで布団をはねあげて寝ていて、風邪ひいたりしているのだ。
かといって窓をあけると夜に増える大気汚染が室内に侵入してきそうだから、開けられない。日本製(← ここ極めて大事)空気清浄器は青ランプ2個♪
ま、今日はコーヒーを2杯飲んだし、まだ咳が出るので昼間もあまり出歩かない。「梅ちゃんのレッスンに出られなくなるだろ」と陳さんに止められているしで、運動不足のせいもあるけど、寝つけない。暑いし。
暑ーい♪
でも冬の頤和園に船にのって行こうなんて、風邪ひくんじゃ? 頤和園ってのは夏に涼みに行く場所なんだが。。 船は南門に着くらしい。頤和園のいろんな見どころは北に集まっているんだぞ? 蘇州街も。
**
ここで騒いで気がすんだので、寝た。首すじに汗かいて起きた。もっと薄いパジャマで寝てもいいのかしら? それもちょっと冒険ね。(← 暖房を信用していない)
サムさんが日記に書いてますが、中国の制度や環境は3級と言われても仕方ないと思うけど、人はピンキリなんですよねー。旅行者はキリに出逢う可能性が高いのかも知れないけど、私はあまりイヤな目にあったことがない。親切でおせっかいな人のほうが、圧倒的に多い。見知らぬ人でも。
知り合いはさらに親切。545アニキが「伝媒大なら○○や△△や※※は友だちだから、困ったことがあったら言って、自分の名前出してくれていいから」とメールで言ってくれたけど、そういう時、ホントに訪ねていきます? 私は訪ねて行くほうなんだ、「545アニキの友だちです」と言って。いまのところ梅ちゃんがいるから、たぶん大丈夫だけど。
友だち? 知り合い程度でしょーが。と日本の感覚ならなるだろうけど、いえいえ、私たち十分友だちですよね?、が中国の感覚よ♪
訪ねていって、邪険にされることはない。それは545アニキの顔をつぶすことになるし、私が本当に困っているのに訪ねて行かないとしたら、それも545アニキの顔をつぶすことになる。逆のケースで、545アニキの友だちが訪ねてきたら、もちろん出来る限りのことはする。
コネ社会の悪い面は当然あるんだけど、これが中国人の社会なんだよね。友だちの友だちはみな友だちだー♪
ま、自分とその友だちが幸せならいいんだ、という発想が、いまの中国社会のいろんな問題を引き起こしているんでしょうねえ。社会主義社会とか発展中の社会主義社会とかでも、ここは変わらなかったわけね。
あ、けさの雲南珈琲、おいしいかも。・・順応性が高すぎ?
あじゃじゃじゃ、午前中はうさピョン♪に刺激されて曹禺「雷雨」の舞台3時間也をネット見て、終わった。残念ながら若い時の印象と変わらず、私はあまり引きつけられる人物がいない。周萍役の濮存晰さんはかっこよかった♪ 巴金の「家」もあまり印象に残っていない。やっぱり老舎のほうが好きみたい。貧乏人が貧乏人のまま死んで、救いのないやつね。
***
「千字文」「蘭亭集序」「帰去来兮辞」「桃花源記」「五柳先生傳」「春夜宴桃李園序」「陋室銘」「補蛇者説」「愛蓮説」「赤壁賦」「記承天夜遊」を聴く。
「千字文」を音読する。46回め。
「雑説」を聴く。10回×3回。(累計80回)
体操セット40分。
11月21日(木)
起床時刻:05時49分
7月プログラムで語法の先生が言っていた日本人の発音の傾向:
1、母音が十分にのびていない。“桌子”が「ちょっ、ず」のようになる。
2、“u”がゆるい。
3、“zi”“ci”“si”が曰く言いがたいヘンな音だ。
4、“n”と“ng”ができない。どちらも舌をしっかりつけていない。
5、声調はどの国の学生も苦手で、日本人も例外ではない。
私もけっこう当てはまってましたね。2番と4番が。自己分析もあってました。
>私が「日本人とは思わなかった」と言われるのは、声調だと思います。句調とか語調の。逆に「どこの出身?」と聞かれているのは、母音だと思います。とくに後ろよりの「e」や「u」やですね。油断すると前よりになる。子音の「h」は意外に大丈夫そう。
「u」は舌の使い方をカン違いしてましたが、奥よりの母音なのは間違いない。「hu」の「u」が正しいと梅ちゃんに言われましたが、それは「h」を舌の付け根で出しているからで、そのまま舌の付け根を「持ち上げて」出すのが「u」だった、そこを敢えて下げていたのがカン違い。「e」は舌の付け根を少し下げる。ところがこれが力むと舌の付け根が上がっていたと思う。どちらも舌は付け根を使う、その意味で「奥のほうで出す母音」です。唇の形は「u」は「うんと丸めて」出す、この丸めが足りなかった。
「h」は、日本人はできない(唇を使ってしまう)か、ムリに出そうとして「ぐおっ」と濁ったロシア語?みたいな音になる、と語法の先生が言っていました。
そり舌は、自分でだんだん楽に出すようになってました。いま「できるだけそらせて」練習をしていますが、ここからだんだん前へ戻して、どこまで戻してOKか、探っていきます。できるだけそらせることで、顎の付け根からぐわっと口を開く練習にもなったので、母音が出しやすくなった。
私は博論を書いていた頃に知らず知らず歯を食いしばっていたようで、口を閉じている時に歯と歯もくっついてしまって、顎関節症になりました。歯がついていると、つねに筋肉が緊張して疲れ、ついにはアゴが開かなくなる。冗談みたいに、指1本はいらない、口が開かない。今は気をつけているので、日中は離れているけど、眠っている時はまだ食いしばっているかも知れない。多少アゴがカクカクする。アゴの「関節」と言っていますが、骨の問題ではなくて、筋肉の問題です。筋肉がほぐれれば、治ります。
これの治療法が、「歯を離せ」とあちこち目につくところに書いて貼っておく。意識するようになると、歯を離す「クセ」が1週間程度でできるらしい。当時、歯科医の先生が教えてくれたのは、「舌を上顎につける」でした。舌を上顎につけるようにすると、自然と歯が離れる。「離せ」より「つけろ」のほうが私には簡単なので、この方法でかなり改善されました。「離せ」だとかえって他の箇所に力が入ったりしない?
そり舌のおえおえ~練習で母音(とくに口を大きくあける「a」)が出しやすくなった、というのも、同じ原理かな、と。
1番の「母音が十分にのびていない」というのは、とくに主母音でしょうね。主母音がしっかり伸びないし、介音と尾音もしっかり聞こえない。
声調(アクセント)については、いま545アニキが講座で熱心に教えてくれています。みんな、しっかり勉強しなさい。私はたぶん自然に出来ているけど(笑)。あ、でも3声がすぐ上がってしまって、もっと低い位置でしっかり伸ばさないといけないって。半3声は大丈夫。
**
中国の小中学生が語文(国語)で習う古典(7)
小学1年生用から
「回乡偶书」贺知章
少小离家老大回,乡音无改鬓毛衰。儿童相见不相识,笑问客从何处来。
少年时我离开故乡,年老了才回来,
乡音没有改变,但是两鬓却已稀疏苍白。
故乡的孩子们见了我都不认识,
笑着问我:“客人你从哪里来啊?”
***
「千字文」「蘭亭集序」「帰去来兮辞」「桃花源記」「五柳先生傳」「春夜宴桃李園序」「陋室銘」「補蛇者説」「愛蓮説」「赤壁賦」「記承天夜遊」を聴く。
「千字文」を音読する。45回め。
「雑説」を聴く。10回×5回。(50回)
「師説」を聴く。10回。
体操セット40分。
11月20日(水)
起床時刻:06時24分
このままワカサギ釣りかアザラシ猟に行けるのではないか、という服装です。足にもこもこブーツ、ダウンコート、帽子。まだそれほど寒くないので、ぽかぽかを通り越して、暑い! でも寒くて風邪ひくよりいいだろう。。
そうだった、545アニキに正体がばれてたんだった。人生は修行だよ、と励ましのお言葉が・・(笑)。さ、練習、練習っと♪
「桃李」というのは山崎パンだとかパスコだとか、いやいや、そのパクリだとか、いろいろ言われていて真相は分かりませんが、チーズ蒸しパン?、だいぶ前に日本で流行っていたやつ。楕円形のふわふわのパン。あれを買って食べてみました。おいしい~♪ 甘いけど。
雲南珈琲とセットで。
**
中国の小中学生が語文(国語)で習う古典(6)
小学1年生用から
「山行」杜牧
远上寒山石径斜,白云生处有人家。停车坐爱枫林晚,霜叶红于二月花。
一条弯弯曲曲的石头小路向上延伸到深秋的山野,
深山里,白云缭绕的地方,住着几户人家。
我停下车来观景,是因为喜爱这傍晚的枫林,
被霜打过的枫叶比春天盛开的鲜花还要红艳。
***
「千字文」「蘭亭集序」「帰去来兮辞」「桃花源記」「五柳先生傳」「春夜宴桃李園序」「陋室銘」「補蛇者説」「愛蓮説」「赤壁賦」「記承天夜遊」を聴く。
「千字文」を音読する。44回め。
体操セット40分。
11月19日(火)
起床時刻:05時35分
最近気分の浮き沈みが激しい。
妙に寛容な時と、妙にむかつく時が、交互にくる。。
って私の場合は今にはじまったことじゃない?
7月は語言大の漢語教師用プログラムに参加し、秋から伝媒大のアナウンサー用の発音レッスンを受けている私ですが、「これでどーよ、もう『春月さんだって専門は古典文学でしょ?』なんて言わせねーぞ」という思いと、「でも言うだろーな、あいつら」という思いと、ある。・・どうでもいいけど、ガラ悪いな。。
これが本当に自分の専門なら、大学の専任って同じ専門はあまりかぶらないように構成されているので、お互いにそれぞれの道をゆく、って感じになれるけど、科目で共通する部分だから、かえって面倒くさいこともある。ぶっちゃけ、これまでだって統一テストなんか始めて、あれがイヤでイヤで仕方なかった。くだらない単語テスト、穴埋めや単語並べかえのテスト。あれをパソコンで何種類も作って印刷して袋にいれて非常勤の先生にも配布して、テストして採点して平均点を報告して、終わり。これのどこが教育だってんだ? このくだらないテストにしか使われなかった、かわいそうなテキスト。その改訂版をほとんど完成間際だったのに、ごねて潰した人たち。自分は書いてもいない本の著作権者だといって覚書(署名捺印)を迫った人たち。こいつらの中にまた戻って仕事しなきゃいけないのかー、気が重い。マイテキストを見直していて、思い出したのね。。我ながらしつこい。
いいんだ、バカはほっとけば、という気分の時と、バカが大勢だなんてあ”ーうざい、という気分の時と、交互にくる。。 だんだん前者のほうが勝ってきて、なんか、ものすごい冷たい目で彼らを見てしまいそう。。 道ばたの石ころを見るような目でさ。でもイヤなんだ、そんな私。。。 泣けるよ♪
あ、ぶっちゃけすぎちゃった、てへ♪ まだしばらく先の話なのにさー、だからこれが更年期なんだよ、うさピョン♪
私だって他人から見たらいいご身分なのだ。自分から見たってそう思う。いまの生活を楽しまなくっちゃ♪
・・・こんなことしてたって無駄なんじゃなかろうか、って方向には行かないんだね、私って(笑)。「いらいらタイプ」だからな。うさピョン♪は「くよくよタイプ」らしい。虎とうさぎの違いがこんなところに?
**
中国の小中学生が語文(国語)で習う古典(5)
小学1年生用から
「赠刘景文」苏轼
荷尽已无擎雨盖,菊残犹有傲霜枝。一年好景君须记,最是橙黄橘绿时。
像一把撑开的雨伞似的亭亭玉立的荷叶已经枯败了;
菊花也已枯萎,但仍有不惧寒霜的菊枝摇曳风中。
你必须记住,一年的好景,
最美是在初冬橙黄桔绿的时节啊!
***
「千字文」「蘭亭集序」「帰去来兮辞」「桃花源記」「五柳先生傳」「春夜宴桃李園序」「陋室銘」「補蛇者説」「愛蓮説」「赤壁賦」「記承天夜遊」を聴く。
11月18日(月)
起床時刻:06時06分
かっぱが眠気にあらがうために暴れていたし、毎日の日記が長すぎて、どこに何を書いてコメントもらったのか埋もれてしまったので、545アニキにメールで挨拶しときました♪ あれだけで「思い出してくれ」はずうずうしかったかな、と思って。お返事もきました~、「あちこちで春月のコメントを見て…」って、ええーーっ、そんなあちこちにしてますぅ? ・・しただろ、反省しろ!
自粛、自粛っと。
そろそろ体操セットも復活? 咳は出ているんだけどね。肺からは撤退したけど、喉の辺りでまだウロウロしているの。・・何がいるんだよ? どっか行ってくれよ、まだまだ発音練習しなきゃいけないんだから。
コメント欄が盛り上がっていますが、そうこうしているうちに、今日こそ鳥肉を煮ました(炊飯器が)。便利ねえ~♪
朝市で陳さんがブーツを買ってくれた。もこもこ。暖かいんだけど、かかとが低い(ぺったんこ)ので、足を太ももから持ち上げないと歩けない感じ。帽子をかぶってダウンコート着て、買ったばかりのブーツで、鳥肉やブドウをぶらさげて歩いていたら、家に戻るころには汗をかいていた。。
**
中国の小中学生が語文(国語)で習う古典(4)
小学1年生用から
「小池」杨万里
泉眼无声惜细流,树阴照水爱晴柔。小荷才露尖尖角,早有蜻蜓立上头。
泉水无声地细细流着,好像泉眼在爱惜着泉水一样。
树影倒映在水中,似乎爱恋这晴天柔和的风光。
嫩小的荷叶才露出翠绿的尖角,
早就有一只蜻蜓轻轻地站在了尖尖的荷叶上面。
***
「千字文」「蘭亭集序」「帰去来兮辞」「桃花源記」「五柳先生傳」「春夜宴桃李園序」「陋室銘」「補蛇者説」「愛蓮説」「赤壁賦」「記承天夜遊」を聴く。
体操セット40分。
11月17日(日)
起床時刻:04時46分 07時30分
四言なら『詩経』を聴くべきでしょうね、虹雲さんの。というわけで、聴いてみると、「千字文」のお二人よりダイナミック。
・・二度寝してたら石臼になっちゃった。。
風が強かったが、今日このあとは3-4級に落ち着いて、お出かけ日よりなんですと。
**
中国の小中学生が語文(国語)で習う古典(3)
小学1年生用から
「所见」袁枚
牧童骑黄牛,歌声振林樾。意欲捕鸣蝉,忽然闭口立。
一个放牛娃骑在黄牛背上,他一边放牛,一边唱着歌,
响亮的歌声在树林里荡漾。
他一心想捉住树上那只鸣叫的知了,忽然,他停止了歌唱,
站在树下一动不动。
「知了」はセミのこと。鳴き声が「zhiliao」に聞こえるそうですわ。・・ミンミン蝉ではないな。中中辞典には、
〔1〕蝉的鸣声。杨沫《青春之歌》:“树林里的蝉,在知了知了地拼命喊叫。”
〔2〕蝉的俗称。象声为名。鲁迅《知了世界》:“也是这样的火一般的太阳的夏天,蚂蚁在地面上辛辛苦苦地作工,知了却在枝头高吟,一面还笑蚂蚁俗。”
中国ではキリギリスではなくセミが、アリを嗤っております。アリは「俗」だと。中国の蝉は、孤高のイメージが昔からあったので。だからセミは、秋になってアリさんちを訪ねるようなキリギリスさんの真似はしません。魯迅先生のことだから、文章がどう展開したのか予測できませんけどね。
長野ではひぐらしが「シャワシャワ~♪」と小さい鈴をたくさん降り鳴らしたように、林が揺らされているような感じで鳴きます。あれが鳴くと、そろそろ夏も終わりだ、と感じます。
杭州にいたころ、「寒蝉」っていつごろまで鳴くのかしら、と思って記録をつけていたら、11月ころまで鳴いていました。旧暦なら「冬」ですよね。
「黄牛」は赤べこ。牛といったら白黒、というのは最近の乳牛ですよね。中日辞典には、
(1)〈動〉アカウシ.
(2)〈動〉コウギュウ.【補足】東南アジアから中国に分布する家畜ウシの総称.
(3)〈喩〉文句を言わずひたすら働く人.做人民的老~/人民のために黙々と働く人になる.
(4)〈方〉(力ずくで人を押し分けて乗車券・入場券などを買い占め、それを高く売りつける)やみ屋、だふ屋.~党/やみ屋仲間.
(5)〈方〉言うことが当てにならない人.
へええ~~、黄色ってあまりいい意味にならないねえ。音が「谎」と近いから、とかそんな理由かも知れないけど。さんざん働かせておいて、ねえ?
うさピョン♪がやっと起きたな? 君にはもうおむすび役しかない!(→ みっちゃんちを見よ)
せっかくなので、中国の蝉はいつから「知了」と鳴くようになったのかいな、と『現代漢語詞典』を引くと、同じ用例しかなかった。魯迅のあとに老舎の用例もあった。辞書によっては「北京方言」とあった。南方方言や唐代ころから「知了」だったとすると、「zhiliao」ではなくもっとジージーした鳴き声かと思ったが、北京方言でも「髻了儿」「唧了儿」「吉了儿」とも書くというので、ジージー系はジージー系なんだろう。「儿」化もするとなると、「了」はやはり「le」ではなく「liao」なんだねえ。ジロージローって、ラーメン屋みたいになってしまうが。。
『中国の蝉は何と鳴く?』という本があったと思う。・・検索したら、日本語の先生ですね。オノマトペが専門。中国語はオノマトペが日本語ほど多くない。
鷓鴣は「行不得也哥哥」と鳴く、と古くから考えられていて、詩詞でよく見かけるが、鷓鴣ってどんな鳥なの? ・・今月は動物ランド月間ですので、ついでに検索してみると・・、
キジの仲間で、コモンシャコ。中国南部、東南アジア、インドに生息。野生では熱帯、亜熱帯の灌木林や低地に棲むが、家禽として飼育もされている。主に食肉用。鶏より高価で、スープの材料として用いる。足の力が強く地上を走るのが得意だが、飛行は苦手。雑食性で、バッタ、アリ等の昆虫、植物の果実、種子、芽などを食べる。
そうです。鳴き声が分からない、とさらに検索したら、
>鷓鴣の鳴き声は『中国動物図譜』ではkee-kee-kee-karr-と、『中国経済動物志』ではhee-hee-hee-ga-gaと表記されている。鳴き声について『本草』の集解には、前述の「鉤輈格磔」のほかに、俗言として「行不得也哥哥」と鳴くとある。宋・劉学箕などの詩人はこの行不得也哥哥を詩の中に取り入れており、旅路の困難なことを示すのに用いられた。今は「十二両平平」と自分の体重を言うとされている(『中国動物図譜‐鳥類』)。また「多く対ひて啼く」とあるが、一羽が鳴きはじめると近くにいるものもすぐにこれに加わるというシャコの習性(『アニマルライフ』)に合致するものである。
というページが見つかりました。鳴き声以外にも、シャコについて詳しく説明がありました。・・えっ? 加納喜光せんせのHPだった。こりゃ失礼しました。ご専門ですね。
ハトみたいな鳴き声なんですかねえ。それで「行不得也哥哥」はまあ分かりますね。唐代ころの「行」は、「xing」ではなくて「コー」だったでしょうから。音韻は時代とともに移り変わり・・、
>今は「十二両平平」と自分の体重を言うとされている
なんとまあ♪ 朝市でそんな風に鳴いてる?
***
「千字文」「蘭亭集序」「帰去来兮辞」「桃花源記」「五柳先生傳」「春夜宴桃李園序」「陋室銘」「補蛇者説」「愛蓮説」「赤壁賦」「記承天夜遊」を聴く。
11月16日(土)
起床時刻:06時34分
強風だ。また炊飯器で鳥を煮たい気分。ドウドウ鳥とかぼうぼう鳥とか。・・棒棒鳥のほうがいいやね? バンバンジー。・・チンパンジーの好物? ああっ、かっぱの呪いがっ!
前に懲りているはずなのに、中国語学習者のブログにコメントつけちゃったわ、あまりにデタラメなことで迷走しているので。なんか気が重くなるわ、もっと普通に教えてないかな? テキストでもスクールでもさ。なんでああいう風になってしまうんだ? ネイティブがネイティブというだけの理由で堂々と「私の中国語が標準ですっ!」とアドバイスし、それを鵜呑みにするからでしょうか?
いまネットでも現実社会でも、そこら辺にネイティブがいて、「生の中国語」に触れる機会があるけど、かえって混乱するかも知れないですね。「通じればいい」「とにかく使いたいんだ」ならそれでいいと思うけど、「いやだ、標準的な中国語を学びたいんだ!」というなら、ちゃんと相手を見極めて教わるべきです。
まー、大学で教えているネイティブだって、本当に勉強しませんからね。専任でもね、教授でもね。ひどすぎ。
春月っ、何やってるんだ、他人様の悪口はいいから、ちゃんと労働しろ!
というわけで、マイテキストの文章篇はそんなに手を入れる箇所はないはずなので置いといて、文法篇の解説も見直ししないと。7月プログラムの直後にやればよかったんだけど、すぐにハルピンに連行されたからなー。いろいろ考えたことあったのに、忘れちゃったよ、また1からやり直し。
**
「千字文」のリズムが鳥肉、ちがった、とりにくい、と悩んでいる私ですが、
天地玄黄、宇宙洪荒。
日月盈昃、辰宿列張。
寒來暑往、秋収冬藏。
閏餘成歳、律呂調陽。
雲騰致雨、露結為霜。
金生麗水、玉出崑崗。
これ、普通に読むと、2字+2字+1拍休み、2字+2字+1拍休み、五言詩のようになる。でもさー、そうするとなぜだか最初の「黄」とか「昃」のほうが長くなって、「荒」や「張」のほうが短い、あっさり。最初の四字1句の終わりのほうがたっぷり、気を持たせるようになって、続く四字1句の終わりのほうが落ち着いて静かにおさめる、みたいに。こっちが韻なのに。。。
だからといって逆にしようとすると、さらにおかしい(と思う)。「天地玄黄~、宇宙洪荒~~!」って、すごくヘン(と思う)。
だいたい、北方の規則、南方の変則、北方の四言(偶数)、南方の五言や七言(奇数)、北方の行進曲、南方のワルツ、北方の厳しい風土と現実的な気風、南方の豊饒な自然と浪漫的な精神、みたいなことを言うわけだ、だからリズムが南北で違う、と。『詩経』と『楚辞』の時代から、そうだった、と。
でも現代語では、高低・強弱・軽重の幅が大きくて抑揚たっぷりなのは北方で、変化がひかえめでポツポツした感じなのは南方。言語的にはポツポツだったから、南方では「兮」みたいなお囃子をはさんで、リズムを豊かにした、とか?
***
「千字文」「蘭亭集序」「帰去来兮辞」「桃花源記」「五柳先生傳」「春夜宴桃李園序」「陋室銘」「補蛇者説」「愛蓮説」「赤壁賦」「記承天夜遊」を聴く。
11月15日(金)
起床時刻:04時31分 07時10分
きのう眠りすぎて全然眠くならなかったので、労働してました。コパさん状態じゃ。今から寝ます。おやすみ♪
**
短い睡眠だったわりに、すっきり! 2日がかりでトータルで十分寝た。・・乱れた生活だ。。
今日から本格的に暖房が入り、あっという間の重度汚染ですが、これから北風が吹いて吹き飛ばしてくれる予報。何日かぶりに外へ朝食を食べに出ました。ちょっと空気が臭かったけど、まあまあ平気だった。順調に回復を遂げています。
でも今週末の梅ちゃんレッスンは、お休みにさせてもらう。練習できてないしね。
マイテキストの見直し、文法篇の例文をやっています。7月プログラムで分かったリストの語彙を追加するので、なるべくその単語を使った例文に差し替え。漢字入り音節表も書き換え。
***
「千字文」「蘭亭集序」「帰去来兮辞」「桃花源記」「五柳先生傳」「春夜宴桃李園序」「陋室銘」「補蛇者説」「愛蓮説」「赤壁賦」「記承天夜遊」を聴く。
11月14日(木)
起床時刻:02時57分 08時46分
きのう7時に寝たので、2時に起きたが7時間も眠った(ともに現地時間)。
なんだって、月がきれい? ・・スモッグで見えないや。。これから3-4級北風が吹いて、南のほうへ拡散される予定。
完全に肺のほうへ下りてきたので、ちょっと辛いです。これまで持ちこたえていたのが奇跡だったかも知れん。気力のなせるワザ。それでも眠くて仕方ないだの、エネルギー切れだの、ちらし寿司食べたいだの、ぐずぐず言ってましたもんね。疲れがたまってたんですねえ。・・疲れそうなことほとんどしてないのにな。。
『語音発声』は50回になったので、キリがいいから、もう全体を通して聴くのはやめて、必要な箇所だけ適宜聴くことにする。これをじっと聴いているのが、けっこう辛かった。1時間ほどかかるので。
それでも必要なら聴くけど、録音は2人が担当していて、子音や母音や声調を1語ずつ発音する部分は、1字ずつの発音で言葉全体の発音じゃないので、これを真似ていると梅ちゃんに「4字で1語よ!」とか注意される。1字ずつしっかりも大事、でも1語でまとまりも大事。
**
あちこち村中で遊んでいたら元気になったので、夜中だがシャワーを浴びたらお腹が固くなった。ここに何かが詰まっている。。たぶん雲古。これがなくなると元気になりそう、と思いながら寝たら、8時近く(現地時間)まで眠ってしまった。なんとなく元気!
夢で、日本に帰っていた。すごくくっきりしたカラーで、家の近所や新幹線で長野に行く途中に見える景色が見え、隣の陳さんに「ねえ、いままだ北京だよね? これ、陳さんにも同じものが見えているの?」と哲学めいた質問をし、夢なら「えいやっ!」と気合いかけると覚めるけどなあ、と思いつつしばらく眺めていたら、すーっと夢が消えて現実の北京の室内にいる瞬間があった。
そう、私は夢が覚める瞬間に立ち会いました。・・そのあとまた眠ちゃった♪ うっすら目があいた瞬間だったんだろうね。
身体に熱がこもって肺がつまったりお腹がつまったりしている感じがするので、牛黄でも飲む?
★お綾や親にお謝り お綾や八百屋にお謝りとお言い
これがきちんと言えるということは、(子音がないんだから)中国語のいわゆる「声門閉鎖」がきちんとできるということであり、声門閉鎖ができると「n」「ng」が後ろの音節に引きずられることなくきちんと発音できる♪
私は母音の前の声門閉鎖はわりと意識していたけど、「n」「ng」は後ろの音節の影響を受けることがままあった。たとえば「八百标兵」の「炮兵并排(pàobīng bìngpái)」は、以前はたぶん「pàobīm bìmpái」のようになっていたと思う。しっかり「ng」を出さずに、そこら辺で適当に「ん」にしてた。「等待(děngdài)」の「ng」も弱い、と最初注意されていた。これもたぶん「děndài」になっていたんだろう。
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「千字文」「蘭亭集序」「帰去来兮辞」「桃花源記」「五柳先生傳」「春夜宴桃李園序」「陋室銘」「補蛇者説」「愛蓮説」「赤壁賦」「記承天夜遊」を聴く。
11月13日(水)
起床時刻:06時39分
咳になってるぞ~、気がゆるんで疲れが出たかな? 怒濤の1ヶ月が過ぎて、いちおう教わるべきことは教わり、あとはどれだけ自分で実践できるかになった。「u」とそり舌音はもう少し確認したいことがあるんだけど。
咳になると長引くのは陳さんも知っているので、日本製空気清浄器を「夜もつけておいてね♪」と言ったら、「うん」と言って、加湿用の水も満タンにしてくれていた。
暖房やっぱり来てます。2~3日前からほんのり暖かいような気がしていた。そのせいか室内が少し乾燥していて、それで喉をやられたかもね。靴下いらないな~。これで外へ出る時は股引もはいて出ないと寒い。帽子も必携。
滑舌をよくするための「早口ことば」、私が苦手なのはカ行と拗音、③と⑤でした。
①坊主が屏風に上手に坊主の絵を描いた
②売れ筋商品死に筋商品
③お綾や親にお謝り お綾や八百屋にお謝りとお言い
④京の生鱈、奈良の生マナガツオ
⑤この竹垣に竹たてかけたのは 竹たてかけたかったから 竹たてかけたのです
⑥老境の老練な理論家だけに理路整然と議論する
唇と舌の体操してたら、日本語の早口言葉も少し楽に言えるようになった。とくに③が難しかったんだけど、何となく言えてる?
日本語だってトレーニングしないとただの日本語ネイティブで、日本語のアナウンサーやナレーターじゃないんだから、中国語だけそのレベルになろうというのが土台ムリだわね。
伝媒大で養成しているのは中国語のアナウンサーで、日本からもNHK中国語放送でアナウンサーをしている人が留学しているそうな。逆に、北京放送局(海外向けラジオ局)の日本語アナウンサーは、日本語が堪能な中国人を採用して、日本のNHKなどに派遣してアナウンサーとして養成してもらうんだって。「当たり前だろ?」と陳さん。
日本でアナウンサーをしていた日本人で、北京放送局の日本語アナウンサーをしている人の記事を読みました。でもこういう人は少なくて、いろんな場所へ仕事で行くと、「ただの日本語ネイティブ」が一緒に呼ばれたりしているそうです。どうしても仕事の出来に差があるけど、仕方ないみたい。
日本でも「ただの中国語ネイティブ」が中国語教師やったりテキストの録音したりしているので、お互いさまですが。NHK中国語放送のアナウンサーもしているかも? すごく下手な人もいるもんね。
うさピョン♪がしょっちゅうぼやいていることを、その日本人アナウンサーもぼやいていたよ♪ あ、朱い羽の人ね。ブログはなんかぶっとんでいて、そこら辺のヤンキーみたい。。。
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『語音発声』を聴く。50回め。
11月12日(火)
起床時刻:05時22分
まだ喉が痛いし、鼻もヘン。でも咳にはいってない。
なんかうっすら暖房きているような気がするんだけど、気のせいかな? あんまり寒くない。陳さんはオイルヒーターはつけてくれるんだけど(私が途中で消しているのに)、日本製(← ここ大事!)空気清浄器は消してしまう(私がつけているのに)。あれの加湿機能も使っているのに。。
中国で買った加湿器は、ものすごい勢いで蒸気が出て、髪までぐっしょり。というのは話を盛りましたが、頃合いというものが分かってない。
前に「j」「zh」「z」の各グループの出し方を書きましたが、「舌尖前」「舌尖後」の訳が間違っていたと思うので、削除しました。
j(舌面前、不送気、清塞擦音)
q(舌面前、送気、清塞擦音)
x(舌面前、清擦音)
zh(舌尖後、不送気、清塞擦音)
chi(舌尖後、送気、清塞擦音)
sh(舌尖後、清擦音)
r(舌尖後、濁擦音)
z(舌尖前、不送気、清塞擦音)
c(舌尖前、送気、清塞擦音)
s(舌尖前、清擦音)
の「舌面前」が舌面の前のほうだと思ったので、「舌尖前」も舌尖の前のほう、「舌尖後」は舌尖の後ろのほう、と思いましたが、どうやってもおかしい。ここで「前」「後」といっているのは、「表」「裏」だと考えると、納得がいく。舌面の裏なんて使わないので、「舌面」だけにしといてくれれば、いいのに。舌尖の後ろのほう、ってもう舌尖じゃなくなるしー。と思ったら「舌尖中」なんてのもあった。
b(双唇、不送気、清塞音)
p(双唇、送気、清塞音)
m(双唇、濁鼻音)
f(唇歯、清擦音)
d(舌尖中、不送気、清塞音)
t(舌尖中、送気、清塞音)
n(舌尖中、濁鼻音)
l(舌尖中、通辺音)
g(舌面中、不送気、清塞音)
k(舌面中、送気、清塞音)
h(舌面後、清擦音)
j(舌面前、不送気、清塞擦音)
q(舌面前、送気、清塞擦音)
x(舌面前、清擦音)
zh(舌尖後、不送気、清塞擦音)
chi(舌尖後、送気、清塞擦音)
sh(舌尖後、清擦音)
r(舌尖後、濁擦音)
z(舌尖前、不送気、清塞擦音)
c(舌尖前、送気、清塞擦音)
s(舌尖前、清擦音)
こう並べてみると、やっぱり「z」が舌尖の「前」で、「d」が舌尖の「中」で、「zh」が舌尖の「後」で、「d」より「zh」のほうが舌尖のさらに後ろのほうを使うってこと? ・・・出せませんけど??? 舌根音とされる「g」「k」が「舌面中」で、「h」が「舌面後」というのも、斬新すぎる。よって、この説明は却下! 語言大の発音用テキストでしたが。。 だいたい舌のことばっかりで、舌とほかのどこ? 片手で拍手はできにゃい♪
語言大は世界各国から学生が来るので、あえてこういう説明のほうが広く対応できるのかも知れませんが、少なくとも日本人学習者には向いてないでしょう。
かといって、いま梅ちゃんが教えてくれている出し方も、ふつうに話す時には必要ないので、マイテキストには書きません。たとえば舌は、スプーンを伏せたように山にして、山の稜線のところ、縦の中央ラインを使う。「d」なんてもともと舌尖だから狭いんだけど、「まだ足りないっ!」と注意され、舌の体操をやっているわけ。
545アニキや雅坤さんの朗読がステキだからと、一生懸命テキスト(語言大のとか)を勉強しても、やっているトレーニングが違う、出し方が違うので、同じところまでは行けないんだよね。その点、語言大の先生たちもよく分かっていて、私が「発音をもう少しよくしたい」と言っても、「うちではできない」と06年夏に漢語プログラムに参加した時も言われたし、今年7月の漢語教師プログラムでも複数の先生(発音の先生含む)全員に、言われた。「アナウンサー用のところに行け」と。
で、中国人は現実的なので、「アナウンサーになりたいの?」と聞くわけだ。梅ちゃんも最初、「今のままで十分じゃない?」と言っていたが、私が「自分で古典のテキストを作って自分で朗読したい」と言ったら、少し本気になった。でもいま多少手加減されているのは、分かる。そう簡単にはマスターできないねえ。
言語は違えど、ナレーション用の発声や発音という部分で共通点はあると思うし、日本語ももっと美しく発音したいので、帰国したらそういうクラスに通ってみたりして。
そり舌音を極端に奥まで舌をそらせて出せ、ぜんぜん足りないっ!、と言われてやっていると、喉の奥のほうまで舌でえぐられて、おえ~~って感じですが、顎の付け根から開かないとこんなに奥まで舌は届きません。というわけで、おえおえ~しながら練習していると、マリ顔+くしゃみ顔になりやすい。「口中にタマゴ1個入るくらい開けて」と言われても「うずらの?」みたいな感じでしたが、ニワトリいけちゃうかも? ダチョウは無理だニャ♪
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『語音発声』を聴く。49回め。
11月11日(月)
起床時刻:03時59分
喉が痛い~、と言いながらマイテキストの発音部分を書き直していたら、発見した! 先月書いていた「n」「ng」問題ですが、
①母音にそのまま「n」「ng」がつくもの
a-n i-n e-n
a-ng i-ng e-ng
②実際の音色や綴り上の便宜から書き換えているもの
u-n(uen) 子音+un
u-ng(ueng) 子音+ung(ong)
ü-n 子音(jqx)+ün(un)
ü-ng(iong) 子音(jqx)+üng(iong)
これはつまり、①は唇を横に引いて出す母音、②は唇をすぼめて出す母音だ。「n」「ng」の出し終わりが、唇を横に引く形なので、すぼめる母音はそれに引っぱられて音色が変わるのだ!
その実際の音色に合わせてピンインを書き換えたりしているので、複雑になっている。さらに“ün”なのに点々とって“un”と書いたりするので。
これで母音の、
①口を横に引く i a e
②口をすぼめる u o ü
ともつながった。めでたし、めでたし♪
ふんっ、そこら辺のテキストなんか、a i u e o ü の順番で並んでたりするんだからねっ! どーだ、まいったか~♪
こうして1ヶ月もあーだこーだした結果を、テキストではなるべく「さら~っ」とさりげなく書く。それが粋ってもんだわ。
**
うえ~、生姜コーラを作って飲んで、ポカリスエットもがぶがぶ飲んで、濡れマスクして寝てたら、多少ましになった?
布団の中で、唇の体操、舌の体操、舌を極限まで(やると上顎の柔らかいほうまで届いてしまうのでその一歩手前まで)そらせて“zhi chi shi ri”・・、なんて健気な学生だっ!
梅ちゃん、私がマリ顔で1語ずつ「ねっ!」って感じで、お目々ぱっちり、にまっと笑いながら発音すると、一緒になってマリ顔で「ねっ!」って感じであわせてくれる。ふふふふ、家では梅ちゃんビデオと一緒にやったり鏡を見ながらやったりしてましたが、陳さんにやると「うざっ!」と言ってはならないと約束したので口には出さないが、そういう態度が露わ。でも梅ちゃんは違う、さすがだ。
私も授業ではそうしようっと♪ 顔の体操にもなるし、一石二鳥だもんねー。体力&気力が充実していないとなかなか出来ないので、体調管理も大事ですね。
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11月10日(日)
起床時刻:05時02分
喉が痛い。。ついにやられた? 昨日の強風で急に冷えたし。しばらく体操セットお休みかも知れませんが、しかたないですよね?
**
発音レッスン4回め。
まず早口言葉。だいぶ出来ているけど、まだ唇の動かし方が小さい、舌も広い面を使っているが、面積は小さければ小さいほどいい。3声、もっとしっかり下がる(低い部分を伸ばす)。
基本の顔の構え、唇や舌の使い方、だいたいOKだけど、アナウンサー発音はマイクが声を拾うので(やっぱりね)、雑音が少ないほうがいい。雑音の多くは摩擦音で、摩擦音(余分な)が生じるのは、唇や舌の力が弱いから。そこで食事習慣を「ぺっ!」にしなくてもいい体操。テキストにはいろいろ書いてあるけど、効果の高いものを選んでやる。
0、頬を持ち上げて、顎の付け根を開く。
軟口蓋を持ち上げる&下顎をゆるめる、呼吸法(腹胸連合&鼻口両方で吸う)、共鳴(どこで響かせる)、この辺りは「気にしなくてもいいわ、あなたは。浅くて平べったい声? 舌の使い方が原因ね。話す時にすぐマリ顔を忘れているから、読む時だけスイッチをオン・オフにするんじゃなくて、『つねに』マリ顔よっ!」「ほらまたマリになってないっ!」と数回注意された。。
1、唇の体操
1)マリ顔で、横にひいて3秒キープ、すぼめて3秒キープ。
2)閉じて牛の咀嚼みたいに、右にぐるぐる、左にぐるぐる、ゆ~っくりやる。
3)閉じて池の鯉みたいに、「ぱっぱっ」とパクパクさせる。思いきり息をためこんで、「むぱあっ!」「ぶほおっ!」みたいに。中央3分の1に力を集中して。
2、舌の体操
1)先は下歯の裏側につけたまま、上の歯で舌中央ラインを縦にできるだけ奥までなぞっていき(舌は持ち上がって前のめりになる。でも舌先は下歯の裏側から離さない)、3秒キープ。
2)舌先で左頬の内側を押して3秒キープ、右頬の内側を押して3秒キープ。
3)舌先を糸のように細くして、50センチくらい先の針の穴(があると想定して)に通すように、前に伸ばす。
これ、実演を見ないと、どうやるのか分かりにくいでしょうね。どれも3秒キープがポイントだって。意識的にやることが大切よ♪ 10セットずつ?
3、「u」はまだ不安定。声を下向きに出す感じにするといい、ということで、「i」からではなく私は「ü」からのほうが、その音色になりますね。梅ちゃんにそう言われたんだっけな、私が勝手に「i」からにしていた。
4、子音。「j」グループと「z」グループは、OK。これができない(区別がない)で苦労する人がけっこういるそうで、「j」グループは「舌を歯に触れさせない」、「z」グループは「舌先が歯の裏側につく」、この違い。
5、「zh」グループ。舌の位置が前よりな人(私)、奥に行きすぎの人(北京人)、アヒル唇の人(私が意識的に真似していた)がいる。練習としては、とにかく一度「できるだけ極端に舌を奥までそらせる」こと。もごもごおかしな発音になるけど、それでよい。ただし子音だから瞬間的な音で、母音はちゃんと舌の位置を戻す。「i」は舌をそった状態で出すので、ふだんの「i」と違ってよいが、他の母音はいつもの位置に出し終わりがなるように。舌先は下歯の裏側に戻っている。
それが身についてから、録音を聴きながら「正しく出ている位置」を見つける。それぞれ人によって口中は違うので、実際に出てくる音が正しければ、位置はどこでもいい。・・現実的ですね。
たいてい忘れてまた前よりに戻るので、練習の時はとにかく「できるだけそらせて」やる。アヒル唇にはしない。出し始めも出し終わりも、基本の顔。
追加の早口言葉、
「学时事」
史老师,讲时事,常学时事长知识。时事学习看报纸,报纸登的是时事,心理装着天下事。
とにかくおおげさに、舌をこれ以上できないくらい奥へ(柔らかいところまでは行かなくていい)そらせて、練習。でも母音もしっかり。
今は練習なので、ゆっくり一字ずつ基本の顔にいちいち戻って発音する。というか、ゆっくりじゃないと出来ませんが。
たとえば「丝丝入扣」は、「丝丝(sīsī)」は口を横に引いて出すので基本の顔のまま出来るが、「入(rù)」は舌はそらせて唇は丸めて「u」になる、「u」の出し終わりは舌先はもとの位置に戻るが唇は狭くすぼめて終わっている。その形からそのまま「扣(kòu)」を出すのではなく、いったん基本の顔に戻ってから「k」(口は横に引いた状態)→「ou」とすぼめていく。出し終わったら、また基本の顔に戻って、にっこり♪
慣れてくると、そんなに動かさなくても出来る。アナウンサーはほとんど基本の顔で、唇の中央3分の1と舌の中央縦ラインだけで、クリアな発音をしている。でもそれを上っ面だけ真似ても、あいまいな発音しか出てこない。
**
中国の小中学生が語文(国語)で習う古典(2)
小学1年生用から
「静夜思」李白
床前明月光,疑是地上霜。举头望明月,低头思故乡。
夜晚床前洒满了月光,还以为是地上铺了一层秋霜。
抬头遥望天上那轮明月,低下头,我不由得思念自己的故乡。
「春晓」孟浩然
春眠不觉晓,处处闻啼鸟。夜来风雨声,花落知多少。
春夜熟眠,不知不觉天就亮了。醒来后,听到到处是鸟儿欢快的鸣叫声。
昨夜依稀听到窗外传来的风声雨声,不知道(庭院里)有多少花朵被吹落了。
「村居」高鼎
草长莺飞二月天,拂堤杨柳醉春烟。儿童散学归来早,忙趁东风放纸莺。
早春二月,草木生长,黄莺飞舞,杨柳轻轻地拂堤岸,仿佛沉醉在春烟
蒙蒙的景色里。
孩子们早早就放学回来了,赶忙趁着春风,把风筝搞高地放起。
***
「千字文」「蘭亭集序」「帰去来兮辞」「桃花源記」「五柳先生傳」「春夜宴桃李園序」「陋室銘」「補蛇者説」「愛蓮説」「赤壁賦」「記承天夜遊」を聴く。
『語音発声』を聴く。48回め。
「千字文」を音読する。43回め。
11月09日(土)
起床時刻:00時02分 06時35分
寝つけずにいますよ、雲南珈琲の飲み過ぎ? こういう時にコパさんが夜回りに来てくれたら、楽しいのになあ、まだ仕事ちう?
発音レッスンの日ですが、ずっと微風なので中度から下手すると重度汚染。で、昼過ぎから5-6級の風予報なので、この前みたいにうなるような強風ですね、きっと。
**
寝たよ。。赤いハートみたいな起床記録になっちゃった♪
今日のレッスンポイントは、「j」グループ、「zh」グループ、「z」グループ。ピンイン表記上も難しいし、発音自体も難しい。同じような場所を使う音。でもさ、この発音がない(区別がない)地域もあるので、教える、矯正する方法はきっとあるはず。
子音の最初の3グループは、音を作る部分がはっきりしている上に、破裂系の音ですな。最初に唇や舌を使って塞いでおいてから、破裂させるように音を出す。「b」グループは唇(「f」は上歯と下唇で擦する音)、「d」グループは舌先と上歯茎、「g」グループは舌の付け根と上顎の奥。
破裂のさせ方で、有気音と無気音の区別があり、同じ位置で鼻に響かせる鼻音「m」「n」や、口腔に響かせる「l」、くっつきそうでくっつけないで出す「h」(これも擦する音)がある。
これらの子音は出しやすいので、日本語にも同じものがけっこうある。ただし塞ぎ方が、ちょっと弱い、とダメ出しされるわけ。唇や舌の筋肉が弱い。日本語はそれですむから、筋肉が発達していない。
「j」グループ、「zh」グループ、「z」グループは、どれも舌の前のほうと上の歯の裏から歯茎、上顎にかかる部分を使って、「擦らせて」出す音で、微妙な違いなんですなあ。
j(舌面前、不送気、清塞擦音)
q(舌面前、送気、清塞擦音)
x(舌面前、清擦音)
zh(舌尖後、不送気、清塞擦音)
chi(舌尖後、送気、清塞擦音)
sh(舌尖後、清擦音)
r(舌尖後、濁擦音)
z(舌尖前、不送気、清塞擦音)
c(舌尖前、送気、清塞擦音)
s(舌尖前、清擦音)
と説明されるようだけど、これだと舌の位置しか分からん。。片手では拍手できないように、舌とどこか他の箇所が擦れる子音なんだけど。
日本語ではサ行が擦る子音。「し」は舌面を広めに使い、「ち」「つ」もタ行の中でこれだけ擦音。なのでローマ字では「shi」「chi」「tsu」とこの3つは他のサ行、タ行とは違う表記をしている。
「ち」「し」「つ」に似た音が多いので、最初にやっぱり「塞いでから」出す「j」「zh」「z」の息が出やすいですね、日本人は。塞ぐ力が弱い。そり舌なんかは舌の位置は難しいけど、位置をつかんだら「zh」より「ch」のほうがキレイに出やすい。
日本語は中国語と比べて、母音も子音も数が少ない。とくに母音が少ない。拗音はあるけど、中国語の複母音ほど豊富じゃないし、声調もない。その分、音節数でかせいでいる。「雨」は中国語では1音節、日本語は「あめ」の2音節、「説」は中国語は1音節、日本語は「はなす」の3音節、という具合に。
「紫(むらさき)」「曙(あけぼの)」「退(しりぞく)」・・4音節もいくらでもあるし、「跪(ひざまづく)」「遡(さかのぼる)」なんて5音節もある。
子音は濁音もあるからね、日本語は。中国語(普通話)は「r」だけですか、多少濁るのは。
日本語の子音:
k g s(sh) z(j) t(ch、ts) d(j) h b p n m r
中国語の子音:
b p m f d t n l g k h j q x zh ch sh r z c s
やっぱり中国語のほうが多いのと、どちらも舌先を使う子音はいろいろバリエーションがあるってことだ。唇や舌の付け根は、そうそう自由に移動できませんものね。
唇や舌の付け根が活躍するのは、母音。母音は、唇をどの程度丸めるとか横に引くとか、舌のどこら辺をどの程度持ち上げるとかで、音色が変わる。でも接触して破裂させるとか擦らせるとかは、母音はしない(韻尾の「n」「ng」除く)。
やっぱりあれですか、エビは殻ごと、肉は骨ごと口に放り込んで、口中で舌先を使ってうま~く身をはがして食べ、殻や骨は「ぺっ!」とテーブルに吐き出す、という食事習慣から見習うべきなのでせうか、舌や唇を鍛えて中国語の発音をネイティブ並みにするには?
やれやれ、文化論までいっちゃいましたよ、春月せんせいったら♪
**
ただいま~♪
今日もいろいろ教わってきました。とりあえず「鼻から吸う」は間違いで、「鼻から『も』吸う」でした。テキストが紛らわしいので、「著者に言っておくわ」と梅ちゃん。
鼻から「だけ」吸おうとすると唇や舌で閉じないとダメで、声を出す時に閉じた部分が離れる音が入って気持ち悪かったんですが、「だから鼻と口と両方で、ふだんしているように呼吸すればいいから」と言われました。
過去記事の「鼻から吸う」関係を気づいた限りで訂正しました。ほかのポイントは明日の欄に。
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「千字文」「蘭亭集序」「帰去来兮辞」「桃花源記」「五柳先生傳」「春夜宴桃李園序」「陋室銘」「補蛇者説」「愛蓮説」「赤壁賦」「記承天夜遊」を聴く。
『語音発声』を聴く。47回め。
「千字文」を音読する。42回め。
11月08日(金)
起床時刻:02時34分 07時16分
まだまだ「千字文」がどうしようもなく下手だ。リズムがうまくつかめないし、「ang」が意識しすぎておかしな音になっている。スピードはもっと早いのが、私のテンポ。でもそうすると個々の発音があいまいになる。
早口言葉はだいぶ慣れたが、まだ「ao」のとくに4声が、帰音「u」が聞こえない。「打」が有気音のように聞こえるのは、3声を低くしすぎて母音が声になってないからですね。難しいもんですねえ。
545アニキの発音講座が気になっている私ですが、最初のほうは聞き逃しているしテキストが入手できないので全容が分かりませんが、熱心に発音練習していて講義の内容をまとめてくれている人のブログによると、呼吸法や発声法、単母音の出し方はやってないんですか? 声調の話題が多いみたい。子音と複母音もあっさりで、韻尾はなかった?
そこがクリアできていない「かっこわるい」中国語を話す学習者が多いのでしょうけど、梅ちゃんがやっているような部分の話は出てこないので、あの講座でアニキが言っていることをマスターしても、アニキのような発音にはならないぞ!
**
二度寝しました。。
またまた他の人のブログから545アニキの発音ポイントを推察するに、声調(軽声含む)をいつも同じ高さ&長さ&強さで1本調子に出しているせいで「かっこわるく」なっている学習者が多い、ということでしょうね。
2音節の声調パターンをやる時に学生に注意していることですが、漢詩はさらにはっきり高さも長さも強弱も変化するので、知っている漢詩で発音練習する意味はありますね。
それから早口言葉は、早くしゃべるために練習するものではないです。日本語も。結果として早く話してもきちんとした発音ができるようになりますが、練習ではゆっくりいろいろ確認しながらやる。スピードを上げて発音がくずれるようなら、くずれないスピードまで戻って練習する。
だから、何を練習したいのか、「b」「p」なのか、「f」「h」なのか、「in」「ing」なのか、そういうポイントを分からずに闇雲に早口言葉を練習しても、無駄でしょう。
さーて、きのう買ってきた雲南珈琲を淹れてみた。日本から持ってきていた珈琲がまだあるんだけど。香りはまずまず。国産で珈琲豆が栽培できるって、中国ってやっぱり広いんだな。
味もまあまあですよ。・・・ごめんなさいっ! 正直、おいしくはないです。自分を納得させようとしてました。。
2杯めを少し濃く淹れてみましたが、なんというか、口中で香りもなにも広がらない感じです。匂いはまあまあ、あるんだけどな。。
**
えー、せっかく買ったので小中学生用の国語教科書に載っている古典を少しずつ見ていきましょう。CDもついてますのでね。うわ~、抑揚がすごいですよー。こんなに変化つけちゃうんだ。。
まず小学1年生用です。
「一去二三里」无名氏
一去二三里,烟村四五家。亭台六七座,八九十枝花。
一路走去,走了二三里路。看到一个升着炊烟的村子,住着四五户人家。
还有六七座亭台,路边开着许多美丽的野花。
「画」王维
远看山有色,近听水无声。春去花还在,人来鸟不惊。
远远看去,山是有颜色的,走近水边细听,听不到水的声音。
春天过去了,花还盛开着,人来了,鸟也不会害怕地飞走。
画の中の春だから、水の音もしないし、春が過ぎても花は咲き、人が近づいても鳥が逃げない、という詩だそうです。
**
くすんくすん、みんなしてちらし寿司食べてるぅ~。
うらやましくて、うらやましくて、わたし、、少し泣きました。。
・・って、中島みゆきか? 泣いてないよー♪
でも夕方になって、エネルギー切れなのである。明日は梅ちゃんのレッスンだが、朝に録音したのを聞き直してみると、やっぱり納得いかないのである。どこかまだ違う。母音の伸びが足りない箇所があると思うんだけど、やるとわざとらしくなる。自然にできない。やれやれ。
2年前の秋に朗読をアップした頃の日記を読み返しましたが、いろいろありましたね。自分の解釈で読んだのがいちばんいいと言われて喜んだり、「自分肯定力」の強い声で中国人みたいだと言われて怒ったり(笑)。あの頃も発声法や共鳴について熱く語っていた。。
今回の留学の最大の収穫は、梅ちゃんレッスンだと思っています。日本に中国語のアナウンサーや俳優出身者はいるけど、それを養成する先生はいないわけで。梅ちゃんは自身も四川語話者で、普通話は訓練して習得し、大学では中国各地から来た学生の普通話を矯正してきた(いる)専門家なのだ。頑張ってついていくぞー♪
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「千字文」「蘭亭集序」「帰去来兮辞」「桃花源記」「五柳先生傳」「春夜宴桃李園序」「陋室銘」「補蛇者説」「愛蓮説」「赤壁賦」「記承天夜遊」を聴く。
『語音発声』を聴く。46回め。
「千字文」を音読する。41回め。
体操セット40分。
11月07日(木)
起床時刻:06時16分
みんな、「にっぽ~んの未来はーうぉうぉうぉうぉうぉう~♪」でもいいのではないか、とか突っ込まないんですね? 同じお年頃? 「uo」と「ou」、どっちも練習しませう♪
昨晩7時のニュースの女性アナウンサーは、唇の使い方がすごかったです。たとえが気味悪いけど、ヒルのように唇の中央部分だけが動いて、音を作ってました。ノドが開いている感じもよく分かる。若いのでね、訓練するとああなるんだなー、がよく分かった。主任の女性の場合は、その訓練の跡というか気配を消したような感じで、熟練になるとあの域に達するわけね。
鏡を見ながら早口言葉をやると、だんだん自然なアンパンほっぺ+鼻呼吸ができるようになったんだけど、右側の頬の上がり方が微妙に少ない。
実は右の下の歯が咀嚼すると少し痛くて、日本で歯医者さんに訴えるも「まだいいでしょう」とか言われてそのまま、でも微妙に、ほんの少しだけど痛い時があるので、左側でばかり咀嚼していた。そのせいだと思う。筋肉が左右でバランス悪くなっているのだ。
帰国したら今度こそ治療してもらおう。
体操セットしていても全く痩せませんが(有酸素運動が少ないから脂肪が落ちない)、筋肉の運動にはなっているはずなので、これも頑張る。体幹を鍛えないと、いい声は出ないだろう。
それから、ノドのために辛いものは食べない、睡眠を十分とる、などは当然で、これらは健康に暮らすためにも必要なことなのでやればいいと思いますが、漢方薬として「胖大海」が勧められてました。テキストでは、氷砂糖と一緒に摂るといい、とありました。「胖大海」だけだと、味もほとんどないし、あまりおいしくない。
7月プログラムで教わってずっと飲み続けているレシピは、「胖大海」「羅漢果」「菊花」「枸杞」。どれも喉や肺にいいので、北京の大気汚染にも負けず、持ちこたえています。
羅漢果がかさばるからなー。でも軽いので、日本で使う分を少しずつ買いためて、持って帰ろう。中国ではこれも薬局で売っていますが、そう大量にホールが置いてあるわけではないので、少しずつ買っておく。
北京のは大粒で、1個5元。ハルピンのは小さめで、1個4元でした。1個を割って、3~4回に分けて使っています。1ヶ月分で8~10個。
今日は孫を乳母車に乗せて散歩に出たおじいちゃんが「今天的太阳多好啊!」と思わずつぶやいてしまうくらい天気がよかったので、鼓楼から後海沿いを歩いて北海後門まで行き、近くの郭沫若故居を見て、帰りがけにちょっと高級品を置いているデパートに寄ったら、宣伝にスン・リー(孙俪)が来たので、彼女の低い声を聞きながら群がる中国人の後頭部を見て(陳さんはスン・リーも見えた)、雲南珈琲(いちばん安かった)とフィルターを買ってきました。
珈琲はピンキリで、高いのは2000元のも置いてあった。雲南珈琲は28元(35元のモカ等もある)。
亀さん印の醤油いろんな種類とか、柚子ポンもあった。日本が恋しくてたまらなくなったら、買おう。たぶん大丈夫だけどね。
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「千字文」「蘭亭集序」「帰去来兮辞」「桃花源記」「五柳先生傳」「春夜宴桃李園序」「陋室銘」「補蛇者説」「愛蓮説」「赤壁賦」「記承天夜遊」を聴く。
『語音発声』を聴く。45回め。
「千字文」を音読する。40回め。
体操セット40分。
11月06日(水)
起床時刻:06時30分
声低めでやさしい感じのも録音しました。そうすると今度は、ちょっと口もごもご。でも声のトーンはこれくらいが「自分で」聞きやすい。
練習では大きな声でゆっくり大げさに。それで本番はふつうにして可。
・・ねむい。眠すぎて体操する気にならないので、景気づけにチョコを買ってきて囓っていた。。 本末転倒じゃん!
うさピョン♪がコメントくれたので、そっちにも書きましたが、プロのレベルについて、いまいち共通の認識がないかも知れないです。通訳や翻訳がそうらしい、というのは他の人のブログを読んだりして推し量るところですが、中国語教師もね。
ランク付けの好きな中国では、中国語(普通話)も検定があって、教師は3級以上、アナウンサーは1級とか決まってますが、日本はそういうこと好きじゃないみたいで。なんとなくコネで仕事がきて、「プロです」と言ったもん勝ち、みたいな。
「春月のさぼるな!体操セットで・・」は、「春月のさばるな!」に見えてしょうがないので、変更。「ぼ」と「ば」、ほんのちょっとの違いで、意味は大きく変わるわ。。 あ、変更したから「のさばる」わよ♪
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うさピョン♪はサイゼリヤでおいしいチキンを食べたらしい。ちょうどうちも、牛肉と大根を煮たら(炊飯器が)、肉ほろほろでおいしかったので、「明日は鳥肉にするね♪」と言ったら、「バカ言うな」と。「なにがバカよ?」「鳥肉もないのに」(ったく、この男はよー)「だからあした鳥肉買おうね、って話でしょーが」「どこで?」「どこでもいいけど」「市場で生きたやつ? ここの台所で首しめてさー、血がボトボト垂れて・・」「うぇっ」「もう何度かやったことある」「ここで?」「ここで」「わー、残酷っ! 私はパックに入ったの買ってくるもん」「同じことだろ、どうせ殺して食べるんだから」「見ぬもの清し、前川清だもんねー」「そのほうがよっぽど悪辣だな」、という会話を牛肉スープから作った麵を食べながらしました。
その麵はスーパーにあった乾燥麵で、いちおう「蕎麦」と書いてあったけど、ほとんど蕎麦粉は入ってないみたい。「ほーら今夜は日本風に牛肉蕎麦だぞ~」「そんなもん食べないんだよ、なんだ牛肉蕎麦って?」
あ”ー、コパさんちのちらし寿司が食べた~い♪
しっかし、とっさに出てきたのが前川清だあ。氷川きよしという選択肢もあったのに。前川清とクールファイブ(ではなくて、本当は内山田洋とクールファイブで前川清はボーカル)、清の後ろで5人が「うわうわうわうわー♪」とやっていたけど、それが中国語の発音練習にいいんじゃないかと思って、「うわうわうわうわー♪」とか「うをうをうをうをー♪」とか「いやいやいやいやー♪」とか、やっていたのだわ。
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「千字文」「蘭亭集序」「帰去来兮辞」「桃花源記」「五柳先生傳」「春夜宴桃李園序」「陋室銘」「補蛇者説」「愛蓮説」「赤壁賦」「記承天夜遊」を聴く。
『語音発声』を聴く。44回め。
「千字文」を音読する。39回め。
体操セット40分。
11月05日(火)
起床時刻:06時45分
昨日また雷鳥便を送ったついでに、髪をカットした。あと1ヶ月ちょっと辛抱すれば日本だから、と思ったが我慢しきれなくなったので。
シャンプー → カット → またシャンプー → ブローの手順をいちおう踏んでいるが、日本基準に照らすとどうしようもなく粗雑にアタマをこづき回され、シャンプーのたびに水がはねて顔やズボンに飛び、乱暴に巻かれたタオルの下からダラダラ水は顔や首すじに垂れ、「4ヶ月前に切ったの、日本でっ!」のプレッシャーにも負けない兄ちゃんにバサバサ切られて、そこら辺にいそうなショートカットの中国のおばちゃん出来上がり。半乾きで店から出されたが、30元也なので、文句は言えまい。
意外にまあまあ、微妙にスタイルがダサかったが、家に帰って耳にかかる前側(もみあげ?)をハサミでもう少し短くしたら、いい感じになった。クセ毛なので、こういう時、適当に切っても何となくおさまるから便利。
うさピョン♪じゃないが、店には先客が1人しかいなかったのに、店員は6人くらいいた。席に適当に座っているので客かと思ったが、ケイタイや須磨子をいじったりしていた。
先に家に帰った陳さんが、終わるころまた顔を出したので、「あらん♪ そんなに妻が心配~?」と思ったら、カットだけだと安いので、やれ「髪を染めたら?」だの「パーマかけたら?」だの勧められて、断固拒否できないとあっという間に500元、600元になるのだとか。ふっふ、中国人相手でも断固拒否できる日本人妻でしょうに。
さて、口を閉じないと(舌で口腔内をどこかふさがないと)鼻で息を吸えない私ですが、基本の早口言葉のエントリーナンバー①番「八百标兵」は、唇音なので、いちいち口閉じて鼻から吸っても、ぜんぜんOK。今朝もトイレのついでに鏡を見ながら、
1、腹式呼吸で
2、マリ顔で
3、鼻から息を吸って(訂正:鼻口両用呼吸)
4、帰音を意識しながら
5、「八百标兵」
いいね、鼻から息を吸うたびに基本の顔に戻るわ(訂正:鼻口両方呼吸)。そしてそして、「ゆ~っくりおおげさに3声」が呼吸法と深く関係して、いい練習になるようなので、ちょうど「早く上がりすぎ」と言われているダメポイントでもあり、
1、腹式呼吸で
2、マリ顔で
3、鼻から息を吸って(訂正:鼻口両方呼吸)
4、ゆ~っくりおおげさに
5、xiǎo hǎo bǎo (bǎoはけっこう難しい・・)
マイテキストに呼吸法(腹式で鼻から吸う。訂正:鼻口両用呼吸)と発声法(アンパンほっぺ+くしゃみ顔)も載せましょうかね~。前代未聞、空前絶後。
軟口蓋って、持ち上げようとしなくても声を出すと持ち上がる。声を出さなくても、持ち上げられるけど。アゴの付け根を開いて下顎を緩めるのも、くしゃみ顔なら自然とそうなる。なので、アンパンほっぺ+くしゃみ顔で、十分。
こんなふざけたようなポイントでも、1ヶ月もあーだこーだした結果。その前に何年か、あーだこーだ。
マイテキストの初校(諸般の事情でゲラは12月)に備えて、使用語彙のチェック。退屈な作業なので、しばしば中断(笑)。新HSK3級600語のほかに、7月プログラムで知った語彙表1レベル505語を追加。重複が多いのでそれほど増えないが、新HSKは「去年」はあるのに「今年」「明年」はない、ようなことになっているので、拾っておく。
***
「千字文」「蘭亭集序」「帰去来兮辞」「桃花源記」「五柳先生傳」「春夜宴桃李園序」「陋室銘」「補蛇者説」「愛蓮説」「赤壁賦」「記承天夜遊」を聴く。
「千字文」を音読する。38回め。
『語音発声』を聴く。43回め。
11月04日(月)
起床時刻:07時02分
以前録音した老舎「養花」の朗読を聴いてみた。いま聴くと、滑舌(中国語の)悪いし、母音が短いし、ポーズも短く、聴くに堪えない。当時は調子こいてゆーちうぶにアップまでしましたが。。(もう削除してあるよん)
しかし声は低い。出るんだね、あの程度の低い声も。ただちょっと声調の幅が狭いかな?
結局、なんだかんだで発声法をうんぬんかんぬんしているんですよね、あの頃からずっと。発音法もダメポイントはあるでしょうが、これは直しやすい。発声法は難しいなあ。
そういえば、有気音・無気音については、今のところ何も言われませんね。最初に指摘されたダメポイントがどこまで修正できたかと、新しいコツみたいな話で。ダメポイントは、
1、「u」「e」の音色
2、「ng」の響き
3、そり舌、もっと舌を後ろに
4、3声が早く上がりすぎ
中国人はやたら声の通る人がそこら辺にうじゃうじゃいますが、日本での生活でよく通る声といえば、赤ん坊の泣き声と爺さんのクシャミ。いまさら赤ん坊のように泣くのはムリだが、たまに爺さんみたいなクシャミが出る時がある、へ~~っくしょっ、とドッコイ♪(恥っ!)
その時どういう発声法かというと、胸腹聯合呼吸でノドが開き(とくに軟口蓋が上がり)鼻腔によく響いている。ま、これが梅ちゃんの教えてくれた発声法でもあります。がっ!
それで気づきましたよ。私は腹式呼吸はできるけど、ふだん話す時はたぶん口呼吸になっていると思う。黙っていれば鼻呼吸だけど。鼻から吸って鼻から吐く。爺さんのクシャミの時は、鼻から息を吸い(クシャミですから当たり前ですが)、鼻と口から「へっくしょ♪」が出る、腹筋を使って一気に。
というわけで、テキストは?、と見ると、ちゃんと呼吸法も書いてありました。まずは胸腹聯合呼吸で、極意としては、
★息を吸うときは大きく、吐くときは細い糸のように、息は途切れても気持ちは途切れず、声は途切れても意味は途切れない
(吸气一大片,呼气一条线;气断情不断,声断意不断)
★鼻からすっとたっぷり息を吸い、口から細~く長~く息を(声を)出す。
これは長生の呼吸法でもあり、簫などを吹く時に必要な呼吸法でもあります。
口から息を吸って「意識的に」軟口蓋を上げて・・、とやっているから、気持ちとは裏腹に口腔内が狭くなって、「うすっぺらい声」になっていたかも知れませんね。緊張すると、舌やその他、筋肉は縮む方向へ動くので。練習法としては、
①慢吸慢呼
1)鼻からたっぷり息を吸い、丹田に息を溜め(気持ちね、実際には肺に入っているでしょう)、吐くと同時に、xiǎo lán と一声ずつ遠くのほうへ届かせる。
2)深呼吸して、a~~と出しながら、自分のもっともよい声を探り、練習する。声は小さく大きく、高く低く、近く遠く、弱く強く。
3)深呼吸したあと、腹八分ならぬ「息八分」で吸って、数字を1234…とゆっくり発音しながら、力の入れ方、息の調整など確かめつつ、練習する。
4)母音だけa-o-e-i-u-ü、と音色や強弱が変わらないように注意しながら、練習する。
②快吸慢呼
1)(思いがけず喜んだ時のように)すっと鼻から息を吸って、四声の練習。
2)息を丹田に溜めて、ゆっくりおおげさに第3声の練習。
③換気
早口言葉や「三字経」、人名リストの読み上げ、ニュースの朗読などで。
これのあとさらに、「弱く声を出す練習」「強く声を出す練習」もありますが、まずは基本から。
とにかく、「鼻から息を吸う」だわ。PM2.5は鼻毛なんか素通りする、っていうけど。(訂正:鼻口両用呼吸)
だからあれだな、「あくびをかみころしている天地真理」じゃダメだ、口から吸っちゃう。訂正!
★クシャミしそうな天地真理
はあ~っ、今日は「鼻で吸う」に気をつけながら「千字文」を読んでみた。最初のひと呼吸はいいけど、途中の息継ぎが苦しい。息を使い終わっていないのに、鼻から吸おうとするせいだ。アホ。だんだん慣れますかね?
鼻から吸うほうが、すっとお腹のほうに息が入る。ふだんの呼吸は腹式でできていると思う。鼻から吸って、鼻から吐いて。歌の発声練習の時も、鼻から吸ってアクビするみたいな感じで、あ~~♪とか、できている。でもたぶん歌い出すと、口で息継ぎしてるな。せいぜいが鼻口両用だ。みんな鼻で息継ぎ?
えー、お嬢(美空ひばり)の歌をじっくり「見て」みると、鼻で吸っているみたい。北島三郎もそうだと思う。前に紅白で紙吹雪が鼻の穴にはりついたことがあった、鼻で吸っているからだろう。平原綾香は口で吸っているので、「ひゃ~っ」と息を吸い込む音がすごい。笑い出す直前の明石家さんまみたい。
あの~、鼻から息を吸うとき、口を閉じていないと、舌が持ち上がって唇の手前で上顎から軟口蓋にかけてどこか塞ぐ格好になるんですが、いいんですか? 皆さんはどうなの?
訂正:鼻口両方使って可。11月9日の日記を見よ。
**
しっかし、うさピョン♪は面白すぎ。目が離せませんな、かわいい♪
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「千字文」「蘭亭集序」「帰去来兮辞」「桃花源記」「五柳先生傳」「春夜宴桃李園序」「陋室銘」「補蛇者説」「愛蓮説」「赤壁賦」「記承天夜遊」を聴く。
「千字文」を音読する。37回め。
『語音発声』を聴く。42回め。
体操セット40分。
11月03日(日)
起床時刻:06時26分
最近「千字文」は雅坤さんの朗読を聴いていたけど、あの声はなかなか真似できないし、無理に真似しようとして力んでノドに負担かかっていたようなので、しばらく他の人の朗読にする。ネットで拾ったので、誰の朗読か分からないんだけど、雅坤さんより柔らかい、可愛らしい声です。
昨晩7時のニュースのアナウンサーは、男女とも強烈な個性のコンビでした。私がアンパンマン(ジャムパン付き)と呼んだのは、昨日の男性です。康輝さん、だったかな? 顔がキン肉マンみたいなんだけど? ずるいでしょ、あの表情筋は。女性は伝媒大学から引き抜かれてアナウンス部主任をやっている人でした。彼女もずるいでしょ、あの口は(笑)。
顔が強烈すぎるけど、声だけ聞いた時に、いい声だよ~、二人とも。ニュースも聞きやすい。内容がすっと耳に入ってくる。さすがだなあ~。あ、そこは目指してないんですけどね。分をわきまえないとな、いつまでも挑戦が終わらない。
うさピョン♪の奮闘記を読んでいたら、私も片付けたくなったので、本を雷鳥便で送ることにした。ネックはCDやカセットの類。これは受け付けてもらえないので、自分で飛行機で運ぶしかない。けっこう買ってしまったので、場所をとる。
自動車を運転する人が増えたおかげで、車内で聞ける「小説」のCDやMP3がけっこう書店に並んでいます。かなりの熱演もありますが、耳で聴いてわかるように、文章を換えていることも、しばしば。
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「さあ、今日はご苦労さまだったわねえ。お風呂にゆ~っくり
つかって疲れを癒やしなさいねえ。そのあいだにご飯用意するからねえ」
「わーい♪」(ちゃぽん)
「くんくん、いい香りがしますね」
「ジンジャー風呂よ。温まるからね。肩までよーくつかるのよっ!」
「ケーキがひとーつ、ビスケットはふたーつ、さんぼんでもにんじん・・」
「さて、ほかの具材をそろえましょ♪ お豆腐と白菜と~、ネギ!」
「ねぎ?」
「そうよ、ネギ! あーがてっかトンペイいちゃレ~~ン♪
ネギは常備してあります。きりっ!」
「・・よっこらしょーいち、っと」
ぷるっ、ぷるぷるっ。(お湯をはらう音)
「短いあいだでしたが、お世話になりました…」
「えっ、なに言ってんの、まだ煮えてな・・、あ、いや、
もう少しゆっくりお湯につかってなさいよ」
「いえ、ネギあるところ幸なし、が家訓でござりますゆえ」
ぴよっぴよっ♪
「あー、逃げられた。しゃーない、アヒル巻き巻きしちゃう?」
というわけで、お昼は郵便局の向かいにあるお店で久しぶりのダックでございました。
小湯山のマンションに行けば、温泉が冷たいまま出てくるので、電気の棒で温めればはいれる、って面倒くさいよっ。「住んでいる住民が半数に達したらまたお湯にわかして供給される(陳さん)」「ウソだよ~。その半数の人って毎日お風呂につからないでしょ?」「訂正。住民の4分の1が日本人になったら、またお湯にわかして供給される」
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「千字文」「蘭亭集序」「帰去来兮辞」「桃花源記」「五柳先生傳」「春夜宴桃李園序」「陋室銘」「補蛇者説」「愛蓮説」「赤壁賦」「記承天夜遊」を聴く。
『語音発声』を聴く。41回め。
「千字文」を音読する。36回め。
体操セット40分。
11月02日(土)
起床時刻:06時50分
ねこがかっぱになったら朝のパトロールが手薄になったようなので、いま一通りまわってきたぞ♪ とはりきったが、日本は週末からの三連休だった。みんな朝っぱらからゴメンね♪
喘息の定期検診の日程が決まったので、それに合わせて12月中旬から1月中旬まで一時帰国。チケットを手配した。電話を数本かけるだけで、家までチケット(電子チケットの控え)を持ってきてくれ、その人にお金を渡せば、完了。
安いのがアメリカの「達美(デルタ)」で、この時期だと往復2000元ちょっと、4万円しないな。いいのかね、こんな値段で飛行機乗って?
巨大な「鱼缸」はあるくせに「浴缸」のない北京生活に疲れたら、たまに飛行機乗って日本へ息抜きに行ってもいいかも。
うちは「鱼缸」も「浴缸」もないし、洗濯機もないので、手洗いしてます。サンルーム? ベランダならある(ベランダ外にも窓ガラスが貼ってあるので、ここがサンルーム?)、洗濯物はここに吊しておくと、びしゃびしゃ水が垂れたあと、乾く仕組みです。
昨日は電気のメーターを交換に来て、5年に1回やっているそうな。交換すると「新しいメーターは“走得快(早く回る)”ってみんなが言っていたから、前回はやらなかった」と陳さんは言い、いいのか、そんなんで?、と思うけど、関わると面倒なので知らん顔。こういうのもいちいち対応しないといけないとなると、中国で「暮らす」って大変だよねえ。アタマが下がります。
さて、「もっと胸に響かせろ」と陳さんがしつこく言い、この前「声がうすっぺらい」とか言われてケンカして家出した件ですが、・・あ、そこら辺ぐるっと回ってパン屋でラテ買って帰ったら、この男は呑気にシャワーを浴びており、「あれ? 自分のコーヒーだけ? 焼餅(夕飯用)は?」とほざいたので、「私はものすごく怒っている」ことを分からせるために話しかけられても無視したり(笑いそうになるので堪えるのが大変)、それからが修羅場でしたが、「今後いっさい、やる気をくじくような発言は慎むこと! マリ顔でも“烦(うざい)”とか言わないこと!」と約束させましたが、胸の共鳴は確かに少ないので、ふてくされてないでテキストを見る。
えーと、アタマの共鳴はアナウンサーには要らない。口腔と鼻腔と、それから胸。練習方法は、「あ~あ~あ~あ~あ~~♪」と音を下げていく。3声をゆっくり、「は~~お」みたいにたくさん練習する。それから、四字中の3声をはっきり、文中の3声をはっきり、みたいに要素をだんだん増やしていく。最初はシンプルに、ただ低い声が出るようにする練習。
いまの私は、「声調をもっとダイナミックに変化つけて」と言われると、高いほうに音を広げるしかない。低音は、声が割れてしまう。胸(ノドの下)に手を当ててみると、確かに響きが少ない。
であるから、腹式呼吸を確かめるために右手を下腹に、共鳴を確かめるために左手を胸元に、別に左右逆でもいいけど、当てて声を出してみるといいですね。高い1声でも、胸が響くように。
えらい忙しいこっちゃ。鏡も見たり、あちこちチェックポイントがある。
で、このテキストは、最初に練習するのが発音で、まず子音(唇や歯や舌で音を作る)、それから母音(口腔の舌の位置や唇の形で音を作る)、次に声調、の順番。
それから発声で、呼吸のコントロール、口腔のコントロール(発音も関係する)、「吐字帰音」の練習、共鳴のコントロールと練習、声の張り、ノドの保護と間違った発声法の直し方。
最後にいろいろな種類の文章の読み方。直しやすい順番に並んでいるのかな?
よくある間違った発声法とその直し方に、“捏挤(うすっぺらく口からしぼり出すような声)”があるので、ふんっ、ここをじっくり読んで練習したるわい! 陳さんは“鼻音”だろう。ほかに「のど声」「こもり声」「散漫声」「絶叫声」「ぼそぼそ声」がある。
わっ、「うすっぺらい声」の原因は、舌の付け根が緊張して軟口蓋が十分に上がっていないので口腔が狭くなっている他に、主観的に「明るい」声を出そうとしすぎて、ノドが自然と高くなりすぎ、「むだに明るいだけで潤沢な感じがない、色彩のない声」になってしまい、この発声でさらに音量をあげようとすると、ノドを傷めて、「アナウンサー寿命」を縮める、だって! たいへんだ、たいへんだ~♪
練習方法は・・、胸腹聯合呼吸法で息を一定の深さに保つ、自然に口を開けて下顎をゆるめ、軟口蓋を持ち上げて奥歯を離し、「やわらかくu~~」を出し、そこから他の母音も出す。音節表の合口呼(uから始まる韻)と開口呼(aやoやeから始まる韻)を練習する。
つまりだ、ほほを持ち上げようと意識するあまり顔全体はぎこちなくこわばり、「u」の間違った出し方(舌の付け根を下げると思っていた)で舌などが緊張して口腔が狭くなり、ついでに「e」も十分に口が広がらず、「千字文」の雅坤さんの張りのある声を真似しようとして、ただ力んで「むだに明るいだけの潤沢も色彩もない声」になっていた、というわけだわ。
「やわらかくu~~」が練習ポイントですね。おお、「ゆっくり大げさに3声を出す」練習もある。それから「発花轍」「江陽轍」「姑蘇轍」などの詩詞の練習、と。このテキストに載っているのは、
①発花轍(a、ai、ua)
泊秦淮(杜牧)
烟笼寒水月笼沙,夜泊秦淮近酒家。商女不知亡国恨,隔江犹唱后庭花。
②江陽轍(ang、iang、uang)
静夜思(李白)
床前明月光,疑是地上霜。举头望明月,低头思故乡。
③姑蘇轍(u)
悯农(李绅)
锄禾日当午,汗滴禾下土。谁知盘中餐,粒粒皆辛苦。
初春小雨(韩愈)
天街小雨润如酥,草色遥看近却无。最是一年春好处,绝胜烟柳满皇都。
この韓愈の詩なんか、ぜったい下手じゃん! 陳さんが一言で「うすっぺらい」と片付けた声&発音と、梅ちゃんが細かく指摘してくれたダメポイントと、同じことなんですねー。
マリ顔も大切なので、まずマリ顔で「やわらかくi~~」を出して、そのまま「i~u~~~」(この方法はテキストにも載っている)、そこからマリ顔&やわらかく「u~u~u~u~u~~♪」と下がって伸ばす、右手で下腹の腹式呼吸、左手で胸元の共鳴を確認しながら。・・これでどうだっ!!
***
「千字文」「蘭亭集序」「帰去来兮辞」「桃花源記」「五柳先生傳」「春夜宴桃李園序」「陋室銘」「補蛇者説」「愛蓮説」「赤壁賦」「記承天夜遊」を聴く。
『語音発声』を聴く。40回め。
「千字文」を音読する。35回め。
体操セット40分。
11月01日(金)
起床時刻:06時42分
ドラえもんブルー(濃いめ)のダウンジャケットを買った。ダウンで有名なボストン牌の。お洒落にエメラルドブルーと呼んでくれてもいい。さー、来いや-、冬っ!
起きたら日本製空気清浄器が青ランプ2つだったけど、外は340の重汚染らしい。やっぱり効いているんだわ、日本製空気清浄器。・・そこ?
「ao」「iao」を「au」「iau」に書き換えた(書き戻した)結果、韻尾になるのは「i」「u」「n」「ng」の4つ、というところに帰納できた昨日(違うわ、一昨日だ)ですが、相原茂さんはじめ語法の先生方のテキストでこういう説明を見たことがありませんよ♪
そしてテキストを編纂しているのは、語法の先生たちが圧倒的に多い。それかネイティブの先生ね。遠藤光暁さんは音韻が専門なので、違うかも? こんど帰国したら確認してみよう。
「帰音」の「u」から、とんでもないところまで来ちゃいました。
録音して聞いてみると、私の発音はまだまだですね。耳だけ、音だけ、でもしっかり聞こえるように、発音しなくちゃいけない。しかも何度きいても飽きないような朗読。。 こりゃムリかもよ~? ま、梅ちゃんにくらいついて頑張りますが。
由紀さおりは、笑うとアンパンほっぺだ。さすがだな、さおり♪
天地真理のCDをポチ♪しちゃった。長野に届くので、ビックリするだろうなあ。うふふ。
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「千字文」「蘭亭集序」「帰去来兮辞」「桃花源記」「五柳先生傳」「春夜宴桃李園序」「陋室銘」「愛蓮説」「赤壁賦」「記承天夜遊」を聴く。
『語音発声』を聴く。39回め。
「千字文」を音読する。34回め。
「補蛇者説」を聴く。5回×2回(累計100回)。