ＡＫＢ襲撃容疑者「バッグすら持っていなかった」証言も

ＡＫＢ４８の川栄らが刺された岩手県滝沢市のアピオ岩手産業文化センター

　◇のこぎり男　ＡＫＢ襲撃

　５０センチののこぎりを容疑者はどうやって持ち込んだのか。所属するキングレコードは２５日の警備体制は「約１００人。握手前には両手を広げていただくチェック体制をとっていた」と説明。「容疑者はバッグすら持っていなかった」との目撃証言もある。

　▼臨床心理士・矢幡洋氏　のこぎりを使ったのだとすれば、若い女性への深い憎悪を持っている可能性がある。殺害が目的なら、短時間にのこぎりでというのは難しい。傷をつけるのが目的かもしれない。自分より輝いて見える存在に劣等感があり、その大切な顔に無残な傷をつけてやろうとしたのなら、ある意味で殺害より陰湿な攻撃性が出たと言える。刃渡りが長いことから、一人でも多くの人を傷つけるのが狙いだったのかもしれない。

　▼ＡＫＢファンの経済アナリスト・森永卓郎氏　握手会にはリスクがあり、このような事件が起こる可能性はあった。大変残念だ。今年は創成期を支えてきたメンバーが抜け、総選挙も昨年に比べ盛り上がらないなどＡＫＢにとって一番苦しい時期。若い世代が頑張らないといけないのに、こんなつらいことになってしまって…。総選挙では同情票が入るかもしれないが、ファンが支えてあげないと２人は救われないだろう。