にんじんの塔

肌も心も干からびかけたアラサー独女による、恋活のための自省ブログです、いちおう。

作文能力ってどうすれば上達するのかしらねえ

先日、このブログのブクマコメントで「涙が出た」みたいなのを見つけて、けっこう感動した。

まあ、私自身はむせび泣きながら一気に書いたやつなんだけれども、他の人が読んだ時にどう思うかは分からなかったし。(あと、別の記事で「脂ぎったラーメンのような胸やけする文章」みたいなのもツボだった。)

仕事でもそうだけど、自分のしたことで感動してもらえると嬉しいですよね。笑ってくれたり。(嘲笑じゃない方ね…)

 

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高校生まで、私は「現代文」が得意だった。

「現代文」だけは、頻繁に学年トップを取っていた。

でも、「作文」や「小論文」はめっちゃくちゃ苦手で。

作文コンクールで表彰されたことは一度もなし!

私の大学受験当時、国公立大学の文系学部って、後期試験は「小論文」で選考されるところが多かったのだけれども(今も?)、私は「小論文」にとんでもない苦手意識があったので、どこに出願するか本当に悩んだ。

また、大学時代、公務員試験の予備校に通っていたのだけれども、やっぱり「小論文」が苦手で。沢山の赤がついた答案が返ってくるたびに落ち込んだ。一体どんな風に書けば良いのか、いつまでも分からなかった。

要は、そういう試験で評価される“優等生な文章”は苦手なのだろう。
(あ、出版社の筆記試験では「小論文」をパスした。面接で落ちたけれど。)(「小論文」が苦手、とは別の理由で民間に就職したのだけれども、やっぱり公務員には全く向いていなかったと思う。)(会社員にも向いてないかもね…ハハッ!)

高校までの「現代文」の試験って、読解力と、てにをはと、漢字の読み書き能力を測るものだったような気がする。作文能力ってあまり見られていなかった(あ、今も?)。

定期テスト(日ごろの授業の習熟度を測るやつ)に限っては、ぶっちゃけ、試験範囲をほとんど丸暗記していた。出題形式に沿って、あ、このセンテンスの意味は問われるな、とか、この接頭語は出るな、とか。試験範囲の漢字は全部書けるようにしよう、とか。

それがトレーニングになって、実力テストで初めて読む文章でも分かるようになったのだろうか…おそらく。いちおう、読書もしていたけれども…あ、難しい本(漢字が多いやつ)はあまり読んでいなかった。

「作文」を“公式”に評価されたことはなかったけれど、国語教師には「この前の読書感想文良かったよ、感動しちゃった」と、“個人”として褒めてもらったことが何度かある。中学・高校と、3人の国語教師からは本当にお世話になった。


数学や英語や、苦手な科目はいっぱいあったけれど、「国語が出来る人は、他の科目もすぐに出来るようになるよ。数学だって、日本語で書かれた問題文をちゃんと読めないと解けないんだから」と言われたのを信じて、勉強したっけ。


そういうわけで、ブクマコメントを読んでいたら、なんだか、お世話になった国語教師を思い出した。

 

 

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文章を書くこと自体は好きだ。

仕事で、あふれそうなタスクを付箋やメモに落とすと、ひとまず冷静になれるような感じ。

ブログで公開するのは、普通の日記だと続かないし、手書きより疲れないから…。公開するための文章を作る中で考えも多少まとまるし。

でも、たぶん、いまだに「作文」は下手だろうなあ、と思う。

友人や知人に、文章を書くことでお金を貰っている人が何人かいるけれど、文章そのものの完成度だったり、読みやすさだったり、その人のキャラクターが立っていたり…と、自分の書いたものと比べると、全然違うなあ、やっぱりプロは凄いなあ、と羨ましく思う。
(むろん、書籍作家の文章と、Webで注目される文章と、学校での作文能力はまた別だろうけれど。)

私は時々、「あ~!小説家になりて~!」と言う。ちなみに、現実逃避したい気持ちを表現しているつもり…。今のところ、本当に目指しているわけではないし、何事も仕事になるとしんどいだろうなあとも思う。


私が“仕事”で文章を書くことがあったのは、従業員向けの発令や告知、社内規程、あるいはコーポレートサイトに載せるような文章。テンプレートに則って書けば良いようで、案外難しかったけれども(要は、上司の好みの言い回しやリスクヘッジのテクニックを覚えること)。



で、結局、学校教育や試験における「作文」や「小論文」って、どうやったら上達したんだろうなあ。おそらくもう、一生、関係のないことだけれど、急に気になってきた…!

試験範囲をほとんど丸暗記すれば良い点取れちゃう科目もあったのに、「作文」だけは本当に苦手だったから。(クリア出来なかったゲームのことを悔しく思う感じ)(あ、インテリ気取りクソ女だ、これ)


意外と、あの「作文」の試験って、“組織の中で穏便に過ごせるスキル”に関係する気がする。求められる答えを自然に提示できる、優等生。組織の中でうまくやれる人は「作文」が得意だったのではないだろうか。

 

 

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(あー、受験勉強で思い出したけど、フィードバックが得られなくても続けられるスキルも足りないなあ。)

 

なんだか本当に、インテリ気取りクソ女な記事になっちゃった☆

 

駄文を読んでくださった上、温かいコメントをくださった方々が、

私が人生で初めて壁にぶち当たった時に支えてくれた人たちと重なって。

いつもありがとうございます。