2014-05-26
「戒厳令の夜をすぎて」…ポーランドのヤルゼルスキ逝去。享年90歳、政治の逆説を胸に抱いて黄泉へ旅立つ。
2014.5.26 01:33
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140526/erp14052601330003-n1.htm
ポーランド通信によると、同国の共産主義政権の最後の指導者で元大統領のウォイチェフ・ヤルゼルスキ氏が25日、死去した。90歳。長期間闘病していた。
第2次大戦中、ソ連支援下のポーランド軍に入隊。1981年に国防相を兼任したまま首相に就任。国内で民主化運動が高まったことに対抗して同年12月に戒厳令を布告した。89〜90年に大統領を務めた。(共同)
二度、このブログに紹介記事を書かせてもらったことがあり、それからちょっと気になり続けている人だった。
【敗将列伝】民主化直前、ポーランドに戒厳令を布告したヤルゼルスキの話。 - 見えない道場本舗
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20101015/p7
ちょっと状況が分からない人も多いので、マイケル・サンデルばりのクエスチョンで語ろう…
(問)「貴方は大国に従属した、小国の指導者だ。この国で、その大国から実質的にも独立しよう!という運動が発生・拡大し、大国は軍事介入の準備を始めた。/さて、大国の干渉を防ぐためなら、自らの手でその運動を弾圧することは許されるか?」
「銀英伝のレベロ議長のモデルがこの人だ」という出鱈目な都市伝説を語っても、まあ三分の理あたりはある、といえる。じっさい、シチュエーションとしては似通ってる部分もあるのよ。
まあ、馴染みの無い方だと思いますから特に気になさらないでも仕方はない。ただ、上のような指導的立場には絶対に自分は置かれないだろう、とはいえ(笑)、ひとつのIfとして、頭の中でそんな決断のシミュレーションを転がすのも、有益な部分はあるのでは、と思ったりします。
ヤルゼルスキ翁の魂に平安あれ。
氏の在りし日の姿をほんの少しだけどスケッチした文章が載っている、往年のベストセラーがこちら。
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