ありふれている事、目立たない事の価値が下落している。
目立たないので攻撃されない。
自分では何もしないが、全体の恩恵だけは頂戴する。
ありふれている事、目立たない事の恩恵だった。
そういう人が多数派だ。
一方、一所懸命に何かにこだわり頑張る少数派がいる。
変人とか、変なヤツとか言われてきた。
彼、彼女らは、多数派にこびへつらい、我慢してきた。
多数派は、彼、彼女らを苛めたり、不満のはけ口とすることで、平凡である事の価値を正当化してきた。
SNSが変化を起こした。
大きな世界、大きなcommunity、大きな人間社会で、人間のlong tailを成立させた。
少数派は、無理やり小さな世界の多数派に合わせることが不要になった。
少数派がつながり、クリティカル・マスを得て、維持可能な経済圏、生活圏が形成された。
苛めの対象、不満のはけ口をなくした多数派は、自分たちの仲間の誰かを「新たな」苛めの対象、不満のはけ口として選出しなければならない。
多数派はイライラしている。苛める対象としての少数派が消えたので、今度は自分が苛められるのではないか、自分は全体の恩恵をもらえなくなるのではないか、そういう不安にさいなまれるようになった。
平凡の価値が下がり、特徴があることの価値が上昇している。
まだ始まったばかりだ。
社会が変化する時、平穏ではないだろう。
嫌かもしれないが、この動きは止まらない。
目次 : Web2.0第二フェイズ:Google VS Facebook
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