握手会 テント入りすぐ切りかかる

5月26日 4時23分

２５日、岩手県滝沢市で行われたＡＫＢ４８の握手会で、メンバー２人など合わせて３人が男に突然切りつけられてけがをした事件で、男は握手が行われていたテントに入ってすぐに、近くにいたメンバーに切りかかったことが、警察への取材で分かりました。
警察は、殺人未遂の疑いで逮捕した男を、２６日から本格的に取り調べ、動機を解明することにしています。

２５日午後５時ごろ、岩手県滝沢市で行われていたＡＫＢ４８の握手会で、突然、男がのこぎりのような刃物でメンバーに切りかかりました。
警察によりますと、メンバーの川栄李奈さん（１９）と、入山杏奈さん（１８）、それに２０代のスタッフの男性の合わせて３人がけがをしました。
３人は命に別状はないということで、ＡＫＢ４８の関係者によりますと、川栄さんと入山さんは指を骨折し、頭や腕に切り傷があり、２５日午後９時から盛岡市内の病院で手術を受けて、２６日午前０時ごろに無事終わったということです。
警察は、青森県十和田市の無職、梅田悟容疑者（２４）を殺人未遂の疑いで逮捕し、梅田容疑者は調べに対して、「人を傷つけたことに間違いはありません」と話しているということです。
警察によりますと、会場ではメンバー５０人ほどがテントなどの中でファンとの握手に応じていて、梅田容疑者は順番が回ってきてテントに入ってすぐに、近くにいたメンバーに切りかかったということです。
警察は２６日から本格的に梅田容疑者を取り調べ、動機の解明を進めるとともに、会場の警備態勢などについても調べることにしています。