Macを買ったばかりの初心者の頃、一番怖いのってMacの調子が悪いことですよね、当たり前ですが。『MacBook Air』のCPUが常に100%状態でなんかやたら重くなったり、『iMac』でログインする度に消したはずのアプリが起動したり、『MacBook Pro』がスリープしなかったり、『Mac Pro』がカーネルパニックを起こしたり……。筆者の経験したトラブルだけでも結構ありますね。ちなみに、MacのCPUの状態をチェックするためにオススメのアプリを以前紹介したので、参考になるかもしれません。異変に早く気づきたいという人はインストールしておいても損はないですよ。
さて、今回は、「なんかMacの調子が悪いなー」と思ったときに試したいことをいくつか紹介します。
その1:PRAMリセット
まず最初はPRAM(パーマネントランダムアクセスメモリ)のリセットです。詳しい説明は以下のリンクからどうぞ。
と言っても難しいことはなく、一旦電源を落として、command + option + P + R
を押しながら電源ボタンを押して起動するだけです。MacBookシリーズの場合、左手の小指で“option”、薬指で“command”、中指で“R”、右手の人差し指で“P”を押しながら余っている指で電源ボタンを押すとうまくいくと思います。これ、意外と難しいんですよね(笑)。起動音が2回鳴れば成功です。システム的な不調はだいたいこれでなんとかなります。
その2:SMCリセット
次に試したいのはSMC(システム管理コントローラー)のリセットです。詳しい説明は以下のリンクからどうぞ。
簡単に説明すると、『MacBook Air』や『MacBook Pro Retina』などでは「電源を落とし、電源に接続してshift + control + option
を押しながら電源ボタンを押し、同時に離す」、『iMac』や『Mac mini』、『Mac Pro』では「電源を落として電源コードを抜き15秒放置、電源コードを挿して5秒待って電源を入れる」です。ハードウェア的な不調はだいたいこれでなんとかなります。
その3:ディスクを修復
これでもダメならリカバリディスクから起動して、ディスクの修復をかけましょう。
普通に起動ディスクで起動して『ディスクユーティリティ』を起動しても、起動ディスクのディスクを修復は選択できなくなっているんですが、リカバリ領域から起動して『ディスクユーティリティ』を選択すると、起動ディスクの修復ができます。リカバリ領域からの起動は上のリンクにあるとおり、command + R
を押しながら電源を入れる、です。ファイルにアクセスできない、みたいな不調はこれでなんとかなることが多いです。
おわりに
という訳で、いかがでしたでしょうか。この他にも上級的なトラブルシューティングの方法はいくつかあるようですが、なんか調子が悪いなー的なときには、とりあえず上の三つを試してみるといいんではないでしょうか。
ちなみに、もう一個“セーフモード”で起動するという技もあります。個人的にはこれで問題が根本的に解決したことがないのでとりあげませんでしたが、参考になるとは思いますのでリンクだけ貼っておきます。
これで直らなかったら? そのときは、Apple StoreのGenius Barに行きましょう。
保証期間がそろそろ危ないんで、延長しようか迷ってます。