メトロポリタン美術館、所蔵品40万点をパブリックドメインに
Flickr/Michael Gray
米ニューヨークのメトロポリタン美術館は、2014年5月16日、所蔵作品のデジタル画像の一部をパブリックドメインとして開放した。
所蔵作品40万点をパブリックドメインとして開放
今回、パブリックドメインの対象となったのは、17世紀を代表する画家レンブラント(Rembrandt van Rijn)の自画像や米写真家ウォーカー・エバンス(Walker Evans)の作品など、およそ40万点。
これらはウェブサイトで公開されており、非営利目的であれば、無償かつ承諾なしで、ダウンロードし、利用することができる。
メトロポリタン美術館では、所蔵作品をパブリックドメインのもとで自由に開放することにより、学生・教育者・研究者・キュレーター・学術出版社らの学術的・文化的活動をサポートしたい考えだ。
今後も定期的に、パブリックドメインの対象を広げていく方針だという。
美術分野でのパブリックドメイン化が進む?
美術分野でのパブリックドメイン化の動きとしては、芸術機関として世界一の資産を保有するゲティ財団(J. Paul Getty Trust)の「ゲティ・オープンコンテンツ・プログラム(Getty Open Content Program)」も知られている。
ゲティ財団に加え、メトロポリタン美術館が所蔵作品のパブリックドメイン化に乗り出したことで、米国内外の他の美術館・博物館にも同様の動きが現れはじめるかもしれない。
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2014年05月25日 13:55
この記事MoMAではなく、The Metの間違いでは。
Metです、これは。
ニューヨーク近代美術館(MoMA)との記述は、メトロポリタン美術館(The Metropolitan Museum of Art)の誤りでした。大変申し訳ございません。 記事を修正し、改めて投稿いたしました。