職場で、「WindowsXPを使っている人への注意喚起」みたいなペーパーが回ってきました。見ると、XPがサポート終了することなどが書かれており、注意を促すと同時に細かく対応の仕方が書かれていました。新しいOSへの移行であるとか、XPはオフラインで使いましょうとか、そういう話ですね。

個人のPCと異なり、組織で使うPCの場合責任問題というのがありますから、公式サポートがつかないXPを入れっぱなしにはできません。当然、オフィシャルなものはさっさと切り替わっていたわけですが、個人で使っている人にも注意を促した方がいいだろう、ということで、配られたようです。わからない人には対応係(同僚数名)の者がレクチャーしますというサービスつきで。

その後、係を担当している友人とお昼を食べていたのですが、彼がひとこと、「疲れた」と。

何があったのかたずねると、今日1日、多くの職員の「PC悩み相談」で時間がつぶれたというのです。XPからの移行について知らない人、どうすればいいか分からない人が多かった……といえばそれまでなのですが、そもそも自分が何のOS使っているか分かっていない人が半分くらいいた、というのですね。

これはさすがに驚きました。

たしかに私のいるところは若い人よりも中高年の方が多く、50~60の割合が3割にも達しようかというところですが、提出書類とかは基本全部PC入力です。それなのに、OS何使っているかも知らない/分からないでいたとは……。

話を聞いていて、予想以上の惨状にちょっぴりビビってしまいました。実際問題、こういう状態であることのほうが、OSのアップデート云々よりも深刻な「セキュリティ問題」である気がします。アップデートファイルもウィルスソフトも、無知というセキュリティーホールを埋めてはくれないですからねぇ。