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「常軌逸した近接」 防衛相が中国を強く批判5月25日 12時07分
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小野寺防衛大臣は記者団に対し、24日、東シナ海で自衛隊機に中国の戦闘機が相次いで近づき、一時、30メートルから50メートルまで接近したことについて、「常軌を逸した近接だ」と強く批判したうえで、公海上の情報収集活動に制限はないとして、これまでどおり警戒監視に万全を期す考えを強調しました。
24日、東シナ海の日中中間線付近で、監視飛行をしていた海上自衛隊のOP3C画像データ収集機など自衛隊機2機に、中国のSu27戦闘機が相次いで近づき、一時、30メートルから50メートルまで接近しました。
これについて小野寺防衛大臣は、25日午前、防衛省で記者団に対し、「1つ間違うと偶発的な事故につながる可能性がある危険な行為だ。搭乗員の報告によると、戦闘機にはミサイルが搭載されていた。ごく普通に公海上を飛んでいたのに近接することはありえず、常軌を逸した近接だ」と強く批判しました。
そのうえで、小野寺大臣は「安倍総理大臣には、きのう夜報告し、『引き続きしっかり態勢を取るよう』と指示があった」と述べるとともに、「中国に対しては外交ルートを通じて抗議した。自衛隊機の活動は、従来から行っている情報収集であり、公海上なので何の制限もない。今後も必要な警戒監視を行っていく」と述べ、これまでどおり警戒監視に万全を期す考えを強調しました。
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