防衛省は24日夜、東シナ海の公海上空で同日午前11時と正午ごろ、海上自衛隊の画像情報収集機OP3Cと、航空自衛隊の電子測定機YS11EBが、中国軍のSU27戦闘機2機の異常接近を受けたと発表した。中国戦闘機は海自機には約50メートル、空自機には約30メートルまで近づいたとの情報があり、確認を急いでいる。
自衛隊機は中国とロシアの海軍による合同軍事演習を監視していたもよう。演習は対潜水艦作戦などを想定したものとみられる。中国が他国軍とこうした演習を東シナ海で実施するのは異例。
小野寺五典防衛相は同日夜、「偶発的事故の発生につながりかねない危険な行為だ」と批判するコメントを発表。外交ルートを通じて中国政府に申し入れたことを明らかにした。
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