井上久男「ニュースの深層」
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「40歳定年」して食っていく、3つの心構えと5つのノウハウ。そして筆者はなぜ40歳で朝日新聞を辞めたのか

2014年05月25日(日) 井上 久男
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photo Getty Images

最近、「40歳定年」という考え方をよく耳にする。その意味は概ね、40歳で自分のキャリアを棚卸して新しいことに挑戦し、健康である限り、生涯現役でいられるような職業人生を送ることである。得意分野を持つサラリーマンがそれを活かして、コンサルタントなどとして独立することや、ポストもなく停滞気味の大企業から事業拡大を狙う元気な新興企業に転職することなどがイメージできる。

筆者は「40歳定年」を実行した人間である。今からちょうど10年前の2004年、その言葉が世間にまだない頃、約13年間勤めた朝日新聞社(経済部記者)を40歳で退社、どこの会社にも属さないフリーのジャーナリストに転じた。

月給とボーナスが確実にいただける身分の安定したサラリーマン記者を捨てて以来、著述業という自営業で何とか生計をたてている。記者は特殊な職業なのかもしれないが、40歳で大企業を辞めて食っていくには何が必要かを、自分の経験を踏まえて考えてみたい。独断と偏見がかなり入ることをお許しいただきたい。

40歳で会社を辞めて食っていく3つの心構え

最初に40歳で会社を辞めても食っていくための基本的な考え方(心構え)について述べる。自分で何かやれるノウハウやスキルを持って独立することを前提としてお話ししていく。正直に申し上げて、最初からこんなことが分かっていたわけではない。過去10年間を振り返っての後付的解釈である。しかし、これから「40歳定年」を実行される方に少しでも参考になればと思う。

まず、独立して食っていくためには、(ⅰ)自己中心的(自分勝手)であること(ⅱ)興味の対象は広くもっておくこと(ⅲ)不快なことがあってもくよくよと考えないこと(不快なことはすぐに忘れること)が不可欠であると思う。

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