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露 北方領土問題で日本の出方見極め
5月25日 3時09分

ロシアのプーチン大統領は、ウクライナ情勢を巡ってロシアに対する欧米の制裁に日本が加わってから初めて北方領土問題について触れ、「領土交渉をする用意があるが、日本にその用意があるのか分からず、聞きたい」と述べ、日本側の出方を見極める考えを示しました。

ロシアのプーチン大統領は24日、サンクトペテルブルクで日本や欧米、それに中国やインドなどの通信社の代表と会見しました。
このなかでプーチン大統領は、ウクライナ情勢を巡ってロシアに対する欧米の制裁に日本が加わったことについて、「日本が制裁に加わったことに驚いた」と述べました。
そのうえで、北方領土問題について、「ロシアは領土交渉をする用意があるが、日本にその用意があるのか分からず、聞きたい」と述べて、日本側の出方を見極める考えを示しました。
また、プーチン大統領が2年前に「引き分け」ということばを使った解決策については、「難しい交渉の結果、生まれてくるもので、最終的な答えはまだない」と述べました。
そして、「相互に利益を損なわず、どちらも負けと感じないようなものであるべきだ。難しいが不可能ではないと」として、ロシア側として相互に受け入れ可能な解決策を模索していく姿勢を示しました。

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