2015年春に長野―金沢間が開業する北陸新幹線のレール締結式が24日午後、JR富山駅で開かれた。残っていた58カ所のボルトを関係者がレンチで締め、東京から金沢まで約454キロのレールがつながると、出席者約100人が一斉に拍手した。
式典には国土交通省の野上浩太郎副大臣、鉄道建設・運輸施設整備支援機構の石川裕己理事長、富山県の石井隆一知事らが出席。石井知事はあいさつで「北陸は首都圏のすぐ隣になる。開業を機会に地域活性化に全力で取り組みたい」と話した。
式典の最後には、つながったレールの上を作業用の記念車両がゆっくりと走行した。
北陸新幹線のレール工事は10年12月に長野県の飯山トンネルで始まり、長野―金沢間の約228キロを新たに敷設した。今後は機構とJR東日本・西日本が協力して設備の検査、走行試験などを進める。
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