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上海在住邦人約1万人減 大気汚染原因か5月24日 6時49分
中国で最も日本企業が集中する上海に在住する日本人が、1年間でおよそ1万人も減ったことが分かり、大気汚染が深刻になっていることなどが原因とみられています。
上海の日本総領事館によりますと、去年10月1日の時点で総領事館に登録している上海市在住の日本人は、およそ4万7700人で、前年の同じ時期の5万7400人からおよそ1万人も減りました。また、上海市に加えて、江蘇省や浙江省など総領事館が管轄する周辺の4つの省も合わせた地域の日本人の数は、6万4300人で、1年間に1万4000人余り減りました。
減少の理由は明らかではありませんが、上海の日系企業などでつくる上海日本商工クラブの会員数は減っていないことから、PM2.5による大気汚染の深刻化などの影響で、家族を帯同せず単身赴任を選ぶ駐在員が増えていることが主な原因とみられています。
また、日本企業のなかには、コスト削減などのために、日本人駐在員を減らして現地社員に切り替える動きがあり、これも原因の1つだという見方が出ています。
上海在住の日本人が減るのは、20年前に統計を取り始めて以来、初めてだということです。
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