2014年5月23日11時17分
函館市の団地の物置から一部が白骨化した男性の遺体が見つかった事件があり、遺体がポリ袋に入れられていたことが22日、函館中央署への取材で分かった。同署は死体遺棄の疑いで調べている。
同署によると、ポリ袋に入れられた遺体は物置の床に置かれていた。袋の口は縛られていて、密封された状態だったという。物置にはカギがかかっていた。
21日に発表された遺体の司法解剖結果によると、年齢は推定で60歳以上。しかし死因や身元は判明しなかった。
遺体は、日本年金機構から受給者の男性(91)の所在がつかめないと相談を受けた同署が20日に男性宅を捜索して見つかった。
また函館市によると、2010年に全国で所在不明の高齢者が相次いだことを受けて、市は同年から高齢者の所在確認を始めた。男性の自宅を訪ねるなどしたが、連絡がとれなかったという。昨年10月に男性にあてて所在を尋ねる手紙を郵送したところ、同年11月に男性の名前で、現在も居住しているという内容の返事があったという。同署はだれがこの返信を書いたか調べる方針だ。
おすすめコンテンツ
※Twitterのサービスが混み合っている時など、ツイートが表示されない場合もあります。
朝日新聞社会部
PR比べてお得!