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梅澤貴典・大学職員のための情報収集法2014年バージョン

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    梅澤貴典・大学職員のための情報収集法2014年バージョン 梅澤貴典・大学職員のための情報収集法2014年バージョン Presentation Transcript

    • 大学職員のための 学術情報収集法・ 大学図書館最大活用法 梅澤貴典
    • 学術情報を取り巻く環境・大学図書館の役割の変化 ★ インターネットの発達によって、個人が収集できる情報の「量」は飛躍的に増加。 →ただし「質」に関しては玉石混交。 用途に応じて探し出すスキルが必要。 ★ 経済・法律・科学技術など各分野において専門性が高く裏付けのある情報は、 大部分が有料であることはあまり認識されていない。 → 「どのように入手できるか?」を知ることで、情報収集・企画立案力に差がつく。 →「ネット環境さえあれば、どんな情報でも手に入るようになった」という誤解。 (有料情報は、一般検索エンジンのサーチボットの収集対象外。) ★ 企業や団体に勤めて職務に責任を持つ社会人にとっては、一般検索エンジンや フリー百科事典などに頼った信憑性の低い情報の安易な利用が許されないこと はもとより、集めた情報の出典表記など活用上の知識不足も大きな問題となる。 →情報の正しい「探し方」・「活用の仕方」両方に関する「学術情報リテラシー」が重要。 2
    • ★信頼性・正確性・客観性 →Web情報を頼るのは危険。 情報の評価基準を持ちましょう。 ★専門性・網羅性・鮮度 →書籍・大型書店も完全ではない。 ★費用対効果 →個人で集められる情報には限界がある。 ★再生産性 →情報集めは手強いが貴重な経験。その場限りだけではなく、 将来にわたって情報収集・選択・活用する力を養い、財産となる。 →知識の体系化。
    • 学術情報の流れ 新しい発見や技術 新聞・ネット のニュース 学術雑誌(冊子& 電子)に論文が載る 論文執筆 査読 世界中で 情報共有 START! 基礎・概論 が本になる 大学で学習・研究
    • 大学図書館の統合データベース例「GACoS」 東大学術情報検索ゲートウェイ
    • 調査の入口は、昔も今も百科事典から 「何となく」は知っている言葉でも、 大学業務での企画書あるいは 大学院のレポート・論文に書ける レベルで理解しているか? その情報は何という資料に載っていて、誰が書いたのか? (→引用に値する、責任ある情報なのか?)→説明責任 契約大学のみ
    • 図書館の資料を探す(蔵書検索) リンクに注目! (著者・分類・件名) 見つからない場合、 他大学の図書館も探す! 関連文献を芋づる式に探す! (CiNii Books)
    • NDC(日本十進分類法)の基礎知識 0 総記 1 哲学・宗教 2 歴史・地理 3 社会科学 4 自然科学 5 技術家政 6 産業 7 芸術 8 言語 9 文学 300 社会科学 310 政治 320 法律 330 経済 340 財政 350 統計 360 社会 370 教育 380 風俗習慣 390 国防・軍事 370 教育 371 教育学、教育思想 372 教育史・事情 373 教育政策、教育制度、教育行財政 374 学校経営・管理、学校保健 375 教育課程、学習指導、教科別教育 376 幼児・初等・中等教育 377 大学、高等・専門教育、学術行政 378 障害児教育 379 社会教育 小数点以下で さらに細分化…
    • NDC(日本十進分類法)の基礎知識 377 大学.高等・専門教育.学術行政 .1 大学の管理・組織・運営.法令・基準.大学の自治 .13 大学教職員 .15 教育課程.講座.教授理論.教授法 .17 大学の施設・設備 .2 大学の歴史・事情 *地理区分 .28 個々の大学誌:総合大学,単科大学,大学院 .3 短期大学.高等専門学校 *旧制高校・専門学校はここに収める .5 学位 *名簿、学位論文目録はここに収める .6 海外留学.交換教授.国際学術交流 .7 学術研究奨励 .9 学生.学生生活.学生問題,学生アルバイト, 学生祭,学生寮,就職問題,同窓会 .96 学生組織.学生運動
    • 370 Education 371 Schools & their activities; special education 372 Elementary education 373 Secondary education 374 Adult education 375 Curricula 376 [Unassigned] 377 [Unassigned] 378 Higher education 379 Public policy issues in education DDC:デューイ十進分類法(洋書の例)
    • 「WebCat Plus」による連想検索 キーワードだけでなく、 文章からも関連書を 検索できる! その本を自大学が持って いるか?なければ どこの大学にあるか? までが分かる!
    • 他大学の蔵書まで探す(CiNii Books)。 「CiNii Books」 (国立情報学研究所) どの大学が、どの本を (雑誌については何巻・何号まで) 持っているか?が分かる。 → それが分かれば、 図書館で取り寄せが可能。 http://ci.nii.ac.jp/books/
    • どの雑誌にどんな論文が載っているのか? どんな本があるのか?を調べられるデータベースの例 書店には並ばない、大学等で発行された紀 要や、学協会発行の学術雑誌などを検索で きます。国立情報学研究所(NII)の提供。 (無料) 国立国会図書館が所蔵する資料の全てを探すこと ができるほか、都道府県立図書館、政令指定都市 の市立図書館の蔵書、国立国会図書館や他の機関 が収録している各種のデジタル情報などを探すこ とができます。 (無料) 米国ProQuest社が提供する人文・社会科学系電子ジ ャーナル、新聞など幅広い分野のデータベースです。 (図書館が契約している大学のみ利用可) 本探しに便利! 大量の情報の中から、人間の思考 方法に近い検索技術「連想検索機能」を使って、必 要な図書を効率的に探すことができるシステム。 (無料)
    • 日本の論文データベースの例 (CiNii articles) http://ci.nii.ac.jp/
    • 国立情報学研究所・その他のデータベース 科研費研究 http://kaken.nii.ac.jp/ 日本の学術機関リポジトリ http://jairo.nii.ac.jp/
    • ご近所の図書館蔵書検索「カーリル」 http://calil.jp/
    • 海外論文・雑誌新聞記事 データベースの例(ProQuest) キーワードや人名により 主要紙・新聞の記事検索 契約大学のみ
    • 海外論文・雑誌新聞記事 データベースの例(ProQuest) クリックすると全文閲覧が可能。 (こちらはThe Washington Postの記事) 契約大学のみ
    • 海外文献・記事検索の例(Worldcat) http://www.worldcat.org/ 米国議会図書館(Library of Congress)や 大英図書館(British Library)など政府系図書館、 ハーバード大学やスタンフォード大学、 オックスフォード大学やケンブリッジ大学を はじめとする主要大学の図書館、 その他NASAやスミソニアン研究所、 メトロポリタン美術館や 世界銀行といった公的機関を含む、 世界170ヶ国/地域の72,000以上の機関が参加。 世界中の20億件をこえる図書館資料が 誰でも検索可。(記事の全文閲覧可否は アクセス元大学の契約によって異なる。)
    • 世界最大級文献DB(Web of Science) 引用文献を 芋づる式に 辿れる! 全文まで見られる場合も。 (大学ごとの契約による) お知らせ機能 必要な論文情報を 蓄積できる! 契約大学のみ
    • 「Web of Science」の引用Map機能 契約大学のみ
    • 現行法規・判例を調べる 第一法規法情報総合データベース D1-Law.com 契約大学のみ
    • 現行法規を調べる 政府の法令データ提供システム「E-Gov(イーガブ)」 http://law.e-gov.go.jp/
    • 統計を調べる(1.政府統計の総合窓口) http://www.e-stat.go.jp/
    • 海外統計情報の例(国連E-government) http://unpan3.un.org/egovkb/
    • 新聞記事データベースの例(聞蔵Ⅱ) 図表や写真も 閲覧可能! 契約大学のみ
    • 調べ方を調べる(国立国会図書館リサーチ・ナビ) http://rnavi.ndl.go.jp/rnavi/
    • レポート・論文執筆の決まり 「どこまでが他人の論文からの引用か」 「どこからが自分の考えか」を明示する。 引用した論文・参考文献の出所を明らかにする。 自分の論文 先行論文 先行論文 参考文献 自分の考え 未来に書かれる論文 誰が、何という論題で、どの雑誌の 何年何巻何号に書いた論文の どのページから引用したのかを 明 記するのがルール。 自分の論文も、 将来誰かに 引用されるか も?
    • 引用表示の一例(雑誌論文を引用する場合) 【本文】「著作権という概念はもともと近年の科学技術医学分 野の学術雑誌には存在しなかったといってよい」 1) と言 われるが、複写の普及と電子技術の発達に伴い… 「引用した部分」に、 脚注番号)を振る。 文章の最後に「参考文献」 として番号順に 出所を表記する。 脚注番号) 「論文名」, 『掲載されている雑誌名』, 巻, 号, ページ 1) 時実象一「学術論文の著作権」,『情報の科 学と技術』, Vol.56, No.6, p.282-287 ※ ここに示すのは、代表的な一例。引用情報表示の書式は投稿先によって変わるので注意。 参考文献 著者名
    • 引用表示の一例(本・URLから引用する場合) 3)中央大学. (2006.12.10). 研究者情報データベース. (http://tora2.tamacc.chuo- u.ac.jp/scripts/websearch/index.htm). (accessed 2007.3.17) 2)小笠原喜康『大学生のためのレポート・論文術』, 講談社,2006,p.52, (講談社現代新書 Y680). 著者名. 『書名』, 出版社名, (シリーズ名). サイトの運営者名. (記事の日付). タイトル. (サイトURL). (情報入手日) 【注意!】ネットの情報は、信頼できる運営者(大学・研究所・学会・学術出版 社・新聞社など)のものしか使えない。検索エンジンを過信しないこと。 出版年, 引用ページ, 脚注番号) 脚注番号)