東山正宜
2014年5月23日21時40分
宇宙航空研究開発機構(JAXA)と三菱重工業は22日、H2Aロケット24号機を24日午後0時5分に鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げると発表した。
H2Aロケットの打ち上げが今年度、過去最多の4回になりそうだ。24日の陸域観測技術衛星「だいち2号」を皮切りに、年末には小惑星探査機「はやぶさ2」も打ち上げられる。H2Aは兄弟機のH2Bを合わせ、ここ5回連続で予定時刻に上がっており、延期の少なさが、見学者にとっても魅力となっている。
関係者によると、H2Aの打ち上げは今年度、「だいち2号」と「はやぶさ2」のほかに情報収集衛星2基もあり、計4回の予定。製造元の三菱重工によると、これまでは2006年度の3回が最多だった。今年は2月にも全球降水観測衛星を打ち上げており、年間では計5回に。こちらも06年の4回を超えて過去最多になりそうだ。
時刻通りの打ち上げも続いている。悪天候で1日延期された11年の20号機以降3回連続。H2Bの2機を合わせると5回連続で延期がない。三菱重工は時間の正確さを衛星打ち上げ市場にPRしており、今月には、2基目となる商業衛星を受注したと発表した。
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